お母さんの作るケーキ

2007年11月22日 | 日記
なんだか寒いですねぇ。
すっかり秋にも慣れ、
いつ冬が来たと言ってもおかしくない気候。
紅く色づいた木の葉が落ちればいよいよ冬です。

日暮れもすっかり早まってしまい
夕方にもなると 寒くって、外は まっ暗。
橙色に光る店内と なんとなくかけているミサの曲。
こうなると 早くクリスマスの支度がしたくなります。
(実は このところ大型予約で身動きがとれなくなっていたので
クリスマスの作業が足踏み状態!!早くクリスマス入りしたぃっっ

ま、愚痴はさておき。。
すっかり暗くなった夕方に、ひとりの女性が来店され
店内に掲示してある今年のクリスマスケーキを見ながらひと言。

“私も、子供が小さかった頃は ケーキ焼いたんだけどねぇ。。”

私は それを耳にした途端、懐かしくって
幸せだった幼い頃の思い出がよぎり
“まぁ素敵お母さんのケーキにかなうものはありませんよね
今年も、焼いてみられたらいいのにぃ
と 言いました。


結局、その女性は
“ぃゃぁ、もう、めっきり・・。笑
          ・・買うのみですよ。”
と おっしゃって帰られたのですが、
私はその後も しばらく、
私達の特別な日に母が焼いてくれたケーキのことを想って
幸せな気持ちになりました。

ケーキを売っている者が こういうことを言うのも変かもしれませんが、
子供の頃に食べたケーキは、ケーキ屋さんのものよりも
お母さんやお父さんが作ってくれたもの、
家族と一緒に作ったものの方が絶対に美味しいし
幸せな思い出として 子供の成長を支えてくれると思うんです。

お誕生日のケーキ、クリスマスケーキ。
ちょっと変わったキャラクターケーキ。
自分達で工夫して、力を合わせて作るからこそできる味。喜び。
これこそ最高の“食育”でしょうし、
かけがえのない 人生の“特別”創りなのでしょうね。

ケーキはお金を出せば手に入る既製品じゃなく、
小麦粉や卵をまぜて 焼いて オーブンの前で待つのすらわくわくする魔法のお菓子だってこと
もっとたくさんの子どもや大人達に気づいてもらえたら素敵だなぁ・・

       なんて、考えてほっこりしてしまいました。