ミヤソノブログ

美味しいものと、趣味の演劇・美術鑑賞、
そして浪費コレクションの一部を公開。
たまに日記あり。

妻有アートツアー

2009年09月21日 | 遊びごと
せっかくのシルバーウィークということで。
友人6人と新潟県 妻有へアートツアーにいってまいりました。

妻有は2000年からトリエンナーレが行われていて、
棚田にアートがたくさん置いてあります。
すでに夏のトリエンナーレは終わってましたが、たくさん置いてあるアートを
みようということで参戦。
(大地の芸術祭 秋版 はこちら)

もう、本当に行ってよかった!!!

金色に光る稲穂と、棚田。
景色がすでに最高なところにうまく共存しているアート。
天気もよかったこともあって、秋の自然の良さをすべて堪能しました。

300もの作品があるので(!)当然1泊二日じゃ見られないのですが、
その中でも体験できてよかった!と思える作品が多かったです。
(現代美術って好みがものすごく反映されるものだけど、
 今回は自然とうまく共存してたからか、みながよいと思える作品が多いのか、 
 「こ、これは…ないな…」というものが少なかったです)

自然を活かすことはアーティストも当然年頭にあるわけで。
タイヤでできたブランコやら、木登りをして楽しめる場所のアートもあり
アートだけでなく、自然遊びもたくさん行えました。
(異常にテンションあがって、木登りしちゃったワタクシ。
 川に足浸したり、かえるちゃんを探したり、久々無邪気に遊べた感が。)


そして、妻有はアーティストの作品である「家」に泊まれる場所としても注目です。
今回私たちは、学校をリノベーションした「三省ハウス」に宿泊したのですが、
本当に小学校の良さをそのままに、ちゃんと現代人にも過ごしやすい環境を作ってくれていて満足。
小学校の時につかっていた椅子で食べるごはんは
地元の「おかあちゃん」(と呼びたい)が作ってくれる食事が中心。
もちろん美味しい!当然お酒がすすみます。(笑)


他にも、作品でもあるジェームス・タレル「光の館」にも宿泊可能なので、
次回はこちらに泊まって堪能したいものです。
(こちら、時間の都合で見学ができなかったのです。残念)

自然とアートを存分に堪能できる。
交通の便などの不便さはたくさんあっても、
私たちが旅行で訪れた場合には、不便を感じさせない状態になっている。
(アート施設の御手洗いが基本的にきれいだった事に驚き)
2000年から9年続けてきた結果が、
今こうして観光客を呼べる状態にできている。

でも、これはきっと、「ようやくスタート」なのかもしれません。
これから、ずっとアート村として直島のようなブランド力をつけられるか。
維持し続けていけるか。
それでも自然や今まで暮らしていた人との共存をうまくできるか。
それが今後の課題なんでしょうね。
でも、とっても期待大。
こうした活性化されつつある村が増えるのが大事ですから。



・・・
そんな旅行、帰り際になったら、みんなと別れるのがさみしくなっちゃったりして。
東京駅降りて、さらに飲んじゃったりして。
こうゆう気持ちになるのも、よい旅だったという事よね。