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大変な世の中です。

2014年11月13日 | 日記

このところ、バターの供給が不安定と耳にしますが、自分自身が身をもって痛感するとはーーな事態。

 週末から色々なスーパーを巡れども巡れども・・・

空っぽ。

空っぽ。

なんでも揃っている大手スーパーでさえ、今まで雪印の(切れてない方の)バターが置いてあった場所に

輸入物の小さーなバターが、なんと900円(税抜)で置いてある始末。

あぁ、バターが買えない。

これは一般の家庭に限ったことではなく、私達 菓子店をしている立場でも同じ。

数年前から バターの『前年度実績』というものがないと売ってもらえません。

だから、バターが10本ほしいなーと思って業者に電話しても

「前年の同月、バターの発注がなかったのでお売りできません。」という感じです。

しかも、今年に至っては、前年の同月10本頼んでいたとすると、

今月はその2割減の8本しか売ってもらえない約束が勝手にできたりもしてて最悪です。

だから近年新しくお店をオープンされたお店は 本当に大変だと聞きます。

そして業者にはマーガリンを勧められたりして、本当に腹の立つばかり。

「フザケルナーーーーー!!!」と叫びたい気持ちを必死でおさえてNO THANK YOUと答えます。

何でこんなことになった?何でこんなことになった?

背景には乳製品の内でバターの生産が一番後回しにされるんだ、とか、

生産規制の見返りだとか、コンビニエンスストアの出来すぎが原因だとか、まーとにかく色々聞きますが

安全で美味しい食べ物が確保できる、というのも、大変な技なのかもしれませんね~。

怖ろしい勢いでの食材の価格高騰に加え、入手困難というこの最悪の事態。

日常が日常ではなくなっていく焦り。はぁ~何とかならないものでしょうか。

今日も、私たちの苦しい食材集めは続きます。^^;


暦の上では冬と申しますが…

2014年11月11日 | 日記

私達は北広島町の田舎町でお店をやってますが、一応季節のイベントごとは

広島市内の動向に合わせてやるようにしてます。

なので、店内にクリスマス飾りを付けるのも、市内の大手店舗が11月4日にします、と

言えば、うちも11月4日目標で飾るようにしていました。

  ですが、

今年は夏が 雨続きで 夏らしくなかったからか、ハロウィンというイベントが

ようやく終わって気が抜けたのか、さっぱりクリスマスモードにする気が起こらず…

こういう時は広島市街のクリスマス一色!!な光景を見て、自分に喝を入れなくては!と

市街を歩いてみましたが、驚いたことに、今年はどこもまだ秋モード色が強いんですね~。

ちょっと、安心しました。自分だけが取り残されているのではないんだな、と。

毎年毎年、年月を重ねるごとにイベントが前のめりになることに違和感を感じておりましたが

それでも、お店なのだから、先に先にやっていかねば!と 頑張っていました。

そしたら フランス人マダムに「日本は早すぎる!キリストに怒られるよ?!キリスト教では

12月にならないとクリスマスモードに入ってはいけないの。だから12月からクリスマスの飾りを出すのよ。」と

お叱りをいただいたりもしました。 

(ま、そうは言っても日本にお店を出している限り 早め早めでやっていかねばならないのですがね。)

そんなこんなで、うちはこの一週間はまだ秋でいたい・・・

そして、冬ごもりの準備をするみたいに また巨大かぼちゃを2個解体しました。

8kgのペーストができました。とうぶん 楽しめそうです。

 

と、云々言いつつ、今日はクリスマスツリーとお店の入り口に飾るでっかいクリスマスリースを

ぽかぽか陽気にあてて 干しております。

2014年締めくくりの冬も、素敵な季節になりますように。


お酒の空き瓶譲ります。

2014年11月06日 | 日記

三田風月堂の店主は、お酒の香りを効かせることで、お菓子により奥ゆかしさを出すという、

いわば作る上でのコンセプトみたいな考えがありまして、普段の洋菓子作りに お酒を用いたり

展示会に行っては面白いリキュールを探したりもしているので、

お酒が空っぽになった瓶が度々出るわけなのです。

私は この瓶をもらって帰って、ジンジャーシロップや果実酒を作って入れたりしています。

それがとても便利だし、瓶も可愛いし、で 非常に重宝しているので、

要る方がいらっしゃればお譲りしようと思っています。

だいたい700~1000mlくらいの瓶です。

気が向いた方がいらっしゃれば、お気軽にお声掛けくださいね。


クレイジージャポネ再び

2014年10月30日 | 日記

2011年。店主がフランスから帰国し、持って帰ってきたカメラの中で一際目を引いたこの写真。

このブログでも「クレイジージャポネ(狂気的日本人)とパリでご飯を共にした」と書いたこと、

はてさて 皆さま覚えていらっしゃるでしょうか?

この子供鉅人(こどもきょじん)という劇団の、まさにこの人たちの舞台が

なんと映画として生まれ変わる!しかも広島上映がある!!

