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ホルスト:2台のピアノの為の組曲「惑星」Op32

2024-01-06 11:03:17 | 音楽夜話(クラシック)
1月6日


3:30-5:55 19:30-21:55 ORF


アーノルド:ウクライナ民謡による変奏曲Op9
ナイマン:楽しみを希う心
グレインジャー:室内音楽の珍味
同ザンジバルの舟歌
同カントリー・ガーデン
バックス:毒を入れられ噴水
同ハルダンゲル
エルガー:行進曲集「威風堂々」


ホルスト:2台のピアノの為の組曲「惑星」Op32
より、2台のピアノ版での「惑星」


ソリストアンコール ヘンデル:メサイヤより:ハレルヤコーラス。


「「最初は偶然の発見がありました。つまり、1874年生まれの英国人、
グスタフ・ホルストの組曲「惑星」の2台のピアノのための
代替バージョンもあり、通常は最大のオーケストラによって演奏されます。
そして、ピアニスティック版が元のアイデアを表していないかどうかは
議論の余地があります。この発見は、自身もピアニストであり、
グラーツのエッゲンベルク城のプラネタリーホールをメイン会場とする
アルソノア音楽祭のディレクターであるマルクス・シルマーによって
行われました。」ORF番組解説より。
「海王星」以外の6曲はピアノ・デュオのために、「海王星」はオルガンのために作曲された。(WIKI)より。


作曲者:Gustav Holst /1874-1934
タイトル:惑星(作曲家による2台のピアノのための編曲)
ソリスト:エリナ・アクセルルド/ピアノ1
ソリスト:デニス・ジダーノフ/ピアノ2
再生時間:48分50秒 レーベル: J.Curwen & Sons


火星 金星 水星 木星 土星 天王星 海王星  


初めは2台のピアノの為に作曲され、のちにオーケストレーションされている。
これは、WIKIの解説を読んでいたにも関わらず、記憶していなかった。
オケ版ばかり聴いていたので、このようなものが存在していることすら
分からなかった。
しかしながら、クラシックのの作品にはベートーヴェンやブラームスなどの
交響曲のピアノ版が存在するし、ドビュッシーなどの管弦楽曲にも、ピアノ
版があった。ブルックナーの交響曲のパイプオルガン版もある。
このように原曲のピアノ版があり、惑星などの立ち上げがピアノとすると、
そこからオーケストレーションしていくと、足りないものはあまり聴いていて
感じなかった。ある意味屋台骨がはっきり聞こえてよかった。
カラーリングはオーケストラとはまた違う感じはあるものの、
ピアノDUOらしい表現もあり、全く別物という気はしなかった。
ホルストは原曲通り演奏することを望み、編曲などは許可して
いなかったような話も聞く。その意味ではオリジナルな譜面で
演奏されているので、オケ版と同じに聞こえても不思議ではない。


ナクソスレーベルから2台のピアノの演奏版が出ていて、
それの説明には「ピアノならではの鋭さ、身軽さ、自在さがもたらす、
代用品の次元を超えた独自の世界はとても新鮮でイケています」とある。


ピアノの打楽器的な表現は、ヴァイオリンなどの擦弦楽器とは違った
面白味を出すので、その意味では新しい発見もあったりして新鮮な
感じがする。
レアな録音だけに、音源があってよかった。
この放送録音の演奏もよかった。



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