漫才19～植草教授またやっちゃいました～

「２年前、手鏡で女子高生のスカートを覗いて逮捕された植草教授が、今度はお尻に直接触ってしまいました」
「笑っちゃうよな」
「笑い事じゃないだろ」
「これで次に男湯を覗いて更にシャブでも打ったら、誰かさんみたくなっちゃうな」
「やめろって！」
「しかしオレもね、この事件に興味があってワイドショーとか見てたんだけどね。女コメンテーターが揃って『けしからん、女の敵だ』なんて憤っちゃって」
「そりゃ怒るよ。女性にとっては最も屈辱的なことなんだから」
「でもそういう女に限って『誰がお前に痴漢なんかするか』って顔をしてるんだよな」
「そういうこと言うなよ！」
「獣姦マニアだって二の足を踏むぜ」
「だからやめろよ！」
「３億円もらったって触らねぇな」
「３億もらえるなら触れよ！」
「うわ、犯罪を勧めてるよ」
「うるせぇ！　しかし今回の事件は今年の春、名古屋商科大学の客員教授に就任した矢先の出来事なんだよね」
「支えてくれた人たちに申し訳が立たないよな」
「まったくその通りだよ」
「下半身はビンビンに立ったんだろうけど」
「くだらないよ！　しかし今回は再犯だし、反省の態度もないってことで刑は重くなるという見方もあるようだね」
「前回は罰金と、それから手鏡没収だったんだよな」
「そうそう。犯行に使われた手鏡を取り上げるという異例の判決だった」
「じゃあ今回は犯行に使った左手を没収だな」
「怖いよ！」
「ってことは乙武さんは手足で計４回痴漢をしたんだな」
「やめろよ！　不謹慎すぎる！」