『利休』（ビデオ）

　前から気になっていた映画を借りてきました。ちょうど今『獅子を飼う』という舞台が上演されていますね。そんなこともあったり、歌舞伎役者さんが出ていたりで・・・。こちらは利休が三國連太郎さん、そして秀吉が山崎努さんという実力ある俳優さんのぶつかり合いです！！私は茶道は、ほんの少しかじった程度（＾＾；。とても習っているとは言えないので、恥ずかしながら、秀吉と利休の関係とか歴史の教科書程度で知っている程度です。ドラマ自体は、そんな理由もあるのか、中盤がややだれていたような気がしますが、でも日本の芸術面で重要となる「わびさび」を確立し、美を追究した利休役の三國さんの演技は圧巻であります。（この御方、最近こそ釣りバカのスーさんのイメージの方が強いけど、なんとなく怖いというイメージが強いんです・・笑）一方、秀吉は顔に金塗ったり、秀吉のわがままっぷりというか、そんな感じがよく出ていた山崎努さんの秀吉でした。
　歌舞伎役者さんでは、幸四郎さんが信長（始めの方で出番少し）、と吉右衛門さんが家康、三津五郎さん（当時・八十助）が石田三成役で出ていらっしゃいました。皆さん今より若くて（当たり前だけど）なんだかお得（笑）吉右衛門さんの家康は、格好いいです！！（かっこよすぎ？！）三津五郎さんも台詞は昔から爽やかですね。で、見たことある・・・この顔・・・この声・・・と思いましたら観世榮夫さんでした。三津五郎さんと榮夫さんの台詞のかけあいは、なかなか豪華ではないですか！！あと、秀吉が自作の能を舞っているのですが、やっぱりここは反応してしまいますよ（笑）だって・・・自分が主人公で、自分の事を名乗ってねぇ・・・。やっぱり我が儘です（笑）
　きっと、お茶をやっていたら、また見方が変わるのだろうなぁとも思いました。