
22日午後、小松市の橋本市議とご一緒に粟津温泉観光組合・旅館協同組合の坂野事務局長
と懇談の機会。一時の63万人来湯者が30万まで減少。他の温泉にない個別源泉をもつ
粟津の再生への道を熱く語られます。昔と違い、ゼネコン業者は新幹線建設で潤っても温泉
には来てくれない、むしろ利用の大半は地元客。だから地元・地域経済の振興がなくては
温泉も成り立たないと。リクルート事件以来?平気でリストラ、派遣にしてしまう風潮に
強い憤りと、下駄屋から生活関連業がみんなあった温泉場のにぎわいを振り返りながら、
3泊したら1泊無料(レピートはやはり地元)、県外の親類もゆっくりできる法事は温泉で
など、振興への思いが伝わってきました。
午前は、鶴来の奥支部長さんと初の地域訪問。ロシア協会時代からの知己であり、ルンルン
気分。元町議・老人会長さんとはTPP反対での意見交流、反骨精神の旺盛の元市議さんは
「自民はダメ、選挙制度のお蔭なのに、安倍の強気はなんだ。野党はもっと強力して」と
激励も。銅線をあつかう建設の社長さん「もう材料費が上がっている。お金がある所は、
投機でものを抑え、つりあげている」とアベノ効果を批判しつつ、「1議席を争う選挙、
党名を変えてでも(これには賛成できませんが)の真剣さが有権者に見えないと・・」と
きつい激励もいただきました。
夜訪問した小松伝統の絹の撚糸工場。ありがたいことに注文があって、夫婦で交代で夜も
機械を動かすそうです。以前は従業員を抱えれたが、今はパート対応。休みなしで働いても
残るのはわずか、「赤字やわいね」と苦笑しながら、「選挙応援するよ、頑張って」。地域
でがんばる中小業者のなりわいを支援する抜本的な政策をもっと広めないと・・・。