みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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私の好きなことを綴っているブログです♪

帝劇『レ・ミゼラブル』

2005年03月26日 | ミュージカル
行って来ました!ほぼ2二年ぶりの帝劇『レ・ミゼラブル』
3月26日マチネ公演。この回はVISAカードの貸し切り公演です。
私は友人2人と一緒に観劇です。(二人は初山口さん)
久しぶりに観た山口さんの舞台でしたが・・・やばいです・・・・

祐一郎病が再発しました(笑)

前回見た時よりも、良くなっているように思いました。
バルジャンの囁くような優しい歌い方、圧倒的な舞台上での存在感にスターのオーラを感じました。
力強く歌うところ、とかメリハリもあるし、歌声に魔力がありますよ・・・。
特にコゼットに対する愛を歌うところは上手いですね。何度もホロリときました・・・
何で、あそこまで血が繋がっていない子を愛せるものかと・・・、
リトル・コゼットを森で見つけて一緒に「ラーラララーララララーー♪」と歌うところ、
そしてコゼットを引き取った直後のクルクル回りがとっても好きです!!!
私、14〜5歳戻って、あれをやってもらいたい!!と本気で思いましたから(爆)
あと、背中も大きくて、優しいお父さんオーラが出ていますよね!!


あと、ジャベールも前回と同じ岡幸二郎さん。
前回は山口さんを見に行ったはずが、岡さんにいつの間にか心惹かれていましたが、
今回も岡さんはとってもよかった!!!!
演出家がこう評価したように、、、まさに黒豹ジャベールでした!!
最初の牢獄の場面から、怖い位に自分にも他人にも厳しいシャープさ・・・。
病院での対決では、山口さん岡さん共に見せ場だと思うのですが、
本当に凄い場面だと思う。役者魂と役者魂のぶつかり合いを見させられたといった感じです。
友達も岡ジャベールの立ち姿とか綺麗で格好いいと言っていましたが、
シャープな感じが岡さんはぴったり!ついでにもみあげもリボンも似合う(笑)
あと、「24653〜〜♪」と歌うところとか好きです!
後で、友達とも話したのですが、ある意味、ジャベールはバルジャンよりも難しいのでは?!と・・
だって、悪人ではない。ジャベールの目から見れば、バルジャンは脱獄犯という罪人である。
だけど、自分が追っている者に助けられ、また見逃しという葛藤がある・・・。
そして、自分の中の法律、道徳が崩れ、自殺してしまう・・・。
神の名の下で職務に果たしてきたのに、自殺したので、最期は神に召されず・・・
(他の人たちが死ぬ時には、光が当たります。=神のお迎え)
と、私は、ジャベールの生き様とかが、とっても気になるんです・・・。

マリウスは岡田浩暉、コゼットは知念里奈。
岡田君は初見ですが、思ったよりもとても良かったです。テレビより全然良いですねー!
何よりもマリウスの苦悩や温かさがよく伝わってきました。
『カフェ・ソング』は今回、初めて泣きました・・。
知念里奈は意外と普通でしたが(爆)、でも可愛かったです!!
もうちょっと声量があれば、もっと良くなるのでは?!これからに期待。
テナルディエ夫妻は徳井優&森久美子コンビ。
当日、しかも開演直前になって、パンフを読んで気づいたのですが、
徳井さんてサカイ引っ越しセンターのCMのあの男の人だったんですねーーー!!!
友達と、思わぬサプライズ!と喜んでました(笑)
随所で、サカイだ・・・と思いました(笑)
森くみさんも、凄い!存在感ありまくり!(体型だけじゃなくて)
歌はもちろん上手いが、それ以上にコミカル!
2幕は、涙を流すような場面の次にこの夫婦が出てくるので、感情的に忙しかった(笑)
この夫婦は息が合っていてとっても良かったです!!!
エポニーヌはANZA。終始報われない愛に生きる彼女、やっぱり哀しいな・・・。
ANZAは初見ですが、結構良かった!
ファンティーヌは井料さん。綺麗だし、歌上手いし、薄幸な美女といった感じが良く出てます。
彼女はバルジャンに救われたから、迎えにきたのでしょうか?!
アンジョルラスは小鈴さん。ちょっと歌声こもっているかな?と思いましたが、
やはりあの赤いチョッキの役はおいしいと思う!

このミュージカルは、バルジャンの生き方はもちろん、革命に燃える学生たちも主役です。
バリケードシーンは、自分も燃えていました(笑)
志願兵として彼らに加わる、バルジャンが娘の恋人マリウスを見つけ、
『彼を帰して』を歌うところから、堰を切ったように涙が溢れました・・・
あと、今回は(も?)少年ガブローシュの死に号泣です・・・。
そして、相打ち覚悟で無惨にも、いや誇り高く死んでいった学生たちの死にも号泣・・・。
バリケードで、赤い旗の上で倒れるアンジョルラスはやっぱりおいしい役だ(笑)
傷ついたマリウスを救ったバルジャンが、コゼットを見て「私のものじゃない・・・」と、
マリウスに娘を託すシーンも、バルジャンの「愛」を感じました。
最期にバルジャンが召されるところでは、「救い」を感じました。
本当に良い舞台でした!!

カーテンコールも盛り上がりました!
祐一郎さんは、ここでお茶目な一面を発揮!岡さんもはじけてました!
岡さんが挨拶をしたのですが「ご観劇の皆様ありがとうございます、5月29日までやってます!」
という挨拶の後に、祐一郎さんが挨拶しにきたので、期待していたのですが、
「ということです!」の一言で終わり(笑)「それだけかい?!」と皆思ったでしょう(苦笑)
何回もカーテンコールがあったのですが、2回目くらいでは、
山口さんと岡さんが腕を組んで、下手から上手に仲良くボケて消えていきました(笑)
そして最後は山口さんに合わせて、みんなで拍手締め
私も、カーテンコールでは壊れましたから(笑)
そして祐一郎締めにより、会場は妙な一体感に包まれ、皆大満足で終わりました(笑)

やっぱりレミゼは傑作だなーと改めて思いました。
機会があれば、もう一度山口&岡で見たいですが、どうなるか?!
『モーツァルト!』『エリザベート』も待っているわ!!

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