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デニス・ラッセル・デイヴィス指揮中部ドイツ放送交響楽団演奏会

2021-01-11 10:32:30 | 音楽夜話(クラシック)
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮中部ドイツ放送交響楽団演奏会




03:30-06:00 19.30-22.00 MDR


ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77
ロット:交響曲第1番 ホ長調
イサベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)(オランダ)


デニス・ラッセル・デイヴィス指揮中部ドイツ放送交響楽団
2007年3月18日 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス


音楽に熱がある。引き込まれる何かがある。この曲を手の内に
している感じ。そのうえでの表現があり、呼吸も自然で演奏に無理がない。
実力派だと思う。


デニス・ラッセル・デイヴィスというと、キース・ジャレットの作品をピアノで
弾いていたり、キースとモーツァルトの協奏曲を録音していたりと、なにかと
つながりがあったりするけれど、今回は、ブルックナーの交響曲録音もされてる
指揮者のロットの交響曲第一番。


ロット自体は、ブルックナーやマーラーとつながりはあったものの、短命で残っている
作品は多くない。その中でも、交響曲第一番は、マニアの中では、知られている1曲。
個人的には、数年前に多分初めて聴いたと思う。
クラシックリスナーの先輩から教えてもらったが、なかなか機会がなく遅くなってしまった。
やはり聴く時期というのがあるのかもしれない。


マーラー風ブルックナー風・・・等あるものの、やはりこの曲はロット風だと思う。
カヴァーじゃない。発想や表現がそうであったとしても、筆跡は彼なのだ。
彼しか持てない何かがある。それが、リスナーを引き付ける。たとえ
ぽくったとしても、リスナーは享受できるだけのものがあったりする。
これはこれでいいじゃないと。そこが音楽を楽しむ肝だと思う。
清濁併せ呑む。



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