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老子「第七十八章」道徳経

2013-02-08 20:19:36 | 老子「道徳経と伊勢白山道「徳経81~38
天下莫柔弱於水。「天下に水より柔弱(じゅうじゃく)なるは莫(な)し。
この世に水よりも柔らかく弱々しいものは無いが、 
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・老子「第七十九章「道徳経と伊勢白山道」徳経 
第七十八章 
*老子を英訳http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi08.html
・原文 「書き下し文
天下莫柔弱於水。「天下に水より柔弱(じゅうじゃく)なるは莫(な)し。
而攻堅強者、莫之能勝。「而(しか)も堅強(けんきょう)を攻むる者、これに能(よ)く勝る莫し。
以其無以易之。「その以(も)ってこれを易(か)うるもの無きを以ってなり。

弱之勝強、柔之勝剛、天下莫不知、莫能行。「弱の強に勝ち、柔の剛に勝つは、天下知らざる莫きも、能く行なう莫し。
是以聖人云、受國之垢、是謂社稷主、受國不祥、是謂天下王。「ここを以って聖人は云(い)う、国の垢を受く、これを社稷(しゃしょく)の主と謂(い)い、国の不祥(ふしょう)を受く、これを天下の王と謂うと。  

正言若反。「正言(せいげん)は反(はん)するが若(ごと)し。 
現代語訳
この世に水よりも柔らかく弱々しいものは無いが、
それでいて固く強いものを打ち破ることにおいて水に勝るものも無い。
その性質を変えることのできるものが存在しないからである。

弱いものが強いものに勝ち、柔よく剛を制すとは世によく知られたことだが、それを行うとなると難しい。
そこで「道」を知った聖人は言うのだ、「国家の屈辱を甘んじてその身に受ける者、その人が国家の主であり。
国家の災いを甘んじてその身に受ける者、その人が天下の王である」と。
本当に正しい言葉は普通とは逆の様に聞こえるものだ。


英訳文
Water is the softest and weakest thing in the world. But it can break hard and strong things well. It is because water does not change its nature easily. People know that the weak can defeat the strong and the soft can overcome the hard. But they cannot do such things practically. So the saint who knows "the way" says, "A man who accepts national disgrace by himself, is the lord of the nation. A man who accepts national disaster by himself, is the lord of the world." The truth sounds opposite to common sense.


*弱くても大丈夫なのです 2012-12-29 伊勢ー白山 道
 記事全文http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20121229
老子の言葉 第七十八章
(独自の超訳)
この世に水よりも柔らかで弱々しいものはありません。
しかし、堅くて強いものを攻めるには、水に勝るものは無いのです。
水が持つ本来の性質を変えられる物など、この世には存在しないからです。

弱いものが強いものに勝ち、柔よく剛を制するとは、この世でよく知られることですが、それを行うことが出来る者がなかなか居ません。

以上のことから聖人は、
「国家の汚名を自分の身に引き受ける者、その人こそが国家を代表する神官であります。
国家の災難を自分一人の身に引き受けようとする者、その人こそが国家の真の王様である」
と言います。
本当に正しい言葉とは、普通とは逆の様に聞こえるものなのです。

原文
「天下莫柔弱於水。而攻堅強者、莫之能勝。以其無以易之。
弱之勝強、柔之勝剛、天下莫不知、莫能行。
是以聖人云、受國之垢、是謂社稷主、受國不祥、是謂天下王。
正言若反。」

(感想)
人類の歴史を見ましても、出現したどんな強国でも、それを構成していたのは一人一人では弱い民衆に過ぎません。
一人では弱い人間でも、「思いを1つ」に出来るか否かによって、その国家の強さが変わります。
自然界で水が最強であるのは、水同士は性質が同じだからです。
もし、少しでも性質が違う液体(油など)が水に混ざりますと、分離して棲み分けが自然と起こります。
しかし、棲み分けが出来ない場合は、異質なモノ同士が混ざり合い、全体が別物の濁った液体へと変化してしまいます。
それぞれが持つ本来の個性は低下してしまいます。

これと同じ現象が、一人の人間の心の中でも発生するのです。
自分自身のことを、ダメな奴だ、何をしても失敗する、自分のことが嫌いだ・・・・。
あるいは、あれが欲しい、こんな仕事は嫌だ、あいつを罵倒したい・・・・。
などなどと、次々と色んな思いが一人の人間の中で発生しているものです。
このように色んな思いが湧いている間は、その人間は弱いのです。
何においても、自分の実現力が弱く成るのです。漏電状態に成ります。

ところが、幸運な人物、事業の成功者、強い武道家、・・・・このような人々の中でも特に凄い人、達人ほどに共通することは、

*思いの志(こころざし)が1つでぶれない。
*考え込まない。雑念が湧かない無の心境で生活している。
*無の心境で、目の前の問題を常に見詰めている。

つまり、自分の中で雑念という分離が起こらずに、無心で居るという統合の状態でいる人間です。
分離の無い状態の心とは、本当に強い未知の力を呼び起こします。
自分の中の1つ1つの思いや感情は弱くても、全体で志を1つに統合している心は強い実現力を有するのです。
だから、生かされている感謝の思いを志のカギとして常に持つことは、非常に良いことです。

この章の最後の文は、理想的な王様、国家の代表者の取るべき姿が書かれています。
国家に汚点や問題が有れば、その全部を自分の責任だと心から思える人物。
国家や民衆に災難が起こらないように、代わりに自分が犠牲に成る覚悟をしている人物。
このような代表者が存在する国家は、末永く繁栄するのです。これを自分が住む国に当てはめて考えますと、よく分かります。
何時の時代でも、問題や災難が起これば家来や民衆の責任にして、さらに強権を発動する愚かな代表者が居るものです。その様な人物が支配する時代は、大変なことに成ります。

この最後の文章も、自分の心の問題に置き換えることが出来ます。
自分や縁者に関することで問題が有れば、他人の責任にせずに、自分の責任だと自覚出来る人は色んな意味で強く成れますし、改善することが可能です。
私が色んな相談を聞いていますと、最初から他人の責任にしている人、自分のこと以外に原因を探すことしか視点が無い相談者が多いです。
要するに自分自身の責任を考えない人が増えています。このようなタイプの人は、また違う問題や悩みが起こるのです。
自分自身を見詰めない限りは、幸運は逃げます。

自分自身が弱いと思う人間でありましても、良い志を持って、自己責任を持って、自分が出来ることを努力していけば絶対に大丈夫に成るということなのです。

生かして頂いて ありがとう御座位ます


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