夜のプレイリスト 9月24日（木）マイケル・ヘッジス（ｇ）

夜のプレイリスト　9月24日（木）


「Aerial Boundaries」（大気の境界線） Michael Hedges　ＭＣ ギタリスト…押尾コータロー




スティーブ・ライヒの音楽をギターで発展させた。変則チューニングや、
特殊奏法でギター奏法を変えたミュージシャン。


ウイリアム・アッカーマン（ウインダムヒルレーベル）が絶賛していた。
1枚目ブレックファースト・イン・ザ・フィールズ。
エフェクティブではない。マイクで録ったそのものをとどけたいという
意向があった。


２枚目はマイケルがいない間に、録音をリバーブで満たした。
ヘッジスはギターの音ではない。と。ヘッジスは否定。
出て行ってしまう。


しかしながら、アッカーマンの処理はプロデュースとしては成功。
エアリアル・バウンダリーズは売れた。エフェクト加減がｐｏｐ
だったのではないか。曲のイメージが再現されている。


（この録音の後、ステージではこれらの曲をこなしているけれども、
彼はギターにこだわることなく歌ったりしていた。ヘッジス自体は
この録音や奏法にこだわってはいなかった感じがする）。




楽曲


「Aerial Boundaries」
Michael Hedges
初めてこの曲を聴いたとき、どうやって弾いているのだろうと
思われたギター小僧は多かったと思われる。アッカーマンで
さえそれを絶賛したほどなのだから。


「Bensusan」
Michael Hedges
ピエールベンスーサンに捧げている。ヘッジスは
クラシック音楽を勉強した跡が感じられる。


「Rickover's Dream」
Michael Hedges
特殊奏法が使われてたりする。
アメリカ原盤のウインダム・ヒルはレコード盤の管理もよく、
スクラッチノイズも少ない。下手すると日本盤？と勘違い
するくらい盤質はよかった。外国盤はスクラッチ・ノイズあたり前
みたいなレコードもあったから、これは当時目鱗だった。


押尾さんも購入後丁寧に聴いていたのだろう。
番組でかけているレコードは再生に問題ないものだと思う。
ＮＨＫでもレコードプレーヤーは現役なのだな。


「Ragamuffin」
Michael Hedges
この曲を当時の若い南澤大介氏はコピーしていたという。
耳がよかったのだろう。当時もコピー・キャッツはたくさん
いたと思うけれど、情報の少ない中、耳コピから入ったにせよ
ものすごい努力がいったと思う。後年、これのコピー譜を
監修した。


「After the Gold Rush」
Michael Hedges


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エフェクトの心地よさ・・・。
押尾さんもマネは恥ずかしいと思っていた時代があった。
現在はヘッジスの名を知らない世代になってきているから
逆に名を言うようにしている。


南澤さんの「ギタリスツ」会報誌発行。同人誌など作っていた。
奏法解説のやりとりをしていた。情報に困ったことはなかった。
ヘッジス・スタイルをうけついで今に至る。
ヘッジスは、スタイルにこだわらなかった。交通事故で亡くなる。
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「Hot Type」
Michael Hedges


「Spare Change」
Michael Hedges


「Menage a Trois」
Michael Hedges


「The Magic Farmer」
Michael Hedges


Ｂ面はバラエティーに富んでいる。


Michael Hedges / Aerial Boundaries
https://www.youtube.com/watch?v=Y2OXjl_xqQ8&list=PLDA7CCE512D7005BE