ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

春宵一刻値千金

2019-04-05 13:29:20 | 貧乏ガーデニング
快晴。29-10℃

気温はぐんぐん上昇し、関東は夏日の地域もあった。
強風も夕方から吹いた。

小布施を訪問するたびに、果樹園で暮らすのが夢だったのを思い出す。
農業が生易しくない、体力を使うのは、従弟達を見ていて理解している。
今日は、リウマチ熱などでやれず、荒れてしまった庭をいじっていた。
(私は土が大好きで、苦手でいじらないわけでない、体調不良なだけである。)

駐車場で伸び放題、根元が木質化したラベンダーを刈り取り、
挿し木にして更新するつもりだ。

今回は畳一枚分は広がって増殖している。

大昔の駐車場の画像。

ブルーアイスもここより巨大化、
つまりこの下に植えているラベンダーと、ブルーアイスの下枝を掃うことにする。

ここまで小さく、バッサリ。

切った枝は挿し木にする、
そして庭の空いているところ全てに挿す予定。


刈り取った量の多い事、せっかく蕾をつけたのに申し訳なし。
そして、むせ返るくらいのラベンダーの匂い、ああ、何て贅沢な!


勿論、ブルーアイスの枝も香ることよ、
一番良い匂いのするコニファーであろう。

バケツ2つ、ジョウロ1つにとりあえず活ける。







花もいいけど、私はこの銀葉も好きなのである。

ブルーアイスの枝を掃い、
と言っても、コニファーは下枝を刈ると、もう2度とそこから再生しないので、
様子を見てで、まだ中途半端に残っている。
それと、いくらでも再生する西洋ニンジンボクを株立ちの2本を一本に減らす。

これも、ゴミ袋に入れるまで、小さくするまでが大変だった。


フェイジョアもいくらでも再生するので、3本に分かれたのを主幹だけにする予定。

いかんせん、平面積は、普通乗用車2台分の駐車場程度の庭なのである。
だから壁面緑化とか頑張って、縦方向にグリーンの面積を増やしていたのだが。

窓の面格子に絡ませたジャスミンも蕾をもってきた。


パーゴラにも誘引する。マスキングテープで十分。


折れた麦も補修。


以前の写真、

友人からいただいた六条麦は毎年芽吹く、大半はハトに食べられてしまうのだけど。
一粒の麦死なずば、
聖書の言葉でないけど、何粒かが芽吹き、延々と続いている。

こぼれ種といえば、ミニ大根が出来始めている!



カイワレ大根の古い種を、鳥の餌と一緒に野鳥にあげたのだった。
インコにあげようと思う。

そして運ばれてきたキンポウゲ科の植物。



「ウマノアシガタ」なら、我が県ではレッドデータだが、
「トゲノミキツネノボタン」だと思う。

とにかく庭をいじる元気が少し出て、ホッとしている。
手は松脂だらけで、洗っても取れない。


ちなみに弦楽器に使う松脂は、

松脂に界面活性剤を加えて作るそうだ。


明日はレッスン日なので、練習もする。
家の中で出来る事があるのは嬉しい事だ。
上手く両立したいのだが、
私には以前のように、人生を愛する気持ちが薄い。

庭や部屋の荒廃は、自分の気力の無さ、
もう、構築する気の無さを表している。
ほぼ、廃材利用で、庭を作りあげたあの気力は残っていない。
以前の庭を拾ってみた。












数えきれないくらいのダメージが私にあって、早く身軽になりたいと思っていた。
物は欲しくない、ここにも未練はなかった。
何をしても虚しかったし、
それは、この庭を維持していた時もだったが、
とにかく私の人生に付きまとう虚無感はずっと、子供の頃からなのだ。
普通に、いえ、むしろ陽気にはしているが、
この自分の思いからは逃げることが出来ない。
共有出来る人間なんぞいない。
へとへとになるまで、色々やってもダメなのだ。

けれども、何かを習得することが生きがいになっている今、
その時だけは集中力で、その思いは消えるので、そちらに向きたいと思う。
もっともっと、シンプルに、
もう一度、何をしたいのか、何を捨てるのか、自分の気持ちを見直して、生きていきたいと思う。









ゴミゴミした街だが、素晴らしい夕日が見れた。

隔年でしか咲かない、実海棠も輝く。


春夜  蘇軾

春宵一刻直千金
花有清香月有陰
歌管楼台声細細
鞦韆院落夜沈沈


何度も書くけど、夕暮れが、
特に春の夕暮れは大好きだ。







行く春を「おくりびと」で送りたいと思う。
JOE HISAISHI - Memory


※「おくりびと」はCELLOの曲だが、ビオラやバイオリンでも素敵だと思う。
ビオラ
Departures (Soundtrack) - Okuribito (Memory) Viola Cover
コメント
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