【 烟台の観光 】
海洋観光資源が中心で、今日では「三区十景一条帯·四城五園六条線」と呼ばれる観光スポットが整備されている
三区とは煙台金沙灘省級リゾート(度假区)·養馬島省級リゾート(度假区)·蓬莱風景旅遊区の総称で、十景とは蓬莱閣·長山島·雲峰山·昆嵛山·羅山·屺山母島·徐福故里·叢麻院·牟氏荘園·鳳城万米海灘の10カ所の観光地、一帯とは莱州三山島から牟平養馬島までの景観地区を指す。
また四城は中華民俗博覧城·黄海遊楽城·塔山競技遊楽城·芝罘島海滨美食城の四つのテーマパーク、五園は南山公園·煙台山公園·砲台山公園·毓璜頂公園を指し、六条線とは現地の観光局が制定した6つの観光コースで、秦始皇帝東巡·徐福東渡·胶東民俗·人間仙境·文物古跡·海上六島などのコースがある。
私たちは時間の関係で蓬莱風景旅遊区を中心に毓璜頂公園・煙台山公園・塔山公園・竹林寺などを回ることにする。
【毓璜頂公園】
煙台の五園の一つで、市街地からちょっと外れた小高い山の上にある公園。
ホテルで買った煙台市の地図を片手に徒歩で向かいます。
案内図を見ると結構広そう。 ここは山東省の文化保護指定地区のようです。
案内板の説明を読むと、「玉帝頂は元朝末に道教の最高神玉帝を祭る為に作られ小蓬莱と呼ばれていた。
古代では煙台地区の民衆が神事を行うのに重要な場所としていた」とあります。
東大門(ここの他に西便門、南大門があります)
いくつか門をくぐって山頂へ・・・・・・・妙なる歌声が響いてきました。
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辿り着いた広場には一つの舞台がありました。
舞台上では一人の女性が京劇?の練習をしていました。
夫が言うには、「中国には各地に“京劇”に似た民族芸能が伝わっている」そうなので、煙台に伝わる芸能なのかもしれません。
伴奏?も皆お年寄りばかり②、二胡、琵琶、太鼓、拍子木などです。
女性は傍に控えている高校生くらいの女の子たちを指導しているようでした③
広場には地元のお年寄りたちでしょうか、三々五々日向ぼっこがてら?見物しています④
ふと上を見上げると、中国の見慣れた装飾が施されてありましたが、これは少し感じが違っていました。
けばけばしさが感じられず、落ち着いた上品な感じです。 アップにして見ましたが如何でしょうか?
公園内にはいくつかの庙(廟)、殿があり〔玉皇庙、王母殿、財神殿など〕、数々の像が安置されていましたが、細かな説明がありませんでしたので写真だけ撮らせて頂きました。
興味のある方は拡大してご覧下さい。
財神殿に安置されていた三体は、財に関係のある方々のようです。
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王母殿となっていますので玉帝のお母様でしょうか①②
他にも呂祖?③や、何故か十二支が着物を纏った立像が並べてありました④(是も神様?)
西便門近くの高台からは煙台市内が見渡せます。
ここには塔ががあり2元と言う表示がありましたが、現在は登れないようでした。
数人のお年寄りが憩っておしゃべりを楽しんでいました。 ここは地元のお年寄りに好まれている場所のようです。
同じ敷地内なのに、違った空気が流れているような感じです。
塔を下ると瑶池園と言う公園があり、池には鯉?が泳いでいます。
お土産として中国切り絵(名のある方の作品らしくとても高価)や中国画の掛け軸が置いてある売店もあります。
古い石臼を敷石代わりに置いてあったのは素敵でした。
次に行く煙台山公園への交通を考えて、西便門から出ずに来た道を戻りました。
途中、清掃のおじさんが道を綺麗に掃いていました。 ご苦労様です!
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