ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

思うこと。

2019-04-04 23:01:01 | 日常
快晴。16-5℃
昨日と違い暖かい、風もない。

あすは東日本や北日本でことし初の黄砂か 注意を
これと花粉がくっつくと厄介だ!

林檎と実海棠のつぼみが膨らんできて、







本当に春がやって来たのだと、実感する。
今年の林檎の蕾の多い事よ、
花は、ほぼ白に近いピンクなのに、蕾の外は淡紅色。

家の中では、まだストーブなどの暖房が必要だが、外は春。

目力パネー、もじゃ公。








きーじ君といつも通り練習。

インコのお世話をしている時に、キジバトがインコのおこぼれにあやかりに来た。




問題児の偏食インコ達。
鳥用のペレットは食べない、
混合飼料は好きなものだけ拾って食べている。



生意気にも威嚇していますwww


その姿は、ビールのつまみに出されたミックスナッツから、
好きなナッツだけを拾って、ボリボリやっているオッサンのようだヽ(`Д´)ノプンプン

4月も早くも4日過ぎたが、

100均カレンダーのマメルリハと、我が家のマメは相似形。







マメルリハは暖房さえきちんと出来るお家なら、絶対にお薦めだと思う。
鳴き声は五月蠅くないし、正確も陽気で面白い、
ブランコを、どや顔で得意げに漕ぐところも、怒る顔も愛らしい。




さて、今日思う事など、、、
朝一番で、このご本の著者さんがお亡くなりになったのを知った。


手のひらから広がる未来 ヘレン・ケラーになった女子大生 単行本 荒 美有紀 (著) – 2015/3/26 Amazonの評価
フルートなど演奏されていたのに、ご病気で、視力、聴力を失われて、
とても頑張り屋さん、素晴らしい方で、ブログもニュースも、お名前で検索すればすぐに見つかる。
「神様っているのか?」って、本当に思った。

あとブログについて、
「ブログを書く意味って何だろう」と考えさせられる、
たとえ個人の備忘録、ボケ防止であってもだ。
私の場合、大したことも伝えていないし、世の中の役にも立っていない。
こんな馬鹿丸出しでいいんかーーーい、と_| ̄|○

そんな時に、何回か貼った本を読み返してみる。

※本内容
『若草物語』『昔気質の一少女』『八人のいとこ』『花ざかりのローズ』など、数多くの名作を生み出した小説家オールコット。10歳の時から亡くなる4日前までの45年間(1843年~1888年)綴り続けた日記のうち、現存するものすべてを収録する。ほか、図版や付録(付録Ⅰ『ジャーリー夫人の蝋人形』、付録Ⅱ「オールコット姉妹が描く初期の家族像」)、年譜などの資料を収める。

—わたしがいなくなったとき、他の人が読んで助けになるのなら、生涯の記録を残しておくのはいいかもしれないと思うようになった。—(日記より)


私は別に、小説やエッセイ風な作品のブログを書いているわけではない、
日常思う事やあった事を、ただつらつら素直に毎日書いているだけで、ネタを考えたことすらない。
ネタを考えるとしたら、
何でもないことを、わざわざ大袈裟に膨らませなくてはいけないし、
そうやって、作りこむほどに、自ずと自分を綺麗に、いい子に見せてしまうだろう。
そんな大変な創作活動には、私は向いていない。

人を楽しませたり、ウケるために書いてるわけでもないが、
もしかして、つまらない私の日常でも、毎日楽しんでくださっている方がいたら、、、
それは、幸いなのかもしれない。


夜は偶然録画したアニメを、大して期待もせずに観みる。

レッドタートル ある島の物語ウィキ

『レッドタートル ある島の物語』予告


で、静かなもの、綺麗なものが大好きな私は、もう大大大感動!
映像と音楽が綺麗すぎやしないか、サウンドトラックを聴いているだけでもいい。特に弦の音!
セリフのないことによる余白が、この映画のエンターテインメント!


無人島に漂流した男性、
何回トライしても、結局島から脱出できない男性は、
阿部公房「砂の女」のように、島にとらわれている。
そして、あとから現れる謎の女性との暮らしは、アダムとイブのようでもあり、
二人の間に出来た一人息子の島からの旅立ちは、
手塚治虫「火の鳥」@黎明編(COM版)のグズリとヒナク、
その子孫が、新天地に旅立つようでもある。


一人息子を送り、島に残され老いてゆく夫婦の最後、
愛する男を看取った女の正体は、、、
私は謎の女性が、亡くなった愛しい男性に手を重ねるシーンで、

ぐわっと、このSF短編小説の最後をいきなり思い出しました。

『愛しのヘレン Heren O'loy / レスター デル リイ』
愛しのヘレンあらすじ

これ、ヘレンというロボット@一応女性型とご主人の愛情物語であり、
そのご主人の親友@男性との長年の友情物語でもあるのです。
老けていくご主人に合わせ、老けないロボットも老けさせていくわけです。それをしてあげるのが親友の役目。
そして、その親友もヘレンを長年想っている。友人の事も大切。
ロボットのヘレンは最初に、小鳥の刷り込み=インプリンティングみたいに、
最初に関わった方に恋をしてしまうのですが、
もしも彼@親友の方を選んでくれたらと、読んでいてふと切なく思うわけです。
そして、ご主人が亡くなった日に、ロボットに頼まれて、親友は、、、

私は18歳でSF小説を卒業したつもりでしたが、
確かこの小説は「アルジャーノンに花束を ダニエル・キイス」の初版の短編についていたと思う、
他の作家の短編幾つかと抱き合わせでね。
で、本編のアルジャーノンより、アルジャーノン、これは有名になったけど、
自分はおまけのヘレンの方が印象に残るわけです、
まず、文章が短く、テキパキしているのに、不思議な細やかな情感が溢れ出ていて、
「こういうご夫婦や人生はいいな!」と思う、大学卒業したて20代でした。
これ、カレル・チャペックとか、アトムと同じ、ロボット・オペラなんですよね。

もう一度読みたいのですが、今はここに収録されている模様です。
などなど、余計な事、色々な事を思い出してしまいましたが、、、


この「レッドタートル ある島の物語」は退屈に思う人もいるかもしれませんが、
とにかく、一編の美しい詩に、
探し続けていた美しいメロディーに出会ったような、
そんな、幸せな気分になりました。
コメント
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