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ジョンポール常時林檎 音のこと なんやらかんやら 雑記

さても さても うららかな 春の海のごとく
のたのたと まったりと ふんわり ゆったり

過ぎたるは、ほんとに及ばない。

2011-04-21 00:08:37 | フォルクローレ

悪戦苦闘しつつも何とかワライチョを修復する。とりあえずブリッジ側の接着面を一旦フラットにして中央部を凹ませて接着剤がたまるようにした。

表面板の削れは仕方なし。いちおうペーパーがけで滑らかにして接着する。今回は裏板を当てて強度対策としたのが悪かった。材が厚すぎて表板の振動が押さえられる。響きがなくなってしまった。こいつを剥がすとなると下手すると薄い表面板が持っていかれる。仕方なしに削ることにした。電動ドリルにワイヤー、サンドペーパーなどを付けて表面板ぎりぎりまで削る。あらかた削って弦を張り確認、また削るの繰り返しで何とかそれらしい音になる。あとは穴の閉塞方法だなあ

沖縄のギター工房で製作されている「チタンギター」の情報をネットであさっている。裏板がチタンを使用していて3万のギターが30万のギターと区別がつかなくなるほどの劇的変化をするらしい。チタン使用だけでなくブリッジ、弦止め方法などいろんな工夫がされていて、もしかするとこれまでのギター製作の概念が根底から変わっていくとまで言われている。まあ自分の改造でチタン裏板化は無理としても弦止め方法はブリッジレス式と共通するところがある。

簡単な図があってこのチタン方式の弦止め方法だと、表面板の歪み(ヘッド側が凹み、ヒール側が凸る)の原因となる弦の曲げ力を相殺してしまうらしい。手持ちの楽器に応用できる部分があるかもしれないのでさらに調べてみよう。