みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
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私の好きなことを綴っているブログです♪

野村万作・萬斎による狂言の世界

2006年08月12日 | 能・狂言
 8月11日(金)三島市民文化会館で行われた万作さん、萬斎さんの狂言の会に行ってきました。久々の万作さん、萬斎さんです。
 まず、石田幸雄さんによるお話がありました。半分以上のお客さんが狂言は初めてということで、とにかく狂言もそうだけど能や歌舞伎も最初はとっつきにくいかもしれないけど、楽しんでくださいということです。そして、最後に小舞も舞ってくださいました。

『附子』
 入門編としてはかなり最適な演目かな?萬斎さんの太郎冠者で見るのは初めてです。何度か見ているけど、太郎冠者が附子の中身を気になって見ようとするのを次郎冠者が止めるのを振り払うところの謡・・・「名残の袖を振り払い~」というのが分かって面白かったです。
 この狂言は、砂糖を食べてしまうところもそうですが、その後の物を壊しまくり、主人に泣いてわびるところなどが、ばかばかしくて面白いです。

太郎冠者:野村萬斎  主:深田博治 次郎冠者:高野和憲


『六地蔵』
 初めて見ました。万作さん扮するすっぱのどたばたぶりも面白かったですけど、地蔵になりすましたすっぱ3人衆がかなり面白かったです!!それぞれポーズをつけるところとか。田舎者が来て、あわててポーズをつけたり。それを見て「なんかちがうな~」ということを言われたり(笑)

 終演後は主催者の方から万作さん、萬斎さんへの花束贈呈がありました。楽しいひと時でした。子供たちの素直な笑いも聞こえてきて、とても楽しかったです。