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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

三國連太郎さんの死去を悼む

2013年04月16日 | Weblog
  昨日は、朝の山田かずお参院候補らとの街頭宣伝の後は、午前、午後、夕方、夜、と共産党や団体の会議や打ち合わせが続き、最後は事務作業・・・・・でした。
ガンバリマス。

 
 三國連太郎さんが亡くなられた。1923年群馬県生まれ。51年に映画「善魔」でデビュー。「飢餓海峡」「にっぽん泥棒物語」「戦争と人間」「神々の深き欲望」「息子」「釣りバカ日誌」などに多数出演。原作・脚本・監督作として「親鸞 白い道」があります。
 今朝の朝刊の1面コラムでも、赤旗をはじめ、読売、日経などがとりあげていました。
 独立プロの今井正、山本薩夫らと出会って大きく変わった、と。お二人とも日本共産党員の監督さんでした。日本共産党員との出会いが三國さんを名優にした、と書けば過ぎるでしょうが。
  私は個人的には同姓同名の「さとうまさお」つながりで親近感もありましたし、その生き方にも共感していました。
 ご冥福をお祈りします。

■三國さんが赤旗創刊80年のインタビューに登場し、赤旗へ期待を寄せていました。
自民や維新などが平和憲法改憲を呼号している時、あらためてかみしめたいと思います。
  聞き手は福井県今立出身の板倉記者です。


 「赤旗」にしても日本共産党にしても、人間主義という出発点が、本来の成り立ちだと思うんですね。人間本位の暮らし向きを主体にして成り立っている政治集団でしょうから、なんで抵抗がある人がいるのかなと思いますね。

 やっぱり保守勢力から嫌な印象が根強く宣伝されたからでしょうか。しかし、戦前は共産党を非合法にする裏側で戦争に突っ込んでいった。そういうことがいえると思います。

見えない圧力
 僕たちの若いときはそんな時代でした。旧制中学に入ったら制服がカーキ色になって、ゲートルを巻いて登校することが規則になりました。最初はバラバラだった登校が、だんだん整然と乱れなく、歩調をとって歩くようになるわけです。

 僕はその体質が嫌で、中学に行くのが苦痛でした。4、5年の生徒はストライキをやっていました。見えない大きな圧力を感じて反抗したんじゃないかと思います。その辺からサーベルをさした配属将校が軍事教練をするようになったんです。たばこを吸って停学になった時は、将校の家で毎日「教育勅語」を書かされました。従順になれなかった僕は中学を2年で退学し、16歳で伊豆の田舎を飛び出したんです。

 僕みたいなのを不忠の民というんでしょうね。徴兵忌避で捕まって静岡の34連隊に入りました。中国に出征しても、なぜ自分が前線にいるのか理由づけられない。中学の同級だった軍医の助言で仮病を使い、陸軍病院に入院しました。それで命が助かったわけです。一緒に原隊を出発した仲間はその後にガダルカナルに渡り、ほとんど帰ってきませんでした。

 2年半、中国にいて終戦を迎えたんですが、戦争が終わったと思ったら体中がカッカッしてきましてね、これで生まれ故郷に帰れると思いました。韓国から連れてこられた「慰安婦」の人たちも、どよめいていました。従軍「慰安婦」はいなかったという人もいますが、実体を見たのは僕の錯覚だったのかなと現実に確信が持てませんね。今となっては何が真実か見えなくされてるような気がしますね。

 僕たちの仲間は何十万という犠牲者を出しました。映画「北辰斜にさすところ」ではその思いをせりふとして入れてもらいました。海の向こうには帰ってこれない者がいっぱいいるんだと。生き残ったわれわれはその犠牲に報いることができているのか、不特定多数の犠牲者に訴えられる唯一の場だと思ったんですね。

孫と軍靴の音

 僕は音には敏感でしてね。何か最近の情勢を見ていますと軍靴の音が高く迫ってくるような気がしてならんのです。国会中継でも自己権益だけが先行しているために詭弁(きべん)をろうしているように思えてなりません。政治家は国民一人ひとりの生命を預かっているわけですから、発言の一句一句には重い責任があると思うのです。

 近ごろは眠れないときにたまに孫の写真を見たりしますね。小学校の5年生なんですが、この子の顔に軍靴の音が重なることがたびたびあります。何とかこの子たちには、同じ思いをさせたくないと思っています。

 平和をゆるがせにする権利は誰にもあるわけはないのです。今は戦前のように思想の制限はないでしょ。たくさんの犠牲を払って自由を獲得したわけですから、「赤旗」はその遺志を継いで、不特定多数を納得させる難しくない言葉でおおいに本当の報道を伝えて、平和の権利を守る手助けを続けていただきたいと思います。

 聞き手 板倉三枝記者。


日本科学者会議シンポで、福井県の原発問題、防災計画についてお話し。地元の湊さくらまつり。

2013年04月15日 | Weblog
 昨日は、金沢市での日本科学者会議シンポ「欠陥をかかえる軽水炉原発と活断層、防災対策問題」で、福井県の原発問題、防災計画についてお話ししました。関心が高く、学者・研究者のみなさんから質問が相次ぎました。広田みよ金沢市議ともはじめてお会いしました。なんと、私が就職した年に生まれた方です。市議会では別姓を通してがんばられています。

 私以外に、石川支部の児玉一八先生が「志賀原発で度重なる事故―シビアアクシデントにつながる道」、富山支部の林節男先生が、「志賀原発と富山県での防災対策問題」について報告されました。
 討論では、SPEEDI問題や安全文化問題、原発依存の行政など活発に議論が交わされました。みなさん、お疲れ様でした。

 その後、金沢駅で「金沢ブラックカレー」というのを食べて昼食。福井に戻り、地元の木町通りで開催されていた桜まつりに顔をだしました。
 地元のみなさんの手作りの品々などがたくさん販売されています。ついつい、あれこれと買います。以前、議会でお世話になった牧野さんともばったりお会いし、防災問題などで立ち話。役所に長く勤めた方はさまざまな知恵があります。いい形で活かしていくべきだと思いました。




  写真は科学者会議シンポで報告する私。

あらためて軽水炉原発の問題を痛感、科学者会議シンポ。金沢市内の活断層調査。

2013年04月14日 | Weblog
  昨日は、打ち合わせ、金沢市での日本科学者会議シンポ「欠陥をかかえる軽水炉原発と活断層、防災対策問題」、活断層調査、懇談会などでした。

  科学者会議シンポは、基調講演を科学者会議東京支部の舘野淳先生が「軽水炉原発がかかえるシビアアクシデントの脅威」と題しておこないました。また、石川支部の直江俊一氏が「住民の調査で明らかになった冨来川南岸断層の活動」、福井支部の山本雅彦氏が「若狭湾岸の原発と活断層問題」の内容で報告しました。70名ぐらいの参加でした。
  石川県の佐藤県議、尾西前県議も参加されていました。

 舘野氏は、シビアアクシデントについて、想定外(思ってもみなかった)ではなくて、設計方針として想定からはずした、ということだ、述べ、軽水炉は熱制御の機能が脆弱で、あっという間に炉心が溶けてしまう、と指摘しました。
なぜこのような深刻な欠陥がある軽水炉が許容されてきたのか。その背景には苛酷事故の低い確率があるとされているが、福島原発事故で、確率論的安全神話は崩壊した、当然高い事故確率をもつ軽水炉そのものを問題にすべきだ、だから規制基準以前の大きな問題がある、と強調しました。

