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前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

「ロシアによるウクライナ侵略を強く非難する決議」全会一致で採択。私は賛成討論。

2022年03月12日 | 福井県政
 昨日も終日県議会予算決算特別委員会。冒頭、東日本大震災の犠牲を悼み黙とうをおこないました。
 私は新年度予算案については、原発推進や無駄な大型公共事業推進、県民負担増大などの問題を指摘し反対しました。反対は私だけでした。
討論冒頭には、現実にはお客さんが入らず苦境にある事業者などへの当面の支援、厚労相も4回目のワクチン接種を検討と述べたことにふれ中期的な対応なども求めました。


 その後、福井県議会本会議が開催され、「ロシアによるウクライナ侵略を強く非難する決議」を全会一致で採択しました。自民党の仲倉県議が提案理由を説明、佐藤県議と細川県議が賛成討論をおこないました。
 決議は、「このような侵略行為は、ウクライナの主権と領土の一体性を侵害するものであり、武力の行使を禁ずる国際法の深刻な違反で、明らかに国連憲章に反するものである。国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、断じて認められない」「稼働中の原子力発電所を攻撃、占拠するという前代未聞の暴挙に出るなど、人類はかつてない危機にさらされている」「ロシアによるウクライナ侵略を強く非難し、即時攻撃停止と部隊の撤収、加えて侵略開始前の原状に復することを強く求める」などとしています。

県民福井より


NHKより




■賛成討論

 日本共産党の佐藤正雄です。ロシアによるウクライナ侵略を強く非難する決議案に賛成討論いたします。
 国連憲章、国際法に違反し、世界の「侵略戦争やめよ」の声に背き、ロシアがウクライナに武力侵略戦争をおこない、民間施設、病院、そして原子力発電所まで攻撃している蛮行は断じて許されません。妊産婦が療養する小児病院まで攻撃したことは人類の未来を奪う、今回のロシアの侵略の本質を象徴するもので憤りを抑えることができません。
 国外避難は215万人を超え、このままなら400万人にもなるという第二次大戦以降最大の人道的危機となっています。ウクライナ国内でロシアの攻撃に寒さと飢えで震えている方々に食料品や医薬品などの非軍事的支援こそ日本としてはあらゆる手段で求められています。
 核兵器使用の威嚇もおこないながら、原発では大事故を起こしたチェルノブイリ原発は占拠され電源喪失状態となっているとの報道です。6基あるウクライナ最大のザポロジエ原発関連施設へも砲撃をおこない、原発を占拠し、IAEAへのデータ通信を遮断したことは、原発が集中している福井県民を震撼させています。
 万が一にも原子炉が破壊されれば、福島原発やチェルノブイリ原発の重大事故をはるかに超える放射能による世界規模の大惨事につながる危険があります。まさに人類全体の生存を脅かねない犯罪行為はやめるべきです。
 
 そしていま脅かされているのはウクライナの人びとの命だけではありません。
主権の尊重、領土の保全、武力行使の禁止。国連憲章が定める世界の平和秩序が根底から脅かされています。
ロシアは世界的に孤立しています。
ロシアの蛮行を許すな! ロシアは国連憲章を守れ! この一点で世界各国と市民社会が団結することでかならず、プーチン政権の暴虐を抑えることが出来ます。
以上申し上げまして賛成討論といたします。