一燈照隅

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そんな言い訳は聞きたくない。

2007年04月26日 | Weblog
エリツィン前大統領の国葬しめやかに 日本特使の姿なし

 【モスクワ=遠藤良介】23日に死去したロシアのエリツィン前大統領の国葬が25日、モスクワ中心部にあるロシア正教の総本山、救世主キリスト大聖堂で、プーチン大統領以下の政権幹部や諸外国要人が参列して営まれた。宗教を弾圧したソ連時代を経て、ロシア正教会が国家指導者の葬儀を執り行うのは113年ぶり。

 葬儀はエリツィン氏の棺を聖堂中央に安置して行われ、総主教アレクシー2世が「故人は、ロシアの運命に対する責任を引き受けた力強い人物だった。いつの日か歴史が公正に評価するだろう」と冥福を祈った。その後、参列者は市内のノボデビッチ修道院まで葬列となって歩み、棺の埋葬を見守った。

 ソ連・ロシアの政治指導者でクレムリンに埋葬されないのは、スターリン批判を行ったフルシチョフ元共産党第1書記に次いで2人目で、現在のロシアが抱くエリツィン氏への複雑な評価が反映されている。

間に合う飛行機なかった

 故エリツィン前大統領の葬儀には世界各国の現旧指導者が参列したが、日本から斎藤泰雄駐ロシア大使が参列するにとどまり、プーチン政権下で冷え込む日露関係を象徴するかのようだ。

 葬儀には、米国のクリントン前大統領や現大統領の父ジョージ・ブッシュ元大統領、ドイツのケーラー大統領、メージャー英元首相、欧州各国の外相のほか、旧ソ連構成諸国の首脳らが顔を揃えた。また、韓国は韓明淑前首相を代表とする政府弔問団を送った。これに対し、日本からは政府特使や有力政治家の姿はなかった。エリツィン氏の朋友だった橋本龍太郎元首相や小渕恵三元首相はすでに鬼籍に入っている。

 塩崎恭久官房長官は25日午後の記者会見で、日本が特使を派遣しなかった理由について「ロシアから葬儀の通報を受けたのが24日午前で、商用機では間に合う便がなかった。日本は首相が26日から訪米を予定しており、(特使派遣の)政府専用機を飛ばせなかった」と説明した。

 ただ、安倍晋三首相は対露外交を重視する姿勢を表明している。23日に死去の報を受け直ちに特使派遣を決めれば、24日午前の直行便でモスクワ入りは可能。それだけにロシア側に日本の姿勢を疑問視する声もある。  産経新聞


「間に合う飛行機なかった」そんな言い訳は聞きたくない。
このような時はたとえ間に合わなくても、特使を派遣しなければならない。
葬儀は外交でもあります。
サミット参加国でもあり、北方領土問題もある国です。
前大統領の国葬が行われたのに大使しか参列していないのは、その国を重視していないと思うだろう。
外務省や官邸は何を考えているのだろうか。