 新規制基準の問題として、「シビアアクシデントを起こす軽水炉の本質を評価していない」「水位計、溶融炉心などの要求には技術的、経済的に不可能な点がある」「放射能を住民にあびせるフィルターベントは許されない」「多重性などは巨大地震の際に有効に機能するか」などを詳しく指摘しました。

  あらためて、原点にたった軽水炉原発の問題点を考えることが重要だ、と痛感しました。
基調講演と報告をうけて、活発な質疑応答がつづきました。


   シンポ終了後、石川支部の児玉一八さんと、前田達雄・金沢大学名誉教授の案内で森本・富樫(もりもと・とがし)断層帯を市内に視察しました。これは、金沢平野の南東縁に発達する活断層帯です。石川県河北郡津幡町(つばたまち)から金沢市を経て石川郡鶴来町(現・白山市)に至る、長さ約26kmの断層帯で、断層帯の東側が西側に乗り上げる逆断層。数メートルのずれを実際にみることができました。
 金沢市の中心部にこのような巨大活断層があることにも驚きました。すぐそばには地元の新聞社の巨大なビルもありました。

   その後は、参加者20名ぐらいが集まり、懇親をふかめました。医師の方も何人も参加されて、福島原発事故でのこどもの被曝問題をつよく懸念されていました。

   今日も午前9時~近江町交流プラザで開催されます。

今朝も大きな地震、原発ゼロへ!今日・明日と金沢市で集会。福井県聴覚障がい者センターの開所式。

2013年04月13日 | Weblog
  今朝は5時半ごろに福井市もグラッ、ときましたね。地震の活動期はつづいています。
6時現在、被害はそんなに大きくないみたいでよかったです。
   しかし、あらためて大地震対策と原発ゼロを考えなくてはなりませんね。

■NHK・・・13日午前5時33分ごろ、兵庫県淡路島で震度6弱の揺れを観測する地震がありました。
この地震で多少の潮位の変化があるかもしれませんが、被害の心配はありません。
各地の震度は▽震度6弱が兵庫県淡路市、▽震度5強が兵庫県南あわじ市、▽震度5弱が兵庫県洲本市、大阪府大阪岬町、徳島県鳴門市、香川県東かがわ市、小豆島町、▽震度4が、兵庫県や、大阪府、京都府、奈良県、和歌山県、岡山県、徳島県、香川県の各地となっています。
このほか福井県から山口県までの広い範囲で、震度3や2、1を観測しました。
気象庁の観測によりますと、震源地は淡路島付近、震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.0と推定されています。・・・・・・


  今日、明日と金沢市の近江町交流センターで日本科学者会議の原発問題の集会が開催されます。
今日は午後1時半から、原発問題の専門家の舘野先生が講演し、北陸3県の活断層調査の状況が報告されます。福井県からは山本雅彦さんが話します。
  明日は午前9時~各県の原発問題、防災計画について各県からの報告です。福井からは私が報告します。
  お近くの方、関心のある方はぜひご参加ください。

           ★

  昨日は、地元の福井県社会福祉センターに開設された福井県聴覚障がい者センターの開所式にほかの会派の議員のみなさんとともに出席しました。社会福祉法人福井県聴覚障がい者協会が設立されました。長年にわたり関係者のみなさんが熱望されてきた「聴覚障害者情報提供施設」ができたことを喜び合いました。もちろん、既存施設を利用してのスタートであり、相談活動や手話のビデオなどを作製していく活動の発展のために、まずは第一歩がふみだされた、ということでしょう。
 協会の理事長の丸山継男氏、施設長の眞家徹氏とも挨拶を交わしました。
 聴覚障害者、ご家族の方は気軽にご相談いただきたいと思います。
  電話は 0776-63-5572 FAXは 0776-63-6692 です。

 夕方からは、冷たい雨。のなか、福井県庁・関電前では原発ゼロ!アクションがおこなわれ参加しました!
第40回目でした。40回連続で参加している西村明宏さんが福島で活動してきた思い、参加の思いを語りました。
  いろんな団体、グループのみなさんの活動紹介や活動案内でも原発問題とともに改憲の危機感、取り組みが語られました。もともと自民党幹部のなかには福島原発事故を逆手に、「秘密保全法制定」や国民の権利制限、などを主張する人物も。
そういうことになれば、放射能の情報などもいっそう公開が制限されたり、いわゆる「スクープ」をするマスコミが処罰の対象にもなりかねないのです。なにが「国家の秘密か」は、時の権力者が決めるのですから。
  原発ゼロめざす運動とともに、憲法改悪許すな、の声も大きくしていきましょう。

 昨日の行動でも、お菓子や、あたたかいお茶やコーヒーのサービスもありました。ありがとうございました。寒い中、みなさんお疲れさまでした。

        ★


  いよいよネット選挙がいろいろな課題をふくみながらも解禁されます。
拡大された条件をいかして、私もいっそうがんばりたいと思います。

  また、ネット空間だけではなく、現実社会でも同様に、「選挙中は候補者の顔や名前のはいったチラシはダメ」「選挙中は戸別訪問は禁止」など世界からみても異常に不自由な選挙法をあらためるのが道理でしょう。


■赤旗・・・衆院特 ネット選挙法案可決   共産党修正案 「ウェブもメールも解禁を」

   衆院政治倫理・選挙制度特別委員会は11日、インターネットを利用した選挙運動を可能とする法案を全会一致で可決しました。

 可決されたのは、自民、公明、維新の3党案を一部修正したもの。政党、候補者、その他すべての者が選挙期間中にウェブサイトを更新するなどして投票を呼びかけることを認める一方、メールの活用は政党と候補者に限定しました。

 日本共産党は、自公維案に対して、(1)選挙運動を行うことができるのは候補者と政党、有権者個人とする(2)メール送信先の規制等を緩和する(3)ネット以外の選挙運動の規制のあり方について検討する―修正案を提出しました。この修正案は可決されませんでしたが、ネット選挙を解禁する前進面があることを評価し、自公維案に賛成しました。

 採決に先立つ討論で日本共産党の佐々木憲昭議員は、「ネット選挙運動の解禁は、有権者が候補者・政党の政策を知る機会を拡大し、国民・有権者が主体的に選挙・政治にかかわる機会を増やすことになり、民主主義の発展に資する」と強調。選挙権を行使するのは主権者である国民の固有の権利であり、有権者個人が利用できるようにすることが基本だと主張しました。

 佐々木氏はまた、主権者でもなく、選挙権も持たない企業にまで解禁すると、営利を追求する企業が組織力と資金力にものをいわせて選挙運動を行えると指摘。民主、みんな両党案では膨大な顧客のメールアドレスを持つ企業が受け手の受信意思とは関係なく大量の選挙用メールを一方的に送りつけることができるとして、そうなれば「選挙に直接影響を与え、国民の基本的権利を侵しかねない」として、企業にメール送信を認める民主・みんな両党の法案には「賛成できない」と表明しました。

 一方、自公維案がウェブ上での選挙運動を企業にも解禁するものの、密室性の高いメールとは違い、ネット上での「衆人監視」が働くと指摘。「全体としてネット選挙運動を解禁する前進面を評価し賛成する」と述べました。

今日は原発ゼロへ福井県庁前アクション。昨日は市民行進でした。TPP反対でJAが集会開催を発表。

2013年04月12日 | Weblog
今日は原発ゼロ!大飯を止めよう! 福井県庁・関電前アクションです。

  午後4時から 県庁前抗議行動、デモ行進
  午後6時から 県庁・関電前でのアピール行動です。

  国はあいまいな新基準での原発再稼動をすすめようとしています。しかし、福島原発事故は政府の「収束宣言」はまったくのウソ。汚染水の処理も安全にできない危険な状態がつづいています。

  原発事故に対して、住民、国民に責任もてる解決ができないことは明らかです。ぜひ、あなたもご参加いただき、原発継続をすすめる政府の態度を変えさせようではありませんか。


  昨日は、原発問題住民運動連絡会がよびかけた市民行進や会議や地域訪問、あいさつ行動でした。
  市民行進ではお天気もなんとかもって、元気に行進出来ました。50名ぐらいの参加でした。
日本共産党からは、山田かずお参院候補、西村きみこ福井市議、山本きよこ敦賀市議らも参加しました。

連絡会の会議では、この間の県民集会の成功をうけての取り組み、とくに全国的規模で参加がよびかけられた6月2日の東京での集会、国会包囲行動への参加の取り組みなどを相談しました。

  福井からの参加要綱もちかく発表されます。ぜひ、6月2日は東京で開催される空前の原発ゼロもとめる集会、デモ行進、国会包囲行動に参加しましょう!

