Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

大好きだった競馬

2011-02-19 18:27:04 | 競馬
 博打に関してはかなり保守的な僕は、3連単って邪道だと思ってるんだよね。50点くらい適当に流してさ、それはもはや予想じゃねーだろと。ロトでもやってろよ、と。

 でも、京都記念は久しぶりに3連単を買った。というのも、メンバーを見た瞬間に1着と3着が分かっちゃったから。4歳のキングカメハメハには逆らわない方針なんでトゥザグローリーは頭固定。で、ヒルノダムールがどこまで行っても3着なのは見てりゃ分かるでしょ。あとは2着のところにメイショウベルーガとオウケンブルースリーを付けて、2点で50倍なら悪くないよな。

 それはさておき、今週もやっちゃったようだね、無気力競馬。アメジストSなんだけど、テンの5ハロンが64秒台で勝ちタイムも同日の500万下より4秒も遅い(笑)。レースの上がりが33秒台ということは後ろの馬は32秒台で上がらなきゃ勝てなかったんだろう。要は最初からノーチャンスだった。勝ちを放棄していたようなもんだ。

 オレが競馬を始めた頃から「スローペース症候群」みたいな言葉は使われていたけど、ここ最近はそれに拍車が掛かっている気がする。去年の有馬記念だってそうだろ。ハナ差の名勝負だと言う奴もいるけど、それは違う。前半チンタラ走り、脚を残して4角を回れば、そりゃ着差がつかないのは当然でさ。どの馬も力を出し切っていない、世紀の大凡戦というのが正当な評価なんだよ。

 今の競馬も相撲の八百長のことを笑えないと思うね。だって、さっきも言ったように、明らかに届かない位置取りで競馬をする間抜けなジョッキーがたくさんいるんだから。奴らは口を揃えて「折り合いを教えるため」とか言うけど、その甲斐あって超スローで手綱を抑えていたらクィーンスプマンテに逃げ切られちゃいました、みたいな。皮肉なもんだよねぇ。

 競馬ファンはなぜ誰も怒らないのだろう。例えばアメジストSなら戦前からスローは想定の範囲内だったんだから、人気薄の騎手はとりあえず逃げてみろよと。前半61秒でも大逃げになるわけで、そしたら後半イーブンでも軽く凌げるはずでしょ。もちろんそんな机上の計算が必ずしも上手く行くとは言わないが、こんな競馬ばかり見せられて黙っているのはバカに近い。

 ま、オレはとうの昔に競馬熱は冷めているからどうでもいいんだけどさ。この期に及んで馬券を買い続けるような物好きな連中を心から尊敬するよ。フェブラリーSのオッズを見ても、7歳のブライアンズタイムを久々のマイルで人気にしちゃうあたり、やっぱり競馬ファンってバカなのかもな(笑)。


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