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トッド・ユクモト (サクソフォン) 原田慶太楼指揮ハワイ交響楽団 吉松 隆 カプースチン作品集

2023-06-16 21:59:35 | 音楽夜話(クラシック)




June 13 - Birds and Angels
Keitaro Harada leads the HSO in our final indoor Masterworks concert of the season.
The performance features three selections from prolific Japanese composer, Takashi Yoshimatsu.
Todd Yukumoto plays Nikolai Kapustin’s jazz-inspired Concerto for Alto Saxophone.


15:00-17:00 20.00-22.00 HawaiiPublicRadio


吉松隆:アトム・ハーツ・クラブ組曲 第1番 op.70b
カプースチン:アルト・サクソフォンと管弦楽のための協奏曲
吉松隆:鳥は静かに... op.72
吉松隆:交響曲第6番「鳥と天使たち」 op.113
トッド・ユクモト Todd Yukumoto(サクソフォン)
原田慶太楼指揮ハワイ交響楽団
2022年6月4, 5日 ホノルル、ハワイ・シアター・センター


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アトム・ハーツ・クラブ組曲第1番(吉松隆)
ビート感があり、弦のクールさがよく表れている。スケルツォ部分の
和音提示も美しく、後半の8ビートや弦のロックンロ―ル。
今の作品だということが聴かれます。ビートルズ、ELP、ピンク・フロイドの
イメージも取り入れられ弦の響きが思いのほか美しい、
吉松作品の真骨頂が聴けます。掴みはOK。


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アルトサックスのための協奏曲(2002年初演)。スイングジャズ、
フュージョン的な節回しもある。ソリストにはジャズ・メンの
素質が不可欠とある。書き譜でも微妙なノリ突込みが出来ることが
作曲家からの必須の希望らしい。
確かにバックに合わせるには縦線も守らなくてはならないけれど、
ジャズのアドリブなどはそれだけではない部分もあるからソリストも
大変だろうと思う。単一楽章の十数分の作品。
色々な局面が出てくるけれど、それなりにまとまって聴かせる作品に
なっている。艶のある、ある意味聴かせられるアルトだった。
それは救いかも。
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吉松隆:鳥は静かに... op.72


MCが英語で放送時解説しているけれどわからない。
日本語の解説文をさがしたけれど、いいものが見当たらない。
ご本人の音声による解説というのもあったけれど、実際の
音楽を聴いた方が早いだろうと思った。


百聞は一見にしかず。印象主義的な悲歌。鳥を悼む。
弦楽が生きている。


原田氏はドイツ・オーストリー系よりも、ラテンとか、
ほかの国のクラシック音楽の方が肌色的にあっている感じがする。
吉松作品は先輩格の藤岡幸夫氏が結構以前から取り上げ録音も多い。




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吉松隆:交響曲第6番「鳥と天使たち」 op.113


第1楽章:右方の鳥(Bird in Right)「急」
聴き手に色々なイメージが湧くように作られているかも。多数の色がパレットにあり、
色々な色が現れては消え流れていく。聴き手が混ぜる感じ。


第2楽章:忘れっぽい天使たち(Forgetful Angels)「緩」
オカリナ(バードコール)が活躍する。パウル・クレー・・・。子供・天使。色々
イメージを掻き立ててみる、そんな音楽。


第3楽章:左方の鳥(Bird in Left)「急」
リズミカルな終楽章。弾んで聴き終えられる。まとまりがあるので30分位の
作品だけれど聴いた感があり満足できた。


日本の作曲家を紹介し、人気のカプースチンで盛り上げる。コンサート自体は
番組で編集しており、1時間程度で聴き終われるものだった。
原田氏はサー・ゲオルク・ショルティー賞を最近受賞されている。


八面六臂の活躍



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