Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

祭りの帰り道

2012-08-31 00:00:32 | Weblog
 ついにこの日がやってきてしまいました。今日は僕のバースデーです。オレも27歳。立派なおっさんです。

 オレは自分の性格が悪いことは知っているし、それによって多くの人を不快にさせてきた自負(←言葉のチョイスからしておかしい)もある。おまけにバカだし、それでいて怠け者だし、本当に足りない部分だらけで、余っているのは皮だけなのだけど(笑)、自分のこの誕生日だけはとても気に入っている。

 8月31日というのはお祭りの帰り道みたいなものなんだとオレは思う。気心の知れた仲間と綿あめを食べて、射的で遊んで、浴衣の女子に欲情して。そんな非日常に酔いしれつつ、一方で誰も帰らねばならぬ日常があって、花火の終わりを合図に人の群れがはけてゆく。宴の余韻を噛みしめながらもどこか寂しさを携えて川沿いの土手を歩くその感じが、今日この日なんじゃないか。

 言っちゃ悪いけど、これが9月30日とかだったら何もないわけじゃん。せいぜい「明日は衣替えかぁ」ってくらいでさ(笑)。他では12月31日も単なる年の区切りに過ぎないし、12月24日にいたってはバカが騒ぐだけの日(←100%僻み)。やっぱり8月31日という夏の終わりの日付から連想される寂しさや侘しさ、その情緒溢れる感じがオレは大好きなんだよね。

 と言いつつニートの僕にはもう少しだけ夏休みが続くけど、一方でオレ、25よりは26の方が人生動かせた実感があるよ。ハローワークに通った回数とかではなく、もっと内面的な部分。去年、ブログに不熱心だったのは無職に(悪い意味で)馴染んでしまっていたからで、当時に比べたら最近は「自分を変えたい」という意識が強くなってきている。それに伴って気持ちも若返ったんじゃないかな。

 それでも人生の突破口を開くのは容易じゃなくて、「もしダメだったら体を売ろうかしら……」という逃げ道も男のオレには用意されていない。いや、もしかしてニーズはあるかもだけど、見ず知らずの男に犯されることを想像しただけで吐き気がするし。って、顔見知りならいいのかよ(笑)。冗談はさておき、現在の僕が苦境に置かれているのは紛れもない事実だと思う。

 だけど、オレは頑張るよ。今の時期が最後の悪あがきかも分からないし、それこそ将来は駅や公園で暮らす可能性だって十分あるだろう。でも、まだ自分自身を見限りたくないから、どこか期待している部分もあるから、もうちょっとだけ歩いてみる。そんな27歳の僕をこれからもよろしくね。


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