ミロク文明

新しき[神]の国の写し絵、天国地の上に現す
ミロクの世 ミロク文明人 大和ごころを志しての旅は・波・∞無限大∞

老子「第二十三章」道徳経

2018-12-27 00:47:09 | 老子「道徳経と伊勢白山道「道経1~37
いずれにしても言葉に誠実さが足りないと、人からの信頼を失うものだ
     
私の大和ごころを志しての旅は「ミロク文明」ミロクの世を地の上に現す方向性。

      
・老子「道徳経と伊勢白山道」 道経 
第二十三章 *老子を英訳 http://mage8.com/magetan/roushi03.html

・原文 「書き下し文
希言自然。故飄風不終朝、驟雨不終日。 「 希言(きげん)は自然なり。故(ゆえ)に飄風(ひょうふう)は朝(あした)を終えず、驟雨(しゅうう)は日を終えず。 
孰爲此者、天地。「 孰(た)れかこれを為す者ぞ、天地なり。

天地尚不能久、而況於人乎。「 天地すら尚(な)お久しきこと能わず、而(しか)るを況(いわ)んや人に於(おい)てをや。

故從事於道者、同於道、徳者同於徳、失者同於失。「 故に道に従事する者は、道に同じくし、徳なる者は徳に同じくす、失なる者は失に同じくす。

同於道者、道亦樂得之、同於徳者、徳亦樂得之。「道に同じくする者は、道も亦(ま)たこれを得るを楽しみ、徳に同じくする者は、徳も亦たこれを得るを楽しみ。

同於失者、失亦樂得之。「失に同じくする者は、失も亦たこれを得るを楽しむ。 
信不足、焉有不信。「 信足らざれば、焉(すなわ)ち信ぜられざること有り。

現代語訳
聞き取れない程のかすかなささやきこそ、言葉の自然な在り方である。吹き荒れる風は半日も続かないし、土砂降りの雨も一日中は続かない。
そうしているのは自然そのものである。

自然すら長く続けられない様な言葉の発し方を、人間が長く続けられる筈が無い。

だから「道」に沿った生き方をする者は「道」と一つになろうとし、徳に沿った生き方をする者は徳と一つになろうとし、仁や礼を求めて徳を失った者は、それらと一つになろうとする。

「道」を求める者を「道」の方でも求め、徳を求める者を徳の方でも求め、仁や礼を求める者もそれらから求められる。

いずれにしても言葉に誠実さが足りないと、人からの信頼を失うものだ。 


英訳文
Whisperingis natural. Storms do not continue over half a day. Downpours do not continue over a day. Nature itself does not continue these. So mere humans can not continue speaking loudly. A person who follows "the way" unites with "the way". A person who follows the virtue unites with the virtue. People who lost the virtue by following benevolence and courtesy unite with them. "The way" also requires the person who united with "the way". The virtue also requires the person who united with the virtue. Benevolence and courtesy also require people who united with them. If your words do not have honesty, you will lose trust from people. 



*自然と引き合うことが大切  2012-10-14 老子の言葉
伊勢ー白山道 記事全文 https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20121014
老子の言葉 第二十三章
(独自の超訳)
たまに出る自然な言葉こそが、本当の思いなのです。
どんな強風も朝まで継続することはありません。
どんな豪雨も、一日中は継続することがありません。
誰がこんな操作を出来るのでしょうか?それこそが天地自然なのです。
天地自然ですら、同じ物事を長く継続させることが出来ないのです。
ましてや、私たち人間が同じことを継続出来るはずがありません。

だから、真理に従って生活する人は、真理と一体化することに成り、
道徳に従う者は、道徳的な生活と成り、
無礼な者は、無礼な生活に染まります。

真理に従う者は、真理のほうからも求められ、
道徳に従う者は、道徳のほうからも求められます。
無礼をする者は、無礼をすることを楽しむように成ります。

つまり、人間は自分が信じない物事には、向こう側からも信用されません。
人は自分が信じたことと、一体化をします。 


原文
「希言自然。故飄風不終朝、驟雨不終日。孰爲此者、天地。
天地尚不能久、而況於人乎。故從事於道者、同於道、徳者同於徳、失者同於失。
同於道者、道亦樂得之、同於徳者、徳亦樂得之。同於失者、失亦樂得之。信不足、焉有不信。」


