[特報]です。我が家のミツバチ、がんばりました!
ニホンミツバチが本に書いてあるとおり、キイロスズメバチを蜂球の中に囲い込んで熱殺しました!!
ニホンミツバチは、体温を48度~50度まで上げることができます。一方スズメバチは体温の上限が
44度~46度です。この体温の上限の差を利用して、ニホンミツバチはスズメバチを熱殺することが
できます。
これは、オオスズメバチが生息しているアジアで、天敵への対抗手段を進化させたトウヨウミツバチ
(ニホンミツバチもその一種)だけに備わっている能力です。
養蜂に用いられるセイヨウミツバチは体温の上限がスズメバチより低いので、蜂球をつくってスズメバチに対抗することはできません。
今日のミツバチのがんばりをご披露します。
午前6時40分 蜂球ができる 花粉を付けたミツバチもいます。仕事帰りに加わりました。
横から見ると、こんな感じです。 相手がキイロスズメバチで小さいので蜂球も小さい。
門番も出て、最前線を守っています。羽を震わせて、威嚇しています。
エネルギーがなくなったハチはなにごともなかったかのように、す~と巣門に入っていきます。
7時8分(約30分たちました) ミツバチの数もだんだん減ってきて、キイロスズメバチが見えてきました。
7時15分。がんばっています。巣に戻るハチ、新しく蜂球に来るハチ、交代しながら、熱を出しています
7時24分 完了!ハチはみんな去っていきました。キイロスズメバチだけがそのままの姿で残りました。
記念撮影です。 44分間。ニホンミツバチの勝利でした。
ブログ主催者naoです。
写真はどうぞ、ご利用ください。
(出典はブログ名で結構です)
三井さまのクイズの企画内容など、簡単にお教えいただきますようお願いいたします。
現在、ニホンミツバチがスズメバチを撃退する事を題材にしたクイズを製作中です。その中で使う蜂球の写真にこのブログにのっていたスズメバチ撃退中の写真を使用させていただけないかと思い、連絡させていただきました。
宜しくお願いいたします。
自分でこのシーンを目撃できたことに感激しました。
ただ、オオスズメバチが来たら、こうはいきませんね。当方は、金網、ガード、トラップ、ネズミマット、タモで対応しています。
我が家の無王になった第2群は去年の9月17日に逃亡群だと思うのですが、これもスズメバチに追われたのでしょうね。
なんとか、この時期を乗り切りたいものです。
ハチの生活は、「進化によって、よくぞこの力を獲得しました!」とほめてやりたいことばかりです。
熱殺の力も、スズメバチとミツバチでは、その大きさがまったく比較にもならないのですが、大きさに勝る力を得ています。
ただ、私がミツバチの味方だからこんな言い方になりますが、スズメバチも懸命に生きているのですからね。
この様に単独で来るスズメバチに対しては、集団で反撃して、蜂球の中に閉じ込めてしまい、熱殺します。 画像の様子見事です。 言わばこの瞬間を捉えた事は、“特ダネ”です。
しかしこれが、複数のスズメバチに襲われると、この様にはいかない様です。
更に多数のスズメバチに襲われた場合は、日本ミツバチはパニックを起こし、逃亡する場合もある様です。
この様な事にならない様に、今巣門前に金網を張っているのは、スズメバチ対策としては有効だと思われます。
今、スズメバチ対策として、簡単に出来る事は、私も何でもやろうと思っています。