「月光女神」

読売新聞　８月２３日　朝刊　膨張中国　一人っ子政策から

中国の一人っ子政策は１９７９年に国策として始まった。

中国政府はこの産児制限で２５年間で出生総数を３億人以上押さえたと推計している。

「小皇帝」と呼ばれる一人っ子は十分な小遣いをもらって、愛情を一心に注がれながら、大切に育てられてきた。

一方で一生懸命勉強し、激しい競争にうち勝ってきている。

彼らの歳は今、２５歳を越えた。

最近「月光女神」という言葉が流行っている。

光は「何も残らない」の意味。月給を残さず使い果たす若い女性をこう呼ぶそうである。

上海で出版社に努める「月光女神」の一人呂さんは「結婚しても私の子供には今以上の競争社会が待っている。それでよいのかどうか。先行きが何となく不透明。今あるお金は全部使っている」と。