  地域訪問行動では、消費税増税に対する怒りが噴出しています。安倍持ち上げのマスコミにたいする批判もお聞きしました。また、珍しいことですが、地域訪問中の鈴木こうじ前県議とばったり。広い福井市でもこういうこともあります。元気そうで、しばし立ち話で政局の意見交換などをしました。


      ★

  JAがTPP反対集会の開催を発表しました。  
  風雲急を告げるTPP問題。安倍政権は国民には全体像を明らかにしないまま、「秘密」交渉にのめりこもうとしています。
しかし、農業分野でも、医療分野でも甚大な影響をおよぼすことは米韓FTAの韓国の状況をみても明らかです。
  TPP反対は、国民の命である農業生産と国民皆保険制度を守り抜く決意とともに!日本共産党は裏切ることなくがんばる政党です!

■福井・・・JA福井市で5月にTPP県民集会 「断固反対の立場」と県5連会長

(2013年4月11日

  福井県のJA県5連の山田俊臣会長は11日の定例会見で、5月13日に「環太平洋連携協定(TPP)の県民反対集会」(仮称)をJA福井市本店で開くことを明らかにした。次期参院選については「候補者に公開質問状を出し、TPPに対する姿勢を確認する」と述べた。

 集会は県JAグループや県森林組合連合会、県漁連など農林漁業関連の県内7団体でつくる「TPP交渉参加断固阻止対策県本部」が主催で、1千人規模になる見込み。

 自民党TPP対策委員会の西川公也委員長や福井県選出国会議員を招き、TPPの内容や参加表明に至った経緯、農業対策などについて詳しい説明を求め、意見交換を行う。同本部が大規模な反対集会を開くのは2011、12年に続き3回目。

 山田会長は集会の趣旨について「あくまでも断固反対の立場。(TPP交渉参加を前提に)あれとこれを守れという条件闘争ではない」と強調。今後の反対行動について「参院選も絡み、5~7月がヤマ場になる」との見通しを示した。

 参院選では、前回の衆院選と同様、候補者にTPPに関する公開質問状を出すとし「質問を公開することで、有権者が判断しやすくなる」と述べた。県農政連の候補者推薦については明言を避けた。・・・・・・・・


原発新基準、防災計画で住民は安心できるのか?ネット、SNS利用の安全を考える。

2013年04月11日 | Weblog
  なんか不正アクセスの影響でもないだろうが書き込んだ内容が全部消えてしまった!

  気を取り直して書く。NHKでも「深刻な事故への対策を初めて電力会社に義務付ける、新たな規制基準の案が、原子力規制委員会で了承されました。新たな規制基準は、福島第一原発のような深刻な事故への対策や、地震や津波の想定をこれまでより厳格に行うことを電力会社に義務づけるもので、そのほとんどが、停止中の原発の再稼働の前提となります。」と報道されています。
  しかし、全国で唯一稼働中の大飯原発はそのまま動かしつづける。
苛酷事故を想定しての対応、てことは、やはり原発本体の安全性を向上させるには限界があり、さまざまな「後付け」対策でカバーする、ということ。
 こんな状況で世界最高水準!と自画自賛されても、新たな安全神話の誕生ですね。

 福井県民としては一番気になる防災計画は?

■NHK・・・新防災指針 自治体不安の声

  県内の市や町の防災担当者を対象に国や県の新たな防災指針について説明する会議が敦賀市で開かれました。
10日の会議には、県内の市や町の防災担当者、30人余りが出席し、県の担当者が、3月にまとめた原発から5km圏内の住民の避難についての方針を説明しました。事態の深刻さに応じて的確な避難指示を行う必要があると述べ、この方針に基づいて、今年6月に美浜原発で5km圏内の1000人を対象に県の防災訓練を行うと説明しました。
原子力規制庁の担当者が甲状腺被ばくを防ぐヨウ素剤の配布方法について、10日の規制委員会で決定された自治体が住民説明会を開くといったルールを、それぞれの自治体の防災計画に反映させるよう求めました。

  これに対し、敦賀原発・美浜原発、高速増殖炉「もんじゅ」の30km圏に入る越前市の担当者は「安定ヨウ素剤の服用方法について、30km圏内についても一定の方向性は示されたが、具体的な内容などが明確ではないので不安材料がある。今後、県や国の意見を、詳しく聞いた上で調整を進めたい」と話していました。
高浜町の担当者は「美浜原発で行われる訓練を踏まえ、住民の意見も取り入れて具体的な計画を策定したい」と話していました。
一方、県の担当者は「訓練の内容については、今後、参加する機関との調整が必要だが、すべての住民が参加する形で行い、検証を行った上で、避難計画の見直しに反映させたい」と話していました。・・・・・・


   という感じで、なぜ唯一稼動している大飯原発事故を想定しておこなわないのか?
国も県も、大飯原発の再稼動だけすすめておいて、防災計画と訓練についてはスローだなあ、という印象です。
  訓練は6月16日、まさに6月県議会の直前です。

          ★

  私が利用しているブログの関係で不正なアクセス・・・・という案内がおくられてきました。
日本や韓国など各地でネット経由の不正なアクセスや攻撃が後をたたない。
  膨大な情報、個人のプライバシーなどが簡単に盗られてしまっては大変。
  会社や役所などでは、重要情報のパソコンは外部のネット接続などはできないクローズで利用しているケースも多いでしょうが、個人ではそうもいかないので、悩ましいところです。

  昨日は事務所でSNS対応についても打ち合わせをおこないました。
  どんどん以前とは比較にならない膨大な個人情報の蓄積が業者のコンピュータにはおこなわれるわけで、さまざまな情報の安全問題も考えなくてはなりません。

■《参考》gooからのお知らせ・・・不正ログイン被害のご報告とパスワード再設定のお願い
(2013年4月9日 15時30分 追記)
下記にてご報告させていただいたgooIDでの不正ログイン被害につきまして、
弊社では、速やかに被害状況調査と全容把握を終え、
必要となる対処 ならびに セキュリティ強化措置を実施いたしましたことをご報告申し上げます。

なお、本件に関しましては、既に警察へ相談を行い、
システム上のモニタリングと不正アタック対策の強化も開始しております。

弊社といたしましては、
インターネット上のさまざまなサービスにおいて、
類似の被害報告が多数報道されていることから、
引続き gooIDとパスワード管理の重要性についてお客様へご理解をいただくとともに、
不正ログイン対象以外のすべてのお客様に対しましても、
アカウントのロックをかけさせていただき、
パスワード再設定のお願いをさせていただくことといたしました。・・・・・・