ということで、私達、密かに興奮しております。

しかも生まれ変わった新品 横川シネマにて。

 横川シネマ キッチンドライブ:MOOSIC LAB 2014 広島編Dプログラム

 

 


三田風月堂スタッフMちゃんのこと。

2014年10月25日 | 日記

三田風月堂はもともと我ら姉妹とおばあちゃんで始めたお店なのですが

おばあちゃんも高齢になったし(まだまだ猛烈に元気ですが)仕事も複雑になりつつあり、

私が子育てで たびたび使い物にならないこともあり、その上 過労も重なり、、

私達ふたりではすっかりお手上げになってしまったので、苦肉の策の末 2年前に初のアルバイトさんを募集し

やってきたのが 今も私たちの片腕に、時々は両腕にもなってくれるくらい頼れるMちゃんです。

彼女は本当によく気が付くし、几帳面、優しくって知識の奥ゆきがおもしろい!素晴らしい人です。

私達が地に足がついてなくてワタワタしていても、彼女はいつだって地に足を付け、冷静に仕事に取り組んでくれます。

そんな彼女が、この間私達姉妹にプレゼントをくれました。10th+バースディプレゼント!

 それがこれ、プラ板で作ったバッジです。

なんと、うちのイメージ画となっている梶川ゆう子さんの絵をプラ板にしてくれました。

超かわいいです。かねてから私は知り合いにMちゃんを紹介する時に、口から出まかせで

「プラ板作家のMちゃんです。」などと言っておりましたが、、嘘じゃなかった・・!

天才的な可愛らしさ&Mちゃんのやさしさに店主共々うっとり。感無量でした。

こんな素晴らしい人をうちなんかに拘束しちゃってていいのか?!と思うくらいですが、

逆に、こんなにも素敵な子が 幸せに輝いていられるお店つくりを

これからも張りきってやっていくのが、私たちの使命であり、喜びだな、と思ったのでした。

 

  Mちゃん、いつもありがとう。


10周年感謝祭最終日です。

2014年10月25日 | 日記

10月14日に始まった三田風月堂10周年感謝祭も今日が最終日です。

今日までの特典が満載なので、ぜひお茶のオトモを見にいらしてくださいね。

今日も アールグレイのシフォンケーキも出来たてをご用意しています。

ほかほかでシュワシュワのシフォンケーキ、今日までの販売なのでぜひどうぞ!


10周年感謝祭開催中です。

2014年10月18日 | 日記

先日は、告知もギリギリでその上、連休明けの ド平日にも関わらず

一日カフェにお越しくださいましたみなさま、どうも有難うございました。

 

写真はcocoloya森田アユムさんのカフェギャラリー。

この板の裏にコーヒーを淹れるキッチンスペースがありました。

ゆっくりとしたカフェタイムを過ごしていただけたようで良かったです。

もし、次回一日カフェすることが…もし…あったら、もっと告知をしっかりしますので

今回 逃した方はまたどうぞ~。。

 

そして、10周年感謝祭の間(今も、来週も開催中ですが)暖かいお気持ちを たくさんいただきまして感謝感謝です。

お客様からも、このお店と出会った時の 思い出話や 想いなどを聞かせていただいては 感無量な気持ちになってます。

都市部から嫁いで来られた方々も結構いらっしゃるようで、

「嫁いだ先は全く知らない田舎町だったけど、こういう ちゃんとしたケーキ屋さんがあるってわかってすごく安心したんです。」

と おっしゃる方が多く、嬉しく思っています。

 

姉妹で営んでいる小さな小さなお店なので、お客様の意に沿えないことも しばしばあるとは思いますが

頑張って 良いクオリティーを保っていこうと強く思っています。今後ともどうぞよろしくお願いします。


10周年記念。

2014年10月13日 | 日記

昨日、江田島でのイベントは先の記事にも書きました通り、

たくさんの業種のお店が出店しておりました。

そして、店主が好いものを調達してきたのです。私達念願のアレ!

灯りです。

丸いやわらかな光が店内に加わって、なんだかいい感じ~。

 

開店の時に、店主がデザインして制作していただいた障子にもよく合っています。

ちなみに、明日は お客様にお茶してもらうために、この障子を…解禁!

奥の部屋でお茶をしていただこうと考えているので、ちょっとドキドキ。

障子、開きまーす・・↓

こんなことは最初で最後かも?

狭い空間ですが、楽しんでいっていただけたら嬉しいです。

では、また明日。


カヌレ型のこと

2014年09月19日 | 日記

カヌレ型は銅でできているので、一時間以上オーブンに入れて高温で焼いても平気です。

(カヌレを焼き始めた頃、試しにシリコン型を使ったんですが、数回でヘロヘロ。

 あっという間に戦力外通告をされたのでした。)

鎧みたいでしっかりした型だからこそ、安定した焼き色が出る。

カヌレはフランスの伝統菓子ですが、伝統の『焼き物』(陶器)みたいに

美しい艶のある造形芸術だなぁ、と いつも見惚れてしまいます。

私は、カヌレを焼型に流し込む前に、トロトロに溶かした蜜ろうを流し込む工程を見るのが大好きです。

濃い蜂蜜(蜜蝋)の香りがオーブンの熱気に乗って厨房全体に広がります。

その後 流し込まれる濃厚なカヌレ液。今にもやけどしそうなくらい熱せられたオーブンに

ぶ厚い軍手でカヌレ型が乗った鉄板を そっと入れていく。

本当は、その工程全体をご覧いただいてから召し上がっていただきたい、と思うくらい

とても味わい深い風景なのです。

ここは日本だけど、フランスのお菓子職人さん達も このような工程を

昔から日々、続けてきたんだなぁと思うと、とても大切なものを見ている気持ちになるのです。