みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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私の好きなことを綴っているブログです♪

能に親しむ会 『屋島』

2007年09月08日 | 能・狂言
 今日は地元のホールへ当日券でお能を見に行きました。お昼まで仕事をしていたので、ちょっと疲れ気味で不覚にも意識不明箇所がありましたが(苦笑)、今日は小ホールということで今までのホール能よりはこじんまりしていたよかったかなと。開演に先立ち主催者の桑田貴志師によるご挨拶と、観世喜正師による本日の見どころ解説がありました。

狂言『昆布売』
 初めて見た曲です。大名が、通りがかりの昆布売りの商人を脅して太刀を持たせるけど、立場逆転という、狂言おなじみの下克上な展開(?)です。大名に昆布を謡わせながら売らせる姿が面白かったです。大名役の山本則秀さんの声がいいな~と思いながら見ていました。

 昆布売:山本則直  大名:山本則秀


仕舞 『景清』 『熊坂』
 『景清』は一昨年お能で見て、とても感動しました。動きは少ないような気がしましたので、仕舞はどういう風なのかな?と思いながら拝見しました。観世喜之師のシテです。盲目杖をつきながら屋島の合戦での様子を語る場面です。とても良かったです。結果、これが一番心に残りました。『熊坂』は一転、薙刀を使っての舞です。こちらは迫力がありました。やっぱり仕舞がかっこよく舞えるって素晴らしいな~と思いました。

 『景清』シテ:観世喜之 『熊坂』シテ:観世喜正
地謡:駒瀬直也、中所宣夫、佐久間二郎、坂真太郎

能 『屋島』
 去年、後半部分をお稽古しました。屋島には行ったことありますし、とても好きな曲なのですが・・・お能として初めて見ました(笑)しかし、やはり前半部分は意識が飛んでしまって・・・・。うーん・・・やっぱりここのところいろいろあったし、つい・・・・。もったいないことをしてしまった・・・(--;。

 さて気を取り直して後半です(^^;。屋島の合戦での「弓流し」のエピソードを語り、修羅道の戦いの有様をみせます。ここは、自身も稽古したことあるので、謡の文句は頭に入っています。やっぱり、この曲はかっこいいなぁ~と思います。また修羅物を打ちたくなりました。(密かに好きだったりします・・・・笑)

(追記・出演者を書くのを忘れていました・・・)
シテ:桑田貴志 
ツレ:小島英明 ワキ:安田登 ワキツレ:高橋正光 アイ:山本則秀
笛:藤田次郎 小鼓:後藤嘉津幸 大鼓:安福光雄
地謡:観世喜正、駒瀬直也、中森寛太、中所宣夫
   奥川恒春、遠藤喜久、鈴木啓吾、古川充


 今日は同会館大ホールで「めざましクラシック」コンサートが。こちらも行きたかったけど、お能でさえ予定を急に・・だったんで気がついたら完売ですよ。。。。能は小ホールでした。今までこちらで行われる能公演は大ホールでしか見たことなかったけど、能だったら小ホールでいいかなぁ~。

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