若狭町議選で北原たけみちさんが2期連続で無投票当選!憲法改憲・道州制で庶民の声は封殺

2013年04月10日 | Weblog
 昨日は若狭町議会議員選挙で日本共産党の北原たけみちさんが無投票当選をかちとりました!
北原さんは東京で教師をしていて、前回選挙の前に故郷に帰福、前回も無投票当選。2期連続の無投票当選は福井県の共産党議員では初めてかもしれません。次回は選挙してもらわにゃー(笑)

 つづいて6月のあわら市議選では現職の山川さん、7月参院選では比例の井上さとし参議院議員と福井選挙区の山田かずお候補の勝利めざしてがんばりましょう。

 昨日は憲法改悪反対共同センターの会議もありました。政府は改憲に強気です。維新の会ふくめて野党も改憲賛美な状況が後押ししているのでしょう。
しかし、国民は9条改憲で戦争できる国にすることをのぞんではいません。
安倍や石原の昔の明治憲法の時代が懐かしい政治家、日本の侵略戦争を反省しない政治家に未来をゆだねるわけにはいかないのです。

 NHKニュースは報道しました。・・・「安倍総理大臣は衆議院予算委員会で、「憲法を国民の手に取り戻すという意味においても、96条を改正して、国会が憲法改正を発議する要件を衆参両院のそれぞれですべての議員の『3分の2以上の賛成』から、『2分の1以上の賛成』にすべきだ」と述べました。
  そのうえで、安倍総理大臣は「2分の1以上の国民が憲法を変えたいと思っていても、3分の1を少し超える国会議員が反対すれば、改正できないのはおかしいと考えるほうが常識だ。96条の改正で、憲法改正の可能性が出てくる。国民の手で新しい憲法を作ることが可能になり、議論が活発になるだろう」と述べ、96条の改正に強い意欲を示しました。」

  自民党、公明党は福井県などを統合する道州制法案の提出も目論んでいます。仮に、福井県が関西州などの一部ということになり、市町がさらに統合されれば、これまでの県議会、市議会、町議会のように地域密着型での議会議論は遠のくでしょう。議会の形骸化もいっそうすすむことになり、代議制の根幹がゆらぎます。
  憲法改憲で戦争する国づくりと一体で、国民の声が封じられていくことになりかねません。

  ぜひ、憲法擁護、戦争反対の日本共産党を応援してください!
 5月3日の憲法記念日は、アオッサで開催される憲法記念日つどいに集まりましょう。

       ★

  佐々木衆議院議員がずばり、安倍政権、黒田日銀の危険な政策を喝破しています。
「2、2、2の政策」は、国民が苦しむ一方で、大企業や大株主が「ふ、ふ、ふ」と笑う政策にほかなりません。

■佐々木衆議院議員・・・日銀の「政策決定会合」による金融緩和政策が、大きく報道されました。
 2年間で、前年比2%の物価上昇率を目指す「量的・質的金融緩和」をかかげ、金融市場に供給するお金の量「マネタリーベース」を2年間で倍増させるとしています。そのため、国債に加え上場投資信託(ETF)などリスク資産も買い増すとしています。――2年で、物価を2%上昇させるためマネタリーベースを2倍にする。……これを「2、2、2の政策」と呼ぶのだそうです。そのために、日銀が今後2年間で100兆円ほど市中から長期国債を買い上げ、1年間で60兆円から70兆円ほど国債を買い増すそうです。財政支援も極まれりです。
  これで、ほんとうに景気が良くなるのでしょうか。ある評論家は「アリさんではなくて、キリギリスさんを応援する政策だ」と言っています。

  物価を前年比で2%上げるといいますが、重要なことは、そのなかに消費税増税(税率8%)による2%物価上昇分は含まれないということです。また円安による物価上昇分も入らないというのです。そうなると、2年後には物価が4~5%上がることになるのです。
  消費税増税と社会保障の負担増で20兆円も負担が増えて可処分所得が減ると、庶民生活はダブルパンチではありませんか。これで、どうしてデフレ脱却できるのでしょう。・・・・・

街頭宣伝、湊小学校入学式。危険!全原発再稼動めざす関西電力の計画。事故調元委員も批判。

2013年04月09日 | Weblog
  昨日は、山田かずお参院候補との街頭宣伝、地元の湊小学校の入学式、あいさつ活動、自治会のお仕事などでした。ぴかぴかの新入生の将来に幸あれ、と願います。

 関電は全原発の再稼動をめざすのか。まさに、福島原発事故がいまだに手がつけられない状況をみれば、無謀、というほかないでしょう。
あれこれの対策をしたから大丈夫・・・・という思考は、新たな安全神話を生み出すことになりかねません。
 
  昨日の衆院原子力問題調査特別委員会でも、元国会事故調の黒川元委員長は「事故はまだ明らかに収束sていない」、石橋克彦氏は「原発の深層防護は大変不十分。世界最高水準の安全対策とはいえない」などなど元委員からは厳しい指摘が相次ぎました。謙虚に受けとめることが必要です。
  私も指摘しているように、福井県の安全専門委員会を県民公開の場で開催し、これまでの経緯と新基準についても検証すべきです。

■NHK・・・関電が県に安全対策状況を報告

 関西電力は原発事故の際の対応拠点となる「免震事務棟」について県内にある3つすべての原発の構内で具体的な設置場所を決めたことを明らかにしました。
8日は関西電力の豊松秀己副社長が県庁で福井県の満田副知事と面会し、東京電力・福島第一原子力発電所の事故を受けて進めている安全対策の進ちょく状況を報告しました。

 このなかで、豊松副社長は「ことし7月に原子力規制委員会が示す原発の新たな安全基準に速やかに適応し、少しでも早く再稼働できるよう全力を尽くしたい」と述べ新たな安全基準で求められている事故の際の対応拠点、「免震事務棟」について設置場所を決めたことを明らかにしました。
具体的には、いずれも敷地内で、現在3号機と4号機が稼働中の大飯原発については、1号機に近い海抜15mの場所に美浜原発は3号機に近い、海抜6 mの場所に、また、高浜原発は2号機に近い海抜17mの場所にそれぞれ設置するということです。
 関西電力によりますと「免震事務棟」はヘリポートつきの地上9階、地下1階建ての建物で平成27年度上半期の運用開始を目指しているということです。
これに対し、満田副知事は「原発の安全対策は可能な限り前倒しすることが重要で、安全対策の進ちょく状況はできる限り外部に情報提供してもらいたい」とあらためて要請しました。・・・・


    ★


 中国の鳥インフルは心配ですね。中国へ仕事、観光でいく人も福井県内には多数いますし、中国から日本への鳥の飛来もあるでしょう。

 日本の政党の中で独自に世界各地に特派員を派遣している政党は日本共産党だけです。
しんぶん赤旗の記事になり、国会議員の質問に活かされたりします。もちろん、ほかのマスコミが報道しない真実などもウオッチしています。この機会に赤旗をお読みください。
 福井の方のお申し込みは 0776-27-3800 まで。

■赤旗特派員・・・・中国・上海 鳥インフル感染10人  卸売市場と小売店閉鎖

【北京=小林拓也】中国・上海市政府は7日夕、59歳と67歳の男性2人がH7N9型鳥インフルエンザに感染したことを発表しました。7日までに上海の感染者は10人(うち4人死亡)。全国では安徽、江蘇、浙江の3省を含め計20人(うち6人死亡)となりました。

