黄金の海

2011年05月27日 | 新作情報
まずは、来週末の『壬生の花田植』に向けて
昨年店主が描いた“町歩きMAP”

よかったら、ご参考にしてくださいませ。
(今年はますます出店者が増えたとの情報もあります。
 近々お伝えしたいと思ってます。)



さて、本題。
本日は和菓子の仕込みを集中的にした一日でした。

私は両手を広げて「よっこらせ」と抱えるほどの
大きな大きな銅鍋をガス台に乗せて わらび餅を炊きまして。

湯気がもくもく、熱気がむんむん、船頭さんのように木しゃもじで鍋をかくと
とろっとした生地が たぷんたぷん、海のみなものように気持ちよく揺れます。

「きたきた!ちょうど良い状態。」
その頃合を見て、祖父の時代から使っている大きな木製の蒸し器で蒸しました。

一時間ほどじっくり蒸し上げ、
できあがったわらび餅は まるで



黄金の海みたいです。

休ませて、しっかり冷えたら仕上げ。
切り分けて、黄な粉をまぶして出来上がりの予定。
今日も良いのができました。
最高に美しい、非常に愛らしい。


今年も旧千代田は本地のよみがえりの水を大切に使わせてもらい
水饅頭をはじめ、わらび餅など、和菓子を仕込みました。
よみがえりの水は本当に美味しい!あま味があって心豊かになるお水です。


(写真 よみがえりの水 水汲み場)
ちなみに・・よみがえりの水は千代田が誇る名水です。
そして広くみんなから愛されているお水でもあります。
私が汲みに行ったときも、広島の車から、遠い地域のナンバープレートをつけた車まで
たくさんの車が駐車場に停まり、たくさんの人が水汲みに来ていました。

しかし、そんな中にはトランクいっぱいにタンクを積んでらっしゃる人も
いくらでも湧く ただ(無料)の山水に思えるかもしれませんが 貴重で大切なお水です。
必要な量だけをいただく、管理費に使ってもらえるよう多少なり“志”を入れてからいただく。など
謙虚に、真摯に汲みたいものです。

限りある資源を大切に、みんなで自然に感謝し守っていきましょう