昨日は、朝の街頭宣伝を終えてからオフ。
天気もそんなに悪くないし、車で奈良国立博物館で開催中の正倉院展を観にいってきました。
今年は第62回、平城遷都1300年と光明皇后1250年遠忌を記念して開かれています。
昨年は、わたしは観にいっていませんが、現在の福井市の「糞置庄」の開田図が展示されました。
後援会長の山野寿一さんが、多くの観覧者を前に「特別解説」をおこなったそうです。
東大寺の荘園のなかでも越前のものはとくに中心的な役割を果たしていたこと、東大寺大仏の造営という大事業と密接な関係をもっていました。
開田図のように、複数枚が正倉院に残されているのも「糞置庄」など限られているといいます。
ちなみに現在の福井市内では「道守庄」も巨大だったといいます。しかし、国体施設や住宅建設で消滅しました。
さて昨日は、平日ですが結構な人出でした。さっそく、近くのテント内でお弁当を食べ、チケットを買い、30分程度並んで入場。
19年ぶりに出展される「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」前には大勢の人だかりが出来てました。ここも、間近で観るためには30分程度並ばなくてはいけません。
そこで「活躍」したのが、500円で借りた音声ガイド。この55番に展示の解説とは別に、数分間の琵琶の音色が録音されています。
これから観にいかれる方には是非お勧めです。
西アジアのペルシャ周辺でうまれた琵琶は、中国で改良されて、奈良・平安時代の日本に渡来しました。学習院大学の兵藤裕己氏によれば、渡来楽器とともに、盲人が琵琶を弾いて芸能や宗教祭祀にたずさわる習俗も、大陸から渡来したとされています。氏の著書には琵琶法師のDVDもつけられていますが、
正倉院の琵琶の音色はちょっと違った、「重い」イメージを感じました。
このほかにも、女性用のくつ、蘇芳地彩絵箱(献物箱)、獅子の面、752年の大仏開眼会に用いられたとされるかざり、ナウマン象の第三臼歯の化石がほぼ完全な形で残っていた薬、使われずにそのまま残っている五色のいろがみ、道鏡など直筆の古文書、30キロ以上もある八角鏡など、目をうばわれる展示品がもりだくさん。館内では高齢者のグループも、若い「歴女」のグループも、「議論」を展開していて、「耳学問」も楽しめましたね。
11月11日まで。無休。17時以降の入場には、「特別サービス」があるらしいが。
天気もそんなに悪くないし、車で奈良国立博物館で開催中の正倉院展を観にいってきました。
今年は第62回、平城遷都1300年と光明皇后1250年遠忌を記念して開かれています。
昨年は、わたしは観にいっていませんが、現在の福井市の「糞置庄」の開田図が展示されました。
後援会長の山野寿一さんが、多くの観覧者を前に「特別解説」をおこなったそうです。
東大寺の荘園のなかでも越前のものはとくに中心的な役割を果たしていたこと、東大寺大仏の造営という大事業と密接な関係をもっていました。
開田図のように、複数枚が正倉院に残されているのも「糞置庄」など限られているといいます。
ちなみに現在の福井市内では「道守庄」も巨大だったといいます。しかし、国体施設や住宅建設で消滅しました。
さて昨日は、平日ですが結構な人出でした。さっそく、近くのテント内でお弁当を食べ、チケットを買い、30分程度並んで入場。
19年ぶりに出展される「螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたんのごげんびわ)」前には大勢の人だかりが出来てました。ここも、間近で観るためには30分程度並ばなくてはいけません。
そこで「活躍」したのが、500円で借りた音声ガイド。この55番に展示の解説とは別に、数分間の琵琶の音色が録音されています。
これから観にいかれる方には是非お勧めです。
西アジアのペルシャ周辺でうまれた琵琶は、中国で改良されて、奈良・平安時代の日本に渡来しました。学習院大学の兵藤裕己氏によれば、渡来楽器とともに、盲人が琵琶を弾いて芸能や宗教祭祀にたずさわる習俗も、大陸から渡来したとされています。氏の著書には琵琶法師のDVDもつけられていますが、
正倉院の琵琶の音色はちょっと違った、「重い」イメージを感じました。
このほかにも、女性用のくつ、蘇芳地彩絵箱(献物箱)、獅子の面、752年の大仏開眼会に用いられたとされるかざり、ナウマン象の第三臼歯の化石がほぼ完全な形で残っていた薬、使われずにそのまま残っている五色のいろがみ、道鏡など直筆の古文書、30キロ以上もある八角鏡など、目をうばわれる展示品がもりだくさん。館内では高齢者のグループも、若い「歴女」のグループも、「議論」を展開していて、「耳学問」も楽しめましたね。
11月11日まで。無休。17時以降の入場には、「特別サービス」があるらしいが。