 上海市政府は6日、生きた鳥を扱う3大卸売市場や461カ所の小売店などを一斉閉鎖しました。

 浙江省衛生庁は、同省杭州市でH7N9型ウイルスに感染した患者が農産物市場で買ったウズラを食べた後に発症したと発表。5日、市場のウズラから同型のウイルスが検出され、杭州市は同市場の鳥を殺処分し、生きた鳥の取引を停止しました。江蘇省南京市も6日、主要な卸売市場を閉鎖するなどの措置を取りました。・・・・・・・

冷雨のなかの廃品回収。共産党後援会と地域の花見会。あいにくの天候で屋内に。

2013年04月08日 | Weblog
 昨日は、冷たい雨と風で花見の予定をされていた多くの方がキャンセルされたのではないでしょうか。福井駅前マラソンも中止に。天気とはいえ、残念でした。
 私は、地元の廃品回収車・ダンプの荷台にのって地域のみなさんとともにステーションをまわり雑誌、新聞などを回収する作業をおこないました。冷たい雨に打たれながらの作業で、さすがに体が冷え冷えでした。暴風にならなかったため、作業は予定通りすすみました。

 その後、日本共産党の鈴木市議事務所でおこなわれた後援会の花見(会場変更)会に参加。都合で鈴木市議は参加できなかったのですが、西村たかじ前市議とともにあいさつし、参院選にむけての取り組みを訴えました。後援会の方が、桜の造花をつくってきていただき、感激しました。
 そこを中座して、地域の花見会で湊八幡神社の会館へ。いつもは桜満開の神社境内でおこない、桜花の舞うなかでおこなうのですが、会場変更です。地域のみなさん方となごやかに懇談しました。秋吉の焼き鳥でお酒もすすみます。
地元のお店の方から、ぶりの刺身やお赤飯の差し入れが!おいしかったです!

  今朝の福井新聞の1面トップは「増える内部留保 大手100社で99兆円 利益温存 浮き彫り」の大きな記事。赤旗かと思いましたよ。
  県議会でも私だけが提案してきた内部留保の活用について、ぜひ福井県内の企業の実態も調べて報道していただきたいものです。


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 井上参議院議員が怒るように、まさに東電の反省は口先です。
福島原発事故も終わっていない、つまり原発事故はいったん起きたら取り返しがつかない・・・・再稼働や新増設なんて許されません。

 また、毎日新聞が小浜の中嶋哲演住職のインタビューを掲載していますが、安倍政権で再稼働へ沸き立つ政府・原発事業者をしっかり見据えたたたかいが大事です。
私は議会でも繰り返し強調していますが、原点は福島にあると思います。
前総理の「収束宣言」も福島を忘れさせ、原発再稼働への伏線でした。原発事故でも、地震・津波災害でも、被害実態と被災地を忘れないことが一番大事ではないでしょうか。
忘れる、ことは次の災害のはじまりなのですから。

■井上さとし参議院議員・・・「福島第一原発事故は収束しておらず、東電の反省もない。再稼働を論じる条件はない」――先日の予算委員会で、安倍総理と東電社長を追及。その後の事態は私の指摘通りになっています。
 福島第一原発では毎日400トンもの地下水が建屋に流れ込み、汚染水が増え続けています。私は質問で「収束どころか被害は拡大している」と指摘。さらに、使用済み核燃料冷却プールが停電で29時間も停止したことをただしました。
停電の原因はネズミが配電盤に入ってショートしたでした。驚くことに、事故から二年もたつのにトラックの荷台の仮設配電盤のままで、ネズミ対策もバックアップ電源もなし。しかも、あれほど隠蔽体質が批判されたのに、事故の発表は発生三時間後でした。

 「これで3.11の反省があるのか」とただすと東電社長は「反省してます」との答弁。私は「口だけではだめだ」と批判しましたが、まさに「口だけ」だったことが次々と明らかになっています。
原発では5日、停電対策の作業中のトラブルで再び停電しました。6日には汚染地下水の貯水槽からの漏出が発表されましたが、会見は漏出の疑いが浮上した2日後でした。さらに7日には別の貯水槽から汚染地下水が漏出。ひどすぎます。

 電力会社は、「安全対策を行い、3.11並の地震や津波がきても大丈夫なので再稼働を」といいますが、ネズミ一匹でも大丈夫でなかったのに、どうして大丈夫などといえるのでしょうか。
 再稼働なしで廃炉作業に入る即時原発ゼロしかありません。



■毎日・・・・日曜ひろば:「反原発」訴える明通寺住職・中嶌哲演さん /福井
毎日新聞 2013年04月07日 地方版

 ◇立地地域、消費地ともに本気を 二利円満、根底に仏教−−中嶌哲演さん(71)

 福島第1原発事故から2年。この間、国内の全原発停止、関西電力大飯原発の再稼働、原子力規制委員会の発足、原発の新安全基準(規制基準)検討などの動きを経て、原発は再び新たな一歩を踏み出す構えをみせている。小浜市に原発誘致計画が持ち上がった1960年代末から計画阻止を訴え、反原発運動の中心的存在として知られる同市の明通寺住職、中嶌哲演さん(71)に現在の思いを聞いた。【松野和生】

 ◆市民活動家、土井淑平氏との編著「大飯原発再稼働と脱原発列島」(批評社)が3月に出版された。小浜や石川・珠洲など原発建設を阻止した各地の事例を記録した。

 全国で20〜30地点が原発建設を食い止め、建設を受け入れた事例よりも多いのです。建設を許した地域は集中立地となり、脱原発に成功した例はありません。再び原発再稼働の動きが出ていますが、新たな反対運動を切り開くために過去の事例を振り返ることも無駄ではないと思います。

 ◆安全を前提としながらも重要エネルギー源として再び原子力へとかじを切り戻す動きが顕在化している。

 福島の事故で原発の「安全神話」は完全に崩壊し、居直ったかのように「放射線の安全神話」へくら替えしています。しかし、原子力推進派にとって重要なのは原発の「必要神話」なのです。集中立地で巨額のビッグビジネスと利権が生まれました。40年以上も続いた原発推進体制の中で立地地域の住民も反対の声が上げにくくなった。大きな力が働いていると認識し、運動を構築していく必要があるのです。

 第二の原発震災を許さないために、本気になればできないことはありません。まず「脱原発」を決め、準備のための事業予算を求めることです。かつて国内の石炭産業が斜陽化した時代、特別措置法に基づく巨額の金が交付されましたが、大資本を利するだけでした。脱原発のための交付金がもたらされても、原発の交付金と入れ替わっただけでは本当の地域振興につながりません。地域の経済規模に合った事業の展開を申告し、国はそれに見合った補助を提供する必要があります。

入学式参加者へ共産党と民青がおめでとう宣伝。福島原発汚染水漏れ、を考える。

2013年04月07日 | Weblog
昨日は、福井大学入学式の会場付近で宣伝行動、共産党の会議、地域訪問活動などでした。
福大の入学式はフェニックスプラザで。駐車場には北陸高校入学式のみなさんも駐車するため、一時、大渋滞に。わたしたちは、共産党の原発政策や経済政策のチラシを配布、民青の金元委員長らは民青の東北ボランティアなどのチラシを配布。けっこう受け取っていただけました。
  新しい大学生活をおおいに学び、エンジョイするとともに、社会にも目をむけていただきたいものです。

  夜の地域訪問の頃には風雨がつよくなりはじめました。桜も散ってしまうのでしょうか。日曜日が花見というところもけっこうありますね。残念ながら、屋内で、ということになりそうです。


 なんと昨日は井上ひさしさんをしのぶ第一回吉里吉里忌が鎌倉で開かれ、こまつ座代表の井上麻矢さんが「父のため仕事でがんばります」と挨拶したという。吉里吉里人は私が20代の頃の作品ですが、むさぼるように読んだ記憶があります。
pic.twitter.com/jxmIjPdfcB

