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Olive☆。.:*:・'゜

つれづれなるままに・・・雑感を

「傷」

2005-12-10 23:00:20 | 書籍
この小説は以前NHKでドラマ化され、州波役を浅野温子が演じていました。
藤巻健史氏の「プロパガンダ」に“ドラマの監修をした、ディーリングルームが撮影場所に使われた”といったことが確か書かれていて、ドラマ放送日をチェックした覚えがあります。
98年に出版されたこの本を改めて読み直してみて、金融ビックバン、公的資金の投入、前年の97年には山一證券、北海道殖拓銀行の破綻など、
あの頃が懐かしく思い出されます。(最近年寄り臭い書き方が多いですね

100万米ドルを1本と呼ぶことやインターコム、ディーリングフォンをはじめディーリングルームの様子や金融について丁寧に書かれています。
大蔵省と銀行との関係や外資系金融機関と日本の金融機関の関係とかも。
その辺りに興味のある方はストーリー展開とはまた別に面白く読めるのではないかと思います。

ディーリングルームでは、頭を使う(チャートや指標を分析したり、相場を考えたり)よりも運動神経、反射神経(いかに早く手を動かすか、レートを迅速にクウォートするか)の方が
大事なのかなって、時々思ってしまうんですよね。。。
コメント
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