おまわりさんに

　入院前に髪をカットしてこようと考えていたのだが
体調が悪いので1日延ばして居るうちにこの15日まで
持たないかなと思って22日に診察に行ったら今から入院と
言われ下着も持たずにでは困るので明日にとお願いして帰り
23日に入院したのだが、昨日退院でき今日はカットだけでも
してきたいと出かける。
どうしたことか髪がしゃがしゃがにあれているので暫く
パーマは当てないでおこうと思っていったが緩く当て
夫に電話したが庭に出て掃除をしていたため電話に出ないので
何とか休み休み帰ろうと思っておいとましたが、途中で
電話をしてらそれでも出ず夫の方から掛かってきて迎えに
来てくれたが、外環の信号のあたりに待っていると言ったのが
聞こえなかったようで手を振っているのに気がつかず通り過ぎて
言ってしまった。
それからがお笑いの種である。
パトカーが金石を向いて走っていたのが寺中のケアセンターの敷地に
入っていくので不思議に思っていたら、私ももう夫の車が出てくるか
を気にかけていたのでもあるが、おまわりさんが車から降りてこられ
「奥さん道が分からなくてお探しですか」と聞かれる。
「いいえこれこれで」と話したら私は「もしかして私にお気遣い
していただいて車を止めていただいたのでしょうか」と言ったら
そうだと言われる。
それは申し訳なかったことでとお詫びしているうちに夫の車が
帰ってきたのでお礼を言って帰宅したが、きっと徘徊か少しぼけていて
道が分からなくなったのだと勘違いされたのだと思う。
足下がふらふらなのできっとそうに決まっている。
情け無い年になったものだと思った。