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   志位委員長らの視察でも問題が指摘されていたがたまりつづける汚染水の問題。東電は海洋投棄も検討しているというが、そんな野蛮なことは漁民だけでなく、世界が許さないだろう。

  地下水への浸透がおこってないかも心配だ。
  国も電力業界も、「収束宣言」を撤回し、あらたな原発再稼働などにつぎこむ資金とエネルギー、知恵があるなら、総力をあげて福島原発事故の対策こそ最優先すべきでしょう。
  深刻な海洋汚染や地下水汚染の後では遅いのですから。

■NHK・・・・汚染水漏れ 冷温停止宣言後最大規模に

 東京電力福島第一原子力発電所で、地下の貯水槽から汚染水が漏れ出たトラブルは、冷温停止宣言のあとでは最大規模の汚染水の漏れとなりました。
東京電力は別の貯水槽に移す作業を急いでいますが、移送を終えるまでに3日以上かかる見込みです。

 福島第一原発では、今月3日から5日にかけて、大量の汚染水を保管できる地下に設置した貯水槽から、汚染水が外に漏れ出ているのが確認され、これまでに120トン余りが漏れたとみられています。この量は去年3月にタンクの配管から漏れたトラブルのときと同じ量で、今後も増えるとみられ、おととし12月の冷温停止宣言のあとでは最大規模となります。
 
 東京電力は、今後も漏れるおそれがあるとして、6日朝からポンプを使って隣の貯水槽に汚染水を移す作業を始めました。
移送時間を短縮するため、その後、南側にある別の貯水槽への移送も始め、5台のポンプ合わせて1時間当たり200トンのペースで移していますが、移送を終えるまでには3日以上かかる見込みだということです。
  東京電力によりますと、検出された放射性物質の濃度などから、漏れ出した放射性物質の量は放射性ストロンチウムを中心に7100億ベクレルと評価しています。
東京電力によりますと、周辺に排水溝がないため、直接海に流れ出てはいないとしていますが、移送を終えるまでの間、さらに漏えいは続く見込みです。
このため、汚染水を移す作業を急ぐ一方、周辺の地盤で放射性物質の濃度の測定などを行い、水漏れの状況や環境への影響を監視するとしています。


増え続ける汚染水 解決策見いだせず

  増え続ける汚染水を巡っては、敷地内に貯蔵用のタンクなどを次々に造って保管するという、いたちごっこが続いていて、事故から2年がたっても抜本的な解決策は見いだせていないのが現状です。
福島第一原発では、原子炉建屋の壊れた壁などから地下水が流れ込み、今も1日400トンのペースで、高濃度の放射性物質を含む汚染水が増え続けています。

 これらの汚染水は、放射性セシウムを取り除いたあと、一部は原子炉の冷却に使い、それ以外は、海や大気中に漏れ出さないよう、敷地内に設置したタンクや地下の貯水槽にためて保管されています。現在、タンクと地下の貯水槽の貯蔵容量は合わせて32万トン分ありますが、すでに8割を超す27万トン分が埋まっている状況です。保管用のタンクの設置を巡っては、地盤の状況など敷地内で適した場所を探す必要があり、すぐに設置することが難しく、東京電力では計画的に増やすという対応をとっていました。
  特に今回水漏れが見つかった地下の貯水槽は、たくさんの汚染水をためることができることから、東京電力も「当面の保管先として期待していた」と話していて、今回の水漏れで、およそ1か月分に当たる1万4000トン分の貯蔵が当面できなくなるとみられ、影響は深刻です。
また、7つある地下の貯水槽はいずれも同じ構造で、東京電力は、原因の究明が終わるまで、今回の緊急的な移送以外では貯水槽よりもタンクを優先的に使う方針を示しています。
  しかし、タンクは十分な余裕がない状況で、綱渡りの状態が続くとみられます。
東京電力は、地下水の流入を減らして汚染水の増加を抑える対策を進める一方、今後もタンクの増設を続けて70万トン分まで増やし、およそ2年半後までの貯蔵量を確保したい考えです。
しかし、短期的にみると、汚染水の保管状況は厳しさを増しており、東京電力は早急に保管計画を見直すことにしています。



自由民権運動と福井。労作「福井藩士履歴」の刊行がはじまる。福井出身学生の「苦学」

2013年04月06日 | Weblog
  昨日は生活相談や訪問活動、金曜日の原発ゼロ・県庁前アクションなどでした。県庁前の桜はちょうど満開、県庁内もそぞろ歩きのみなさんでにぎわっていました。私もついつい、散策して夜桜を楽しみました。
  資料を探しに久しぶりに県立図書館へ。ちょうど文書館では、「自由民権の土壌ーーー杉田仙十郎・定一・鈴 おやこ展」が14日まで開催中。植木枝盛の撰文などの展示もあり、いかに自由民権運動において大きな役割を果たしたかが偲ばれます。この撰文をもとめた当時の民衆の心意気も熱い。
  また、県民福井に紹介されたように、「福井藩士履歴」の刊行がはじまりました。ひらたく言えば、人事データーベースでしょう。江戸から明治期の福井藩士の姿が彷彿されるような貴重な仕事であり、関係者のご努力に敬意を表します。
いっそうの研究や、想像の発展を期待したいところですね。
  

■県民福井・・・福井藩政“ひもとく” 藩士の履歴整理

  県文書館は、江戸中期から明治初期の福井藩の中級・上級武士の氏名や職歴などをつづった史料を整理し、「福井藩士履歴」として刊行した。今回は第一巻で、五十音順に二〇一七年度までに全六巻を刊行予定。近代日本の夜明けの時代を含め、当時の福井藩の政治・経済的な動きの全体像解明に向けた活用が期待される。 (北原愛)

 ベースとなったのは、福井藩の藩政史料「松平文庫」のうち、各家の禄高(ろくだか)や現役当主の氏名、その出張記録や任務、賞罰など記載した「士族」と、死亡・隠居した当主が記された「はぎ札」の計八冊。幕末期の記載が特に詳細で、人事管理に使われていたらしい。

 同館は二〇一一年度から、当主名が「いろは」順に毛筆で書かれた崩し字を活字化し、家ごとに当主をまとめて五十音に並び替える作業を本格化させていた。

 「福井藩士履歴」は、家臣団の中核を担った九百家を網羅する予定。「第一巻(あ~え)」は、百五十四家の当主計八百人以上を取り上げた。中には、松平春嶽の幼少期の教育係を務め、有能な下級武士を起用する人事制度を確立した「浅井八百里(やおり)」や、京都の福井藩邸で坂本龍馬と面会した「青山貞」の名も掲載されている。

 明治期の陸軍省で測量業務に携わった「井原立二(なりかず)」の一八六三(文久三)年九月十七日の項目には「勝麟太郎殿へ相手寄航海術致修業候様被仰付候、同十八日出立」の記載が見られる。幕府の神戸海軍操練所で勝海舟に航海術を学ぶようにとの命令を受け、翌日に福井を出発したとみられ、「石川尚一郎」らの項目にも同様の記載があった。

 同館は「福井藩士の動きを“点”ではなく“面”で追うことが可能な人事データベース」と位置付けており、関連職務や同時期の人事を検索すれば、福井藩の諸改革や他藩との交流が、生き生きと立ち上がってきそうだ。第一巻は発行した千部を希望者に配布するほか、デジタルデータ化して同館ホームページ(「福井県文書館」で検索)で公開中。・・・・・・

