「風評被害」報道の被害者は福島の子供たち (参院 森まさこ110523）

H23/05/23 参院決算委員会・森まさこ（自民）


参院決算委員会・森まさ子「SPEEDIを公開しない理由」2011.05.23-1


決算委員会・森まさ子「現地対策センターの担当者が逃亡」2011.05.23-2


参院決算委員会・森まさ子「子供たちの被ばく」2011.05.23-3


ＳＰＥＥＤＩのデータをなぜ公開しなかったという話と学校の線量について
森まさ子議員が高木を追及。

昨日あたりから学校の基準に関する講義の模様がテレビで報道されています。
福島では疎開する子供が増えているということも報道されています。

しかし、文科相の高木は今になっても「検討している」と答えるばかり。
「どの会議体で検討しているんだ？、議事録はあるのか？」と問われると、
「議事録の存在は確認していない」とオロオロと答弁。

どうせ検討なんてしているはずがありません。郡山市が表土を除去し始めたとき、
「必要ない」と言っていたじゃないか。

〔当ブログ関連記事・・・文科相が表土はとらなくて良いといった国会質疑〕
〔必見〕高木文科相が驚愕のバカ答弁　衆院 河井議員（110427）2011-04-28 08:03:52
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/d4f7e3b6e43211184f05d4e96007a19f

なぜ、原発の被害者がここまでしなきゃいかんの。東電と国が何とかしろ。
チェルノブイリでも１８歳以下は３ミリ以内に抑えるようにしたというのに
なぜ日本にそれが出来ないんだ。やる気がないだけだろ。

テレビは父兄の講義を取り上げているものの、給食のことには触れてはいません。

「福島の野菜が売れないのは風評被害」だと言っている手前、福島の学校の給食に
福島県産野菜が使われていることを問題として扱うことが出来ないのです。

これでは片手落ち。福島の子供たちは空間からの放射線に加えて放射性物質の
付着した野菜を食べています。
こちらもとり上げなければ、福島の子供たちが置かれた状況が正しく伝わりません。

いい加減な報道は、対策をさらに遅らせることになるでしょう。
「風評被害」報道の本当の被害者は、福島県の子供たちではないでしょうか。

【原発】「子供への基準下げて」福島の父母が要請（11/05/23）


山本太郎もチラッと写っているなぁ（７秒付近）。

「本当に福島の人か？」という感じのする人が多数いるように見えますが、
まぁ、それはいい。
変な団体にとり込まれないように注意してもらいたいものです。

【福島第１原発：郡山から「疎開」３２５人　被ばく恐れ転校】

　福島県中通り地方で放射線被ばくを恐れ転校する子供が増えている問題で、郡山市の市立小中学校でも、住民票を市に残したまま転校する「区域外就学」が１９日現在、３２５人に上っていることが分かった。未就学児も含めると、中通り地方で１０００人規模の子供が「疎開」している可能性がある。

　郡山市教委によると区域外就学の内訳は小学生２９５人、中学生３０人で、「原発事故の影響」（学校教育課）とみられる。

　中通り地方で警戒区域などの指定がある田村市を除く７市での総数は、判明しただけで６２７人となった。また、同県全私立幼稚園協会などによると、福島、郡山両市の幼稚園で少なくとも６６７人が休・退園した。大半は原発事故の影響で県外などへ避難したとみられる。
毎日新聞　2011年5月24日　2時34分

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110524k0000m040164000c.html