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根木勢介 さんの記事・・・吉田茂:その⑥娘和子の証言・お金はどこから2-2

2012-12-30 | 根木勢介 さんの記事
根木勢介 さんの記事・・・吉田茂:その⑥娘和子の証言・お金はどこから2-2
 
 前回、根木作:「リョーマの休日」の自転車 の添付をしましたが、「自転車」
について、調べてみました。
なお、添付の自転車は「龍馬の生まれた町記念館」で夏休み工作教室のひとつと
して作ったものです
プラモデルのように組み立てで完成するようになっています。
 
 
◆以外と自転車の歴史は、新しいのですね。
龍馬の生まれる20年ほどまえにドイツで発明されたそうです。
その自転車がいつ日本へ入ってきたのか、また龍馬も自転車を見たのか、少し
興味があります。
龍馬が幕末に自転車を見たとしても自転車という日本語自体ががなかったのです。
 
 
<国産の自転車>のこと:明治元年には「国産自転車」があった!!
 
・黎明期・明治初期
 
  文明開化の時代、人々にとって驚きと共に迎えられた乗り物といえば蒸気船と
 蒸気機関車、そして自転車だった。
 その自転車の日本への渡来については諸説がありはっきりしていない。
 
  国産自転車の最初の記録は、明治元年(1868)に、近代機械産業の始祖と
 いわれる、からくり儀右衛門こと田中久重(ひさしげ・1799~1881)
 が二輪車と三輪車を製造したと、彼の弟子の川口市太郎の手記にある。
 このときの自転車は「がたくり車(ボーンシャエーカー型)」といわれる前輪が
 わずかに大きく、この前輪に直接ペダルがついているものである。
 
 ところで「自転車」という日本語をつくったのは、東京の彫り物職人だった
 竹内寅次郎。明治3年(1870)に外国人が乗り回していた車をモデルに
 自転車をつくり、それに「自転車」という商品名をつけて販売したという。
 ・・・。
 (雑誌・サライ 1998年7月2日発行110Pより)
 
自転車については、まだまだ面白い話がありますが、このへんで。
 
 
●吉田茂は、政治資金をどのように工面していたのか?
 
 前回、大久保利通は、「借財」を8,000円残して暗殺されたと
紹介しました。
(吉田茂には安斎という「金庫番」がいました。)
 
<父 吉田茂:麻生和子著・光文社知恵の森文庫 187pより>
 
・財布
 ・・・。
  自由党の会計は、父の執事の安斎が引き受けていました。安斎は大福帳の
 ようなものにお金の出入りをすべて記帳しておきます。それをあとで、党の人と
 いっしょに整理していました。党のお金とは別に、父が政治に使うお金の面倒は
 主人(麻生多賀吉)がみていました。政治にはどうしてもお金がかかります。
 たまたまお金があるのならそれを使えばいいことでしょうが、もしなかったら
 相当な苦労だと思います。
 代議士になって大きな家を建てた、広い土地を買ったというようなお話を耳に
 するといったいどうやってそれだけのお金を稼がれたのかしらと不思議になります。
 ぜひ教えていただきたいものです。
 
 もう時効ですからお話してもいいかと思いますが、父の個人的な政治資金は麻生家
 から注ぎこんでいたものでした。
 父のところにいくお金について、主人は二重帳簿をつけていました。お金をつくる
 ために何かを売る場合、ないしょで売って、売ったお金が父の方に流れている
 ことをつきとめられないよう二重帳簿につけます。
 ・・・。
 ほんとうに父はお金を持っていなかったのですが、のんきな人でしたから
 どこからお金が入ってくるかということは気にもとめていなかったのでは
 ないかと思います。
 「とにかく麻生に任せてあるんだから、そんなこと知らないよ」
 などといっているのですから、じつに結構な身分です。
 
 なにぶん父は、吉田家から受け継いだ一財産をさっさと使いはたしてしまった人です。
 自分が政治に使うお金がどこからきているのかというようなことをいっさい考えない
 ところが、吉田茂の吉田茂たるところだったのかもしれません。
 婿に世話になっているということは、あまり頭になかったのではないかと思います。
 父にお金を注ぎ込んでいた麻生のほうにしても、女房の父親だからということを
 越えて吉田茂という人物にほれこんだために援助をおしまなかったようなところが
 ありました。
 それでも、あまりたくさん麻生のお金が父のもとに流れていっているようだと、
 さすがに気がひけます。そこで、
 「吉田の父は、よくこれだけお金に無頓着でいられるものね」
 というようなことを私が口にすると、反対に麻生が怒りました。
 「財政的に援助しているのはおれのお金だ。お前の金じゃない」
 というのです。
 麻生が父にお金をつぎこみ、そのことを心配すると、私が麻生に怒られるのでしたが、
 それでもやっぱり肩身の狭い思いをするのに変わりはありません。
 麻生自身は、父とおなじで、お金にほんとうに困ったことのない人でしたから、
 父につぎ込むお金を惜しいとは思わなかったのではないでしょうか。
 
 ・・・。
 

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