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  毎日新聞が福井出身の早大生の実態を紹介していました。
奨学金もうけながら、バイト疲れで授業に行けないことも・・・・と。自営業の親も月4万の仕送りを必死でがんばっているのでしょう。この奨学金も高金利の借金となって新社会人を苦しめるのですが・・・・
  このような状況で、消費税増税では、自営業の親と、学生生活の両面を直撃することになります。
  学生生活も直撃する消費税増税は論外ですが、日本も諸外国並みに高等教育の無償化へすすむことが必要です。
  将来の日本のために、大型開発事業で借金を残すのではなく、若い世代の教育機会の保障こそ優先すべきではないでしょうか。


■毎日・・・私大生困窮:アルバイトと牛丼の日々 授業欠席も

 5日、東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の調査で、首都圏の私立大・短大に昨年入学した自宅外通学生への仕送り額が12年連続で過去最低を更新したことが分かった。

 福井県鯖江市出身の早稲田大法学部4年の男子学生(22)は、自営業の親からの仕送りは月4万円。1年生の時はキャンパスから電車で約20分の家賃2万5000円の学生寮に入っていたが、通学費と時間がかかるため2年生から大学近くのアパートへ引っ越した。しかし、家賃は7万4000円。日本学生支援機構からの奨学金(月約10万円)ではとても生活できず、2日に1回はアルバイトに明け暮れ、疲れて授業に行けないこともある。「友人からは『社畜』とからかわれています」と苦笑する。

 同大4年の男子学生(21)は広島市の親元からの仕送りはゼロ。父親は地方公務員。入学時、姉が地元の私大に通っていたので「仕送りは無理」と言われた。家賃7万5000円、就職活動に不可欠の携帯電話代月1万円−−。月の半分はバイトを入れている。「ごはんはほとんど牛丼。いつもお金のことを考えています」。今は就職活動中。地元企業を希望しているため、新幹線代がさらに重くのしかかっている。・・・・・・・・


福井市の「ふれ愛園」を視察しました。危険だ!日銀が無制限の金融緩和政策にふみだす。

2013年04月05日 | Weblog
  昨日は打ち合わせや議員団会議、視察などでした。
視察は福井市の「ふれ愛園」を西村公子、鈴木正樹両市議とともにたずねました。
  今村園長、黒田副園長らにご説明と施設案内をしていただきました。ありがとうございました。

  施設は養護老人ホームと児童養護施設が併設されています。養護老人ホームは定員100人で65歳~93歳の71名が入所、児童養護施設は40人定員で2歳~18歳までの17名の入所です。
  こどもさんの入所理由で一番多いのは「虐待」ということで胸がいたみます。施設見学の際には元気な笑顔に出会うことができましたが、一日もはやく家族で暮らせる日を、と願います。
  施設職員のみなさんも親御さんとの関係など緊張する場面もあるとおもいます。県の総合福祉相談所などとの連携で取り組まれていますが、いっそうの体制充実も求められているのではないでしょうか。

  また、子ども達の施設が「耐震C」ということで2000万かけて耐震工事がおこなわれた内容も視察させていただきました。「今朝も地震がありましたので、工事がおわって安心です」とおっしゃられていましたが、ほんとにそうですね。


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  日銀が無制限の金融緩和政策にふみだし、家計や地方財政への影響も懸念されます。
日銀が購入する国債の量に上限がなくなり、政府がすすめる新幹線やダムなど不要不急の大型公共事業推進を後押しするとなれば、国債下落と金融システムの不安定化につながる危険が指摘されています。また、マネー供給を増やしても、国民は消化できず、バブル投機資金となり、国民の生活実体はよくならないまま、物価は上昇をつづけ、結果として生活実態は悪化する、と指摘されています。


  慶応大学の金子勝教授は、「日銀が長期国債や株価指数連動型上場投信等の買入れ増加を決めマネタリーベースを倍にするとし円安・株高が進んだ。黒田日銀総裁は99~03年に財務官3年半務め、内閣官房参与もやり金融緩和で円安・株高を演出した。ますます小泉時代とそっくりに。だが、日銀が金融緩和しても銀行から先にお金が回らず、日銀に約50兆円近くがブタ積みになっています。米国経済の回復も鈍い。バブルを作りだして金を回すつもりでしょうか?円安・株高に酔っているうちに、日本社会が壊れた小泉時代の再来かも?小泉「構造改革」期に、円安・株高で企業決算が表面上黒字化したが、企業は内部留保をため込み、技術開発投資・設備投資をせず、スパコンや半導体から各種電機製品に至るまで、日本製品は世界シェアを急速に落とし、規制緩和中心の「成長」路線で格差と貧困は深刻化し「失われた20年」になった」と、懸念しています。

  いま、求められるのは「株価があがった!」云々というマネーゲームと消費税大増税・国民負担増というかつて日本経済と国民生活を沈没させた政策の蒸し返しではなく、国民・中小企業の実体経済の向上と、幸福こそ追求されるべきです。




告示目前、北原たけみち若狭町議を激励・応援。地元の湊八幡神社懇談会。「芦部憲法」も知らない総理。

2013年04月04日 | Weblog
   いよいよ9日が告示。若狭町議選勝利めざし現職の北原たけみちさんが奮闘中です。
昨日はあいにくのつよい雨の中、激励と応援に行ってきました。住宅リフォーム助成の実現や空き家活用など先進的な政策を提案し実現をはかってきています。

  帰途、敦賀市のラーメン店「おかや」へ。「先日も朝日新聞に紹介されてましたね」とおかみさんに。客は私ひとり。「もう全然だめ、敦賀はどうなるのかしら。このあたりでも30店ぐらい閉店したわ」と。チャーシューの大盛りを頼んだらすごい量。「食べられますか?うちは2玉入れてます」と。ズズーと食べながらの景気談義がつづきました。もちろん完食しました。

  夜は地元の湊八幡神社の懇談会に参加。神社の年間行事などの説明をうけました。懇談では、おなじテーブルのみなさんからしきりに原発問題や新幹線問題での質問が相次ぎ、さながら「県政報告」の様相。地域のみなさんが県政問題についてつよい関心をお持ちであることも実感しました。ガンバリマス。
 神主さんからは神社の縁起をいただきました。朝倉氏とゆかりがある社で城戸の内にあったが織田信長勢の攻略で落城とともに・・・その後、北の庄、照手と遷り、現在地へ。足羽川に向いた神社ですが、川に向いた神社は大変めずらしい、との説明でした。
  当時の足羽川の水運と関係があるのかもしれませんね。

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 井上さとし参議院議員の報告には驚くばかり。改憲を呼号する自民党が国会での審議にまじめに出席していない、という。きちんと議論もせずに、ひどい話だ。
 驚いたのは、「安倍総理が憲法学の第一人者である芦部信喜を知らなかったこと」!
芦部憲法ともいわれその解説は定説をなしているのです。一地方議員の私ですら、議会控室には芦部憲法の本を置いています。いかに軽薄な改憲議論であるか、痛感しますね。

■井上参議院議員・・・参院憲法審査会が開かれ、「二院制の存在意義」をテーマに参考人から意見をお聞きし、審議しました。参考人は、加藤一彦・東京経済大学現代法学部教授と加藤秀次郎・東洋大学法学部教授。二時間半にわたり議論しました。

 ひどいのは自民党議員の出席の悪さ。約半分の席が空いたままです。参考人にも失礼ですし、改憲を掲げて審査会の開催を主張しながら出席しないといういい加減さ。先日の予算委で、安倍総理が憲法学の第一人者である芦部信喜を知らなかったことが話題になっていますが、この党は改憲は論じても憲法学には関心がないのでしょうか?

