さて、昨日予告(?)した “ 夫と私に忍び寄る魔の手 ” のお話…。
ぐるり~っと回り道を愉しんだ後、いつものコースを辿って お家へと向かいました。
途中、海老名市の辺りでは、雨が降った跡がありましたので、「 この辺はだいぶ降ったんだねぇ。」 「 タイミングが良かったね。」 などと話しながら、順調に帰り道を進みました。
お家へ続く長い一本道まで来た時、急に 前方の空が 不気味に暗くなってきました。
「 うわぁ…SF映画みたい…。」
前を走る夫の姿が、不気味な暗い雲へと向かってゆくヒーローみたいに思えます。
こんな時でも、想像力を膨らませて 楽しんでしまう お馬鹿な私…。
そう…まだこの時は、“ 魔の手 ” の恐ろしさに気付いていなかったのです…。
毎回 ツーリングに出かけた後は、お家へ帰る前に ガソリンを満タンにしてから帰ります。
昨日も 駅近くのガソリンスタンドに寄り、「 さあ、お家へ帰りましょう♪」 と思った瞬間…大きな雨粒が落ちてきました。
「 え…?」
ゴロゴロゴロゴロゴロ…雷も鳴り出しました。
「 え…え…?」
ガソリンスタンドを出た夫は、お家への道の途中にあるスポーツクラブへ向かいます。
「 え…え…え…?」
スポーツクラブの地下駐車場に、オートバイを停めました。
その途端、ドシャ降りになり、雷も ピカッ!ゴロゴロ…。
「 ひゃぁッ!間一髪だったねぇ…。」
ここからお家までは、僅か300m程です。
「 じゃあ、帰っちゃえばいいのに。」 と思われるかもしれませんね。
確かに、ちょっと走れば お家に着けます。
でも、なるべくならオートバイを濡らしたくないのです。
普段、オートバイの雨曝しを避けるために、厚手のカバーを掛けています。
オートバイ使用後は、エンジンが冷えてから掛けないと、カバーが溶けてしまいます。
そのために、いつも時間を置いてから掛けることにしているのです。
けれども、こんな豪雨では オートバイが可哀想です。
…ということで、駐車場で雨宿り。。。
夫は、暗い雨雲を発見した時に、すでにこうなることを見越していたそうです。
「 ガソリンスタンドに寄らないで帰ろうかとも思ったけど、結局 冷ましている間に降ってきちゃうだろうから、寄ることにしたんだ。降ってきたら、ここに避難しようと思って…。」
さすがA型、先を読む力(?)があります。
「 ここで雨宿りをして エンジンを冷ませば、家に帰ってすぐにカバーを掛けても大丈夫だと思うんだ。」
う~ん、成る程…。ノー天気なO型の私とは違いますね…。
雨宿り。。。
それにしても、激しい雷雨です。
喜代松号たちも
ちょっと不安そうに
見えます…。
この後も、しばらく降り続き、すっかり暗くなってしまいました。
雨宿りをしている間、常備しているラジオを聴いたり、私が考えた くだらないゲームをしたり…。
そうして1時間半位過ぎた頃、ようやく雷は鳴り止み、雨足も弱くなってきました。
エンジンもずいぶん冷めました。
ラジオのニュースでは、「 関東地方は この後、さらに強い雨が降る見通しです。」 と伝えています…。
「 これ以上待っても無駄だ。よし!今のうちに帰ろう!」
急いでお家へと辿り着き、素早くカバーを掛け、お家の中へ入りました。
数分後、再び雷雨となりました。
「 良かったね…。」 「 タイミング良かった。」 と、ホッとしたのも束の間、今度はテレビのアンテナに不具合が生じたらしく、どのチャンネルも砂の嵐…。
“ 魔の手 ” は、まだ夫と私を捉えていたのです。
仕方がありませんので、その夜は、ラジオを聴いたり 本を読んだりして過ごしました。
夫も私も テレビっ子なのにぃ~…。
翌朝になっても一向に直らず、お昼頃 ようやく直りました。
どうやら地域全体のテレビアンテナが不調だった様です。
かなり大きな(?) “ 魔の手 ” でした…。