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Kissinger Sommerフェスティヴァルでの、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団

2019-08-25 02:29:20 | 音楽夜話(クラシック)
Leitung: Dmitry Liss
Peter Tschaikowsky: Symphonie Nr. 4 f-Moll
Philharmonische Orchester Ural
Aufnahme vom 28. Juni 2019  2019年 6月28日

ドミトリー・リス
https://de.karstenwitt.com/dmitry-liss

1960年生まれ1995年ドミトリー・リスはウラル・フィルハーモニー
管弦楽団(1936年設立)の芸術監督・首席指揮者に就任。
同オーケストラの評価を飛躍的に高めている。

近年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに来日し演奏したり、
naxosレーベルなどからアルバムをリリースしている。

Kissinger Sommerフェスでの演奏の一部を聴いた。

チャイコフスキーの交響曲は、6→5→1→2→3の順できいていった。
そして今回が4番。
クラシック・リスナーの先輩が、口笛で4番の印象的な旋律を吹いていた
ことがあった。短調の旋律が曲の大方を占めていて、独特な雰囲気の
曲だという事は知ってはいたが、ピアノや、ヴァイオリンの協奏曲程には
交響曲は聴き込んでいない。

今回、フェスの放送録音で、ウラル・フィルという、ロシアのオーケストラで
あったことなどで、聴いてみようと思った。
ある意味結果オーライだった。
苦悩から歓喜へというような造り、民謡一辺倒でないとか、彼の作風に
変化のあった時期。
ドミトリー・リスはこの曲を昨年オランダの手兵オケと録音していて、
それをロシアの方の常任のオケで振ったものだった。
ある程度作り込んでいるし、後半に向かって、オケをより鳴らしていく手腕は
常任とはいえ大したものだし、作り込んでリハしているのではないかという
感じだった。ある意味ロシア的なオーケストラと言ってしまえばそれまでなのでけれど
個人的には、久々、感じるものがあった。短調が支配する曲だけれど、名曲なのでは
ないかとおもう。チャイコフスキー再発見かもしれない。


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