宮部みゆき/著
この秋は宮部さんの本を集中的に読んでいますが、今度は宮部さん初の長編作品を読んでみました。表紙のワンコ=今は引退して探偵事務所に引き取られている元警察犬のマサの目線で書かれています。こういう設定に、犬好きの私は弱いのだ(笑)
高校野球のスター選手である諸岡克彦が焼き殺されるという事件が起きる。マサが飼われている蓮見探偵事務所が、依頼を受けて居所を探し当てた克彦の弟である進也を連れ戻す途中に現場に遭遇してしまった・・・というのが物語の始まり。
単に野球選手の殺人事件というお話ではなく、途中から絡んでくる製薬会社のエピソードが絡んできます。そしてタイトルの意味・・・。最初は野球的な“パーフェクト”だと思ったのだけれども・・・。今まで読んだ宮部さんの作品はまだ数作品しかないけれど、どれもタイトルにうなってしまいましたが、もちろんこの『パーフェクト・ブルー』もそうです。20年前の作品ですが、ドーピングや高校野球の問題などは、今に通じるような問題を考えさせてくれます。そして、家族についても・・・。
事件の内容やラストは重いですけれど、被害者の諸岡兄弟たちの関係はとても素敵で、進也の兄への思いは辛い結末なのに爽やかな気持ちにもなれました。あと、探偵事務所の加代子と糸の姉妹も可愛かったです。もちろんマサもね。
この秋は宮部さんの本を集中的に読んでいますが、今度は宮部さん初の長編作品を読んでみました。表紙のワンコ=今は引退して探偵事務所に引き取られている元警察犬のマサの目線で書かれています。こういう設定に、犬好きの私は弱いのだ(笑)
高校野球のスター選手である諸岡克彦が焼き殺されるという事件が起きる。マサが飼われている蓮見探偵事務所が、依頼を受けて居所を探し当てた克彦の弟である進也を連れ戻す途中に現場に遭遇してしまった・・・というのが物語の始まり。
単に野球選手の殺人事件というお話ではなく、途中から絡んでくる製薬会社のエピソードが絡んできます。そしてタイトルの意味・・・。最初は野球的な“パーフェクト”だと思ったのだけれども・・・。今まで読んだ宮部さんの作品はまだ数作品しかないけれど、どれもタイトルにうなってしまいましたが、もちろんこの『パーフェクト・ブルー』もそうです。20年前の作品ですが、ドーピングや高校野球の問題などは、今に通じるような問題を考えさせてくれます。そして、家族についても・・・。
事件の内容やラストは重いですけれど、被害者の諸岡兄弟たちの関係はとても素敵で、進也の兄への思いは辛い結末なのに爽やかな気持ちにもなれました。あと、探偵事務所の加代子と糸の姉妹も可愛かったです。もちろんマサもね。
本作はその昔、名古屋方面へ出張した時の新幹線車内で夢中になって読んだ記憶があります。(本棚にある私の本は表紙カバーが旧版です)
加代ちゃん糸ちゃんが、それぞれの性格付けの中でほんと生き生きと描かれてますよね。
重いテーマをじっくり見せながら、ラストで一瞬にして爽やかな読後感に持ち込んでしまうという宮部マジックがすでに確立されてるのもスゴイです。
続編「心とろかすような」もぜひ!
さらに、加代ちゃんは別の作品にも登場してるんですよ~!
せっかちなもので、確認もせず投稿してしまいました。失礼しました。
一瞬、変なコメントかと思いました(爆)
でもわざわざありがとうございます!
(うっかりはたまに私もやってしまいます^^)
作品数的にはまだ数作ですが、『模倣犯』や上下巻ものなど・・・冊数にしたらかなりの量を読んでいますよね(笑)
そうそう!重いテーマなのに読後は爽やかにもっていくのが印象的でした。
はい、続編も読む予定ですよ~!(^^)
そして加代ちゃんが出ている別の作品も気になります~!