(感想) 
前半は、どんな物事も必ず変化して行くから安心しなさいと言うことです。
そして、強制では無くて、自然な流れを大切にしなさいとも示されています。

後半は、要は、同類同士が引き合うと言うことです。
これは人間同士に限らず、読む本や信仰、遊び、食事・・・・何でも自分から求める物事は、向こう側からも自分のことを求めているから出会う縁が生じることを言っています。

前半と後半の2点を合わせますと、老子は人間が作った規則や強制を嫌った意味もあります。
この時の老子は、公務員の中間管理職として、職場で言いたいことも有ったのでしょう。

「天地自然でさえも同じ風景が継続できないのに、そんな厳しい規則を人間に言ったところで馴染むわけが無い。
それよりも、民衆から出る小さな声を大切にするべきだ。
どんなに強制しても、人間は自分が信じる・受け入れられることしかしないものだ」
と、老子が言っているようにも感じます。

ただ、何でも自然が良い、自由が良いと言いましても、それも自分の怠惰な気持ちに過ぎません。
だから、人間は自分の良心(道・先祖の心・内在神)に従って、
自分が出来る努力をした上で、
それで生じる縁の流れを、自然と受け入れることが大切なのではないでしょうか。

生かして頂いて ありがとう御座位ます


 人は、自分が好む事と一体化します 2017-11-21 老子の人生論
伊勢ー白山道 記事全文 https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20171121
参考記事:老子の言葉 第二十三章「自然と引き合うことが大切」

「 老子の人生論」第二十三章

大自然が話す言葉は少ない。
雨が降る時に話す「ザーザー」か。
風が吹く時は「ヒューヒュー」か。
雷が鳴る時に怒る「ゴロゴロ」「ドカン」か。
太陽が照り輝く時は、無言か。

大自然が多くを話さないのに、人間も無理に多くを話す必要は無い。
無意識に自然に生きること
これが最大事です。

人は、相手に多くを話して信頼されようとしても、信頼はされ無いものだ。
自分が相手を信頼すれば、相手からも信頼されるように成って行く。
自分が相手を好きに成れば、相手からも好かれます。
自分が信じない相手からは、信頼されることもありません。

つまり、人は自分が信じるモノに、一体化して行きます。

(感想)

ここに営業の極意が述べられています。
老子が、
・ よくしゃべる営業マンは、信頼されないぞ。

・ 言葉が少なくても、要点だけを言うこと。

・ そして大事なことは、お客様を信頼することだ。

・ 自分から、お客を好きに成ることだ。

・ そうすると、お客様の方からも信頼され、好かれるのだ。

「営業はコレですよ、コレ。」と老子先生は言っています。
これは営業だけでは無くて、家族同士でも、社内でも、友人同士でも言えることです。

* 人は、自分が信じる相手から、信頼される。
* 人は、自分から相手を好きに成ることで、相手からも求められる。
これは、信仰の視点でも完全に言えます。

* 人は、自分が参拝する神社を好きに成ることで、そこの御祭神からも好かれる、求められる。
* 自分が、先祖霊を供養することで、先祖から守護される。
冷静に考えて見ましても、これこそ「自然な流れ」「法則」であることが良く分かります。

親は、子供が言うことを聞かないと嘆くものです。
でも、その親は、自分の子供を信頼していたのか?
子供の言うことを、親は聞いたことが有るのか?
逆も言える訳です。

自分が信じなければ、その対象からも信頼はされない。
ごもっともです、と腑に落ちます。

神様を信じる人は、神様に近付く。
悪魔が好きな人は、悪魔に近付く。

現代のファッションを見ましても、これは言えることです。
死を思わせるマークの服を好む人には、死の方から近付いて来ます。

だから安心しましょう。
先祖を供養し、神様に感謝だけをする人は、必ず救われます。
今生で救われるか? アノ世で救われるのか? だけの違いです。
とにかく御得(徳)なのは間違い無しです。

生かして頂いて 有り難う御座います  


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