 自民党の改憲草案が「憲法とは国民が権力を縛るもの」という近代憲法の根本から逆の内容になっているのも、当たり前なのかもしれません。・・・・・

あわら温泉・開花亭営業停止の波紋。福井で日ロ天然ガス共同委開催。

2013年04月03日 | Weblog
  県内マスコミでもあわら温泉・開花亭営業停止の波紋がおおきく報道されています。
4月1日入社の方が旅館に行ったら弁護士がいて営業停止を告げられた、とのお話しもお聞きしました。胸ふくらませた老舗旅館での仕事の夢がその日に断ち切られた驚きと悲しさはいかばかりでしょう。従業員の給与も未払いがある、との報道です。

  新幹線がくれば・・・という論調もマスコミにはありますが、土台の消費不況を克服しないと問題はなくなりません。
安倍政権がつきすすむ消費税増税や年金削減、そして物価上昇の方向では国民の消費は回復しません。

 いまこそ、消費税増税の中止、260兆円もの内部留保を活用した賃上げを、と訴えていきましょう。

 
  県のLNG計画推進に向けて、今回の日ロ天然ガス共同委開催はプラスになるでしょうか。
福井県がえがく、事業展開と受け皿がどうなるのか、このあたりを早くしめしていくことも必要ではないでしょうか。


■福井・・福井で日ロ天然ガス共同委開催へ 県のLNG関連施設誘致へ弾み
(2013年4月3日

  経済産業省資源エネルギー庁とロシア政府系の天然ガス企業「ガスプロム」が天然ガス分野での協力方針などを協議する共同調整委員会が、16日に福井県福井市内で開催されることが2日分かった。資源エネ庁、ガスプロム社から30~40人が出席。極東ウラジオストクで進められている液化天然ガス(LNG)基地の建設計画をはじめ、天然ガス事業をめぐる最新情報を共有し意見交換する。

 委員会前日の15日には福井県幹部も出席するレセプション開催を計画中で、LNG関連施設の誘致を進める県が、地理的優位性などをアピールする機会になりそうだ。

 ガスプロム社は、ロシア国内で天然ガスの開発、生産、輸出を独占的に行っている世界最大のガス会社。同社を中心にウラジオストク郊外では年産1千万トン規模のLNGプラント建設計画が進められている。

 日本国内では原発の長期停止でLNGを含む燃料の調達コストが上昇。低コストの燃料調達を目指す中で、プラント建設計画には日本企業の参画が見込まれ「日ロエネルギー協力の目玉」として注目されている。

 共同調整委はガスプロム社と資源エネ庁が天然ガス事業での協力で2005年に合意したことを受けて設置され、07年から昨年までに日ロ交互に7回開催されている。

 資源エネ庁などによると、福井での開催は、県がLNG関連施設の誘致に積極的であることから決まった。委員会には、資源エネ庁の安藤久佳資源・燃料部長、ガスプロム社副社長らが出席。天然ガスに関する最新情報や、ウラジオストクのLNG基地建設など同社が手掛ける事業について意見交換する。

 県は将来的なエネルギー多角化をにらみ、昨年5月にLNGに関する研究に着手した。西川知事が同9月にLNG産出国と消費国が協議するLNG産消会議に出席。今年2月には県LNGインフラ整備研究会を設置するなど、LNG関連施設の県内誘致に向けた活動を本格化させている。 ・・・・

新年度、異動のみなさんと挨拶。足羽川ダムの問題。芦原温泉の老舗・開花亭の事業停止

2013年04月02日 | Weblog
  昨日は新年度のスタート。桜咲く福井城址の福井県庁前で山田かずお参院予定候補らとともに街頭演説しました。新入職員・社員のみなさんが「おはようございます!」と返事していく様は気持ちがいいものです。

 議会でも新しく着任された豊北議会事務局長はじめ職員のみなさんや内部異動?のみなさんがごあいさつに。こちらこそお世話になります、よろしくお願いいたします。
 新しく部長になられた方とも雑談。ぜひ県民目線の政策実現をお願いしたいものです。

 和菓子屋さんに立ち寄ると、「消費税増税でなくても、売り上げは下降線。このうえ増税ではたまりません」と。消費税増税はほんとに商売仇です。安倍政権にいつまでも甘い顔はしてられません!という実態でしょう。

打ち合わせや事務作業を夕方には終え、久しぶりに勝木書店へ。まちづくりやマスコミ関係の本などを購入。勝木さんは消費税増税に反対しないのだろうか。

  先日、ある新聞関係の女性と話して、「新聞業界では新聞は消費税増税の対象からはずして、と要望してますね」と言ったら、「そうなんですか!」と驚かれた。消費税増税を煽ったのは大マスコミ。それなのに「俺たちは増税するな」とは・・ふざけるな、と言いたい。消費税増税で新聞購読数が落ち込むのは必定。しかし、収入の過半は大企業などからの広告収入なので財界の言うことを聞かなくてはならず、増税キャンペーンに加担。大マスコミの悲しさだ。ここにマスコミで歪められる「世論」があるんですね。

  午後には、老舗の芦原温泉の開花亭が事業停止し、従業員給与も未払い、との連絡が。ただちに、県庁にも対応を要請しました。
芦原温泉の「顔」ともいえる開花亭だっただけに、消費不況の深刻化をおもわずにはおれません。

 

 さて、今年度予算で無駄遣いの号砲が鳴らされた、と批判した新幹線と足羽川ダム。
池田町長も福井市などの対応にお怒りのようですが、その気持ちはわかります。
 しかし、ほんとのところは故郷を失う人たちの悲しさでしょう。

 この厳しい財政の時に1000~1500億もかけるダム工事、しかもダム完成の10数年後まではいっさい治水対策効果はでないのです。

 福井豪雨後、足羽川の改修は完了していますので、福井豪雨規模の豪雨でも福井市は安全です。さらに治水安全度を上げるのであれば、ダムのように湯水のように税金をつかわず、早く治水効果をだす手法に努力すべきなのです。


■毎日・・・足羽川ダム建設:国と地権者協議会、損失補償協定に調印 /福井
 2013年03月28日


  国直轄事業の足羽川ダム(池田町小畑)について、地権者でつくる協議会と国土交通省近畿地方整備局は27日、土地の単価などを定めた損失補償基準に関する協定書に調印した。今後、地権者68世帯は国と個別の補償交渉に入る。早ければ来年度に工事用道路の工事が始まり、26年度ごろの供用開始となる見込み。

 同町内であった調印式で、谷本光司局長は「一日も早いダムの完成と住民の生活再建、地域の活性化に向けて一層、努力する」とあいさつ。地権者を代表し、藤田武志さん(85)は「もうこれで古里がなくなると考えると悲しい」。板倉重守さん(65)は「不安でいっぱいだが、皆さんの協力を頂き、明るい未来になることが一番の生活再建になる」と語った。一方、杉本博文・池田町長は、一部の住民が希望する福井市への集団移転に触れ、「純度の高い移転計画ができたとは聞いていない。国や受益者(福井市)の不作為と言われても仕方のない状況だ」と批判した。

 建設されるのは、堤の高さ約96メートル、貯水容量約2870万立方メートルの治水専用の重力式コンクリートダム。1967年に予備調査に着手し、94年に美山町(現福井市)で建設を始めたが、同省の審議委員会が水没戸数を減らすよう答申し、現在の場所になった。06年に国と県、町が建設に同意し、基本協定を締結したが、民主党政権が09年、事業を凍結。その後、事業の検証を経て昨年7月、同省が建設事業の継続を決めた。・・・・