Miles Davis - Round About Midnight (1956)
https://www.youtube.com/watch?v=sCRjn79DL74&list=RDw6PfwriXJbs&index=12
昔、何かの小説の一節に、「気の利いた男は、jazzレコードを何枚か持っていて、
気心知れた女性と夜更けに聴く」というのがあった。
私は気の利かない男だから、ちょっとレコードを集めたこともあったので、按配のいい
「何枚か」というところにならなかったし、当然、夜更けに気心知れた女性と聴く
という事もなかった。
マイルスのミュートのかかったトランペットの鳴りが、深夜の空気をつんざく。
セロニアス・モンクの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」通称(ラウンドミッドナイト)
は、スタンダードになって久しいが、この様な曲をそれ風に演奏するのは、なかなか
難しいのではないかと思う。
マイルスのトランペットで歌う歌は歌詞がないものの、聴き手に伝わる。聴き手の思いの
中に入り込んで、何か引き出す。それを聴き手は許す。心の奥底にあるものを
ツマミ出してくる。深夜のしじまの中にそれは浮かび上がり、しばらく味わってから
うっすらとなって消えていく。そして聴き手は楽になるのだ。マイルスの何かに癒される。
彼の演奏はクールだ。
PERSONEL
Miles Davis – trumpet
Paul Chambers – bass
John Coltrane – tenor saxophone
Red Garland – piano
Philly Joe Jones – drums
https://www.youtube.com/watch?v=sCRjn79DL74&list=RDw6PfwriXJbs&index=12
昔、何かの小説の一節に、「気の利いた男は、jazzレコードを何枚か持っていて、
気心知れた女性と夜更けに聴く」というのがあった。
私は気の利かない男だから、ちょっとレコードを集めたこともあったので、按配のいい
「何枚か」というところにならなかったし、当然、夜更けに気心知れた女性と聴く
という事もなかった。
マイルスのミュートのかかったトランペットの鳴りが、深夜の空気をつんざく。
セロニアス・モンクの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」通称(ラウンドミッドナイト)
は、スタンダードになって久しいが、この様な曲をそれ風に演奏するのは、なかなか
難しいのではないかと思う。
マイルスのトランペットで歌う歌は歌詞がないものの、聴き手に伝わる。聴き手の思いの
中に入り込んで、何か引き出す。それを聴き手は許す。心の奥底にあるものを
ツマミ出してくる。深夜のしじまの中にそれは浮かび上がり、しばらく味わってから
うっすらとなって消えていく。そして聴き手は楽になるのだ。マイルスの何かに癒される。
彼の演奏はクールだ。
PERSONEL
Miles Davis – trumpet
Paul Chambers – bass
John Coltrane – tenor saxophone
Red Garland – piano
Philly Joe Jones – drums
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