古民居11;40
お腹が一杯になり、疲れも出て来ていたので・・住居はみな同じ形式だろうからと、パスしました
日昇昌(中国票号博物館) 12;00~12;30
日昇昌は清の道光4年(1824年)に平遥で創業した中国初の個人金融機関です。
もともと顔料問屋として全国に支店をもっていた日昇昌は、そのネットワークと財力を活かして金融業を始めました。
このような金融機関のことを「票号」とび、清代末期には実に全国の半分以上にあたる20軒以上の票号が平遥にあったそうです。
中でも日昇昌は特に規模が大きく、幅広い経営を行っていました。
現在は当時の建物を一般公開し、票号に関する資料を展示する博物館となっています
部屋を出た所に一人の男性が当時の服装で机に向かい書類を書いていました・・毛筆でとても小さなきちんとした字です
他にも 厨房chufang(台所)や 后厅houting(大宴会室)もあります
百何十年も前に作られたものなのに・・今でも実際に使っていてももおかしくないようなしっかりした設えです
今日の観光予定は大体終わりました
後は城壁の夕陽と古城の夜景を見物するのみとなりましたので
一旦ホテルに帰って休憩し、又、夕方から出かけてくることにしました
ホテル13:00着~1時間少しお昼寝をした後、近くにある長距離バスセンターに様子を見に行きました
明日は五台山に行くのだけれど、平遥から直接五台山に行く交通の便が無いので・・一旦太原に戻るのです
太原から五台山行の長距離バスに乗って移動します
明日一番の切符がとれました・・・太原まで二人で52元です 来た時は晋祠に寄り道しましたが560元かかりました
ちょっぴり嫌な思いがよみがえりましたが・・好い経験になったので、勉強代にしては安いものです
北門に着いたのはまだ5時半で・・城壁の夕陽を見るにはまだ時間があるのでぶらつくことにします
特産品としてあちこちに並べられている、漆の宝石箱・・やはり一寸気が乗りません
古城一绝yijue(優れた技)と銘打った袖珍皮影戏xiuzhenpi yingxi(影絵でしょうか)
私は少し興味があったのですが・・時間を考えてか夫が断ってしまいました
待つ時の時間はとてもゆっくり流れます
夫と二人で道端にしゃがみ、城壁の上の太陽とにらみっこでです
もうしばらく待ってみると言う夫を残して・・私は北門の城壁に上がります
昨日は北門→西→南門まで歩きましたので・・反対方向を歩いてみようと思ったのです
屋上でハトを飼っている人がいます(こちらは白いハトはあまり見かけません)
西側に比べとても庶民的な香りがします・・屋上に太陽熱温水器が沢山見えます
私は高所恐怖症ではないのですが・・高い所を一人で歩くのはとても不安な感じで途中から引き返しました
平遥古城の夕陽
城壁の下から撮った夫の作品
城壁の上から沈む夕日を狙う夫・・・お天気のせいか、カメラのせいか、腕のせいか ふぅ~!
城壁は6時半閉門になっているのにギリギリ頑張りました・・・
もう少し遅かったら城壁で夜明かしをしなくてはならなかったかも
古城の夜景観賞
私は幼い頃から夜の外出が怖い人なのです・・
田舎でそだったせいでしょうね、お日様が沈むとすぐに家に帰りたくなる好い子です(笑)
旅行に出てもそれは同じで、夕飯を済ませるとすぐにホテルに帰って休むか、ホテルで食事をして休むかです
夫もお酒を飲みませんので夜の街にあまり魅力を感じないようなのです
今回は中国のサイトの口コミで・・
平遥に行って、観て帰らなければ後悔する5つの物の中に、この城壁の夕陽と夜景が入っていました
昨日観光した文庙にもポスターが貼ってありましたので・・益々、これは見て帰らなければと張り切ってしまいました
日が暮れかかっているにも関わらず、人出は増々多くなっているようです
地元の人に尋ねながらやっと到着です
でも何の変哲もない飲食街に見えます
ロバさんも夜のお仕事?に向けて待機中です・・夜にロバさんに乗って観光するのかな?
突き当りにはこんな門がありました
夜な夜な不思議な雰囲気に変って行くのかもしれませんね
疲れてしまって、ここのお店でソフトクリームを買い、大の大人が二人でなめなめ帰りました
重い足を引きずりながら北門に向けて歩いていると・・耳に懐かしい日本語が飛び込んできました
平遥で聞く初めての日本語です・・・声をかけてみました
やはり日本人ツアーの方々で、平遥観光三日目で明日は洛陽に行くそうです
彼女の話によると昨年に比べて平遥の観光客は十分の一に減っているそうです
夜空に浮かぶ北門城楼・・何ともロマンティックです!
明日は7時半のバスで太原に向かい、太原から五台山に移動します
その時代の人々の忍耐が花開いたともいえると思います
全く新しい物が入り込んでいないのです
どんどん新しくなっていく中国の中でこんな都市が残っているのは嬉しい限りです
城郭都市の面影をそっくり残しているんですね。
以前チャンイーモウの紅夢という映画の、舞台になった大邸宅が平遥にあると聞いたことがあります。大富豪の第四夫人になった女性の閉鎖的な生活を描いたものでしたが、四方院付の建物と紅い提灯はそのイメージと重なりました。自由に旅ができる時代に生まれて幸せです。
それでも伝統的な街並みや建築群は、魅力的で時を超えて、ひき寄せられますね。いつか行ってみたいです。
写真はアップしていませんが、かまどや生活用品などを見て
昔の日本もこんなだったなぁと、懐かしく感じました
この街の保存の様子を見て、栄枯盛衰を味わった
この地の人たちの心意気を感じます
中国を旅行するのは夫の念願ですので、
私も一緒に楽しませてもらっています
親近感を感じます。
説明文すごくほんわかしてて楽しく拝見させていただいています。
御主人の優しさが伺われて微笑ましいかぎりですよ。
留学の合間のご旅行で充実していますね。