おーはーよぅごーざーいまぁぁぁす！！！！

と スピーカーのボリュームを大音量にしたような でっかい声と共に！！

本日の三田風月堂は始まりました。笑

壬生小学校３年生の子供達が
素晴らしい挨拶とともに来店し
しばし社会見学。
いろーんな個性に満ち溢れていて
一気にお店の中が賑やかに。

しっかり興味を持って よく聞いてくれました！
なにより元気な挨拶が とっても嬉しかったです

わがやの古文書

本日登場の“はつしば”とともに
花田植に向けて“しば餅”の仕込みに入ります。

さて、仕込みの準備に取り掛かろうか という時に、
店主が 机の中を探っておもむろに取り出したのは・・

　　“古文書？！”

と 一見目を疑ってしまうくらい年季の入った本。
祖父の遺してくれた和菓子のレシピ本です。

今日は特別に中身をちょっとだけ公開。

その本には 月と、その月の和菓子とその説明。
それに加えて 分量に簡単な作り方
（“ｇ”表示が“瓦”であることに驚きます・・）
そして注目すべきは その和菓子を詠った 歌まであるのです。

季節に応じて 旬の和菓子と共に歌を詠う。
なんて粋な日本の菓子文化でしょう


隅に書かれた亡き祖父の筆跡にあたたかさを感じながら
さて、しば餅を仕込むとしましょう。

はつしば

今年も出来ました。
新緑のしばの葉を摘んできて
さっそく餡をほかほかの餅米で包んで

ふっくら美味しい“はつしば”です。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　￥136（130）

驚きの事実。

ケーキの店出しを終えて
午後の仕込みの準備に入りかけた頃、
　“ピンポ～ン”
と お店のチャイムが鳴りました。

「いらっしゃいませ～♪」

と 厨房から出た私の前に
透き通るような肌をした 素敵な女の子が
満面の笑みで立ってらっしゃいました。
（知り合いではないはずだけど、笑顔に親近感があるなぁ・・）
感心して笑顔を返した次の瞬間、
感心を越え“感服”に値する言葉が・・！！

「尼崎から来ました♪」

「ん？！」（それは、この近くのおばあちゃん家に来た、とかで？？）

「ここのクッキーがあまりに美味しかったんで
　　　　　　来ちゃった 」
ひゃ！

聞くところによると、会社の同僚に分けてもらった
お菓子の美味しさに驚き、是非そのお店に行ってみたい！！の
一心で 新幹線＆レンタカーで はるばるお越しくださったという話。

こ、こんな可愛らしい女の子がっっ
こんな田舎の こんなしょぼくれ店にっっ！！
しかもはるばる兵庫から！！！


・・・興奮して話が長くなりそうなのでその後の話は省略しますが、

心の底から 嬉しかったです。
近くても遠くても、わざわざうちをご利用くださるお客様はどなたも
日々感謝でいっぱいなのですが、
それでも なんだか今日は特別・・
真面目に頑張ったことが実を結んだ・・的な喜びに
満ち溢れたのでした


いらっしゃってくださったお客様。
ほんとにどうもありがとう