goo blog サービス終了のお知らせ 

ジョンポール常時林檎 音のこと なんやらかんやら 雑記

さても さても うららかな 春の海のごとく
のたのたと まったりと ふんわり ゆったり

歴史はくりかえす 進歩がないからかも自分。

2011-04-07 20:11:09 | フォルクローレ

はい いまやすっかり素人楽器修理と調整の人”岩に卵”斉藤でございます。

さてまたアンデス興業はTURUMAさまからのご依頼でございます、ワライチョ”駒飛んだ”3と、チャランゴ”ネック裏のはげた塗装の再生”にとりかかっておりますがチャランゴのほうはなんと笑えるぐらいのフレット浮きを見つけてしまいました。フレット中央部は指板に刺さっているのですが両端部分、タングが見えるくらい浮いている。つまりフレットそのものが逆反り状態でビビるどころか音すら出ないところが何箇所かありました。

乾燥して指板が収縮して、金属のフレットがちょっとだけネックからはみ出ている楽器はよく見かけるが、フレットが逆反って浮いている楽器は始めて見ました。致命的なところは一旦フレットを引き抜き整形して再打ち込みです。叩きで何とかなるところは叩き込みしまして、レベル出しの整形のコンパウンドの指板欠け補修のオイルのと手がかかります。

でもって例のワライチョ。持ち主の許可が出てまたもや裏から穴あけ。表面板裏にアクセスするために止むおえません。でなければ表面板交換でしょう。実際に細かく見積もった訳ではないですが、修理屋さんに出せばひょっとすると楽器が買えるくらい修理代がかかるかもしれません。

穴あけて裏から見れば剥がれた駒にずいぶん持っていかれたのか表面板がペラペラです。おにぎり包んでいるやつみたい。もう裏からあて木して駒はボルト&ナットで固定するしかなさそうです(もちろん接着もしますが)。楽器の音とか響きとかより、まず楽器としての最低限の強度は必要ですから。でもまあどんな材料でもというわけにはいかないにせよ、この際だからいただいた象牙材で作ろうかしら。象牙材を巨大な(ワライチョサイズでの巨大です)ワッシャー&あて木&サウンドプレート代わりに見立てて。まあ色々検討していきますです。

昨日、江別は「3番通りカフェ」にて750万ライブを見る。久しぶりにみきょうさんの歌を聞くというかステージを見る。お客の前での、あるいはステージに立つ自分の自分としてのあり方をいつも自問自答しているひとと勝手に思っているのだけど 共演した若い人たちと笑顔で話していながら決して笑ってはいない目が久々に印象的でした。