朝早く目覚め(5:30)窓の外を見ると何とも好い景色・・遠くの山に建物が見える
夫があれは有名な南山寺と言うお寺なので、先ず今日はあそこから観光を始めると言う
後で言えることだが、私たちは本当に好い場所に宿をとったと言える
先ずは腹ごしらえ・・下の食堂で朝食を摂る
粟粥と西红柿炒鸡蛋xihongshi chaojidan(トマトと卵の炒め物)・・・これは残さず頂く
店の入り口では宿のお兄さんが揚物をしている・・見かけは棒麩である
人民の方々はこれを箸でつまんで食べる・・美味しいから食べてみろと勧められるが、No Thanku youなのだ
私が半袖を着ているのを見た人民のお一人が「私を見なさい! こんなに厚着しても寒いのよ」と注意を受け
たった一枚しか持って来ていなかった長袖をその上から着て出発する
近道をしたつもりが・・大きなホテルの敷地内の公園に迷い込んだようで、慌てて引き返す
五台山は、峨嵋山、九華山、普陀山と並ぶ中国四大仏教名山の一つで、五台山の各寺院は、すべて詔によって建てられたといわれています。古来より敦煌の壁画に描かれたり、チベットから杜木のダライ?ラマがわざわざ訪れたりするほど古くから名をはせています。
北魏の孝文帝、隋の煬帝、宋の太宗、元の英宗、清の高宗などの歴代皇帝も訪れています
五台山には約50の寺院があり、有名なものは、顕通寺、塔院寺、菩薩頂、黛螺頂、广済寺、万佛閣などがあります。
夫の記録を見ると私たちが観光できたのは九か所だけである
南山寺(8:05~9:10)→観音洞(9:25~9:55)→菩薩頂(10:40~11:30)三塔寺(11:50~12:10)→塔院寺(12:25~12:55)
→万佛寺(五爺廟)→(13:00~13:10)殊像寺(13:35~13:55)→普化寺(14:10~14:25)→霊峰寺(14:55~15:15)
南山寺は五台山の中で最も大きい寺院で元代の創建である。
寺院は、7層あり、三つの部分からなる。下部の3層は極楽寺、中間の1層は善徳堂、上部の3層は佑国寺という。
境内の石の彫刻と泥の塑像は最も特色があり、テーマはそれぞれ仏教の伝説、道教の古典と、草花の図案である。
細工は手が込んでいて、絶妙な構図を持ち、五台山の見所の一つとなっている。
ここは日本の僧、円仁(遣唐使の中の一員)も訪ねた由緒あるお寺です
早朝で気持ちも軽く、空気が冷たく心地よい・・このような長い坂道を森林浴気分で歩く
やっと到着! 頑張って歩けましたよ!
下部の極楽寺
阿弥陀如来
私の足は此処で力尽き、一番上の佑国寺に登って行く気力が無い
下で夫を待つことにする(以下は夫の撮影してきた写真)
夫の感想では「まだ新しい気がする」そうだ
一つ一つに感想や説明を付けると、長くなってしまいますので写真を多用しました
皆さんも一緒に行かれた気分でご覧頂けると嬉しいです
おまけの話
帰りも来た道を戻って行かねばならない
足に問題のある私は夫の腕に縋り・・時には手をつないで歩く (私が躓いて転ぶことを夫は心配しているのだ)
暫く歩いていると、後ろから高校生くらいの女の子が声をかけてきて・・「写真を撮ってもいいですか?」と聞く
初めは何だかわからなかったが、私たちの後ろ姿を撮りたいと言っているようだ
勿論断る理由はないのでOKするが
私たちくらいの年代の者が手をつないで歩くのは中国では珍しいのだろうか
後ろから見ていて・・微笑ましく感じてくれたのなら嬉しいことだ
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