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老子の霊訓6の後~純白のスーツの譬(たと)え~

2013-02-04 22:51:34 | 老子の霊訓
俺はシミをつくった、しかしこれは悪かったとは思わない――
そういう我意、我執です。自分の節に固執しているこうした姿なのです

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*レムリア・ルネッサンス推奨局 2008/07/30(水)ブログの記事
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老子の霊訓6の前~純白のスーツの譬(たと)え~のつづき
老子の霊訓6の後~純白のスーツの譬(たと)え
――  まあしかし、それができるものと、できないものとがいるわけです。
出来る人はそこに反省期というものを、自分自身で十分時間をかけて、そして本来の元居た自分の世界へと還ってくるのでしょうが、
そうでないものは、その反省もせず、現実の自分達の世界に居坐って、類は類をもって集まるの法則に従い、彼らは徒党を組み、さらに親分子分の関係をつくり、そのボスの言う通りボスに従って行動しているというのが現状ですが、
そういう彼らに神は自由を与えられているということが問題ではなかろうかと思うのですが……。

老子  しかし、少なくともパーテイ会場には入って来れないのです。その姿では入っては来れないのです。しかしそのシミだらけの服でね、いろんな街を放浪しているんです。しかし人にすぐ見つかってしまうのです。
――あすこに汚い男が来るよと言われる。それで、かまわないじゃないか、と最初は息巻いているのですが、いろんな人に指差されるとだんだん居られなくなってまた次の町へ逃がれて行きますが、そこでもまた同じようなことが繰り返されて次の町へと逃げていく。

こういうように彼らは安住するところのない可哀相な人達なのです。
それでもお父様にお願いしたくないと、反発しているのです。反抗心をもっているのです。
帰って来て、故郷に帰ってお父様にお願いすれば買って頂けるのです。

それをあくまでも自分の節を曲げないと、――俺はシミをつくった、しかしこれは悪かったとは思わない――そういう我意、我執です。自分の節に固執しているこうした姿なのです。
だからあなたは自由を許すというけれども、彼ら自身そんなに楽しければいいですよ、楽しければあなたの言うとおり自由ですよ、けれども彼らは楽しくはありません。

彼らの大部分は苦しいといっています。辛いといっています。それでも時折乱暴しているわけです。暴れているんです。
けれどもいま言った喩と一緒で、一つの村から村へ、町から町へ動く時に、やはり人々からいろいろ指を差されてですね、厭な感じを受けてまた居られなくなるとよそへ行く、こういうことなのです。

ただね、仲間が居るのです。似たようなのが居るわけです。穢い男がね、乞食や浮浪者のようなのが居る。こういった者とは話ができる。
浮浪者がね、もの凄い身なりをして居るわけです。ある町にはね。それを見ると男は胸を張って言うわけです。
――『俺は見ろ! 今はこれ汚れているけれども俺のスーツは純白だったんだ』こういって浮浪者相手に威張っているわけです。
ですから浮浪者の方は浮浪者の方で『ああこの人は今汚れているけれども、元着ていた服は、いい服みたいだ、キットいいとこの若旦那に違いない。

或いはいいとこの坊っちゃんに違いない――。』と、こういったことで敬まったりするわけですね。
これが地獄の親分子分の関係の姿です。しかし誰もそういうふうになりたいとは思わないでしょう。
何がよくて、何がよくないかということは、人々がそういうふうに憧れるかどうかということで決まると思うのです。


――  まあその程度で済めばいいのですけれども、彼らはさらに味方を増やそうとしてこの三次元に生活している者に憑依したり、彼らを誘惑したりして味方に引ずり込もうとそういう態度で餌物を狙っていますが。

老子  まあそれはね、こういうことなんですよ。彼らはパーティ会場に入ってくることはできないのです。
しかし、小窓が開いているんですね、パーティ会場には、そうすると、立食パーティをやっているわけです。食べているうちにまた、なかの誰かが純白のスーツ、純白のドレスを汚すことがあるんですね。

――あ、汚しちゃったなと、その人は思います。洗いに走ろうかなと思っているのですね、その時に窓から顔を出してですね、
『おいおいお姉さん。僕も、それ汚したけど気にしなくてもいいよ』『そのままでいいじゃないか、またどうせ汚れるんだからいいじゃないか』と、こうやって誘惑の声かけているんですね。

言われてみるとそうかなと思ってね、またそのシミのままで、またその立食パーティを続けている。
そのうちまたシミが付いちゃうと、また来るわけですね、
『いいじゃないか、いいじゃないか』と――すると、だんだんそのシミが拡がって、先ほど言ったのと同じことになるわけですね、だから彼らは誰かに小窓から、誘惑の囁きの声を送っています。
けれどもそれを聴くかどうかはね、その人自身の自由なのです。彼らも強制的にどうこうすることはできないんです。

もし地獄霊達が強制的にこの世の人間を狂わすことができるなら、この世の人間はほとんど狂っています。もう既に狂っております。
けれどもそうではありません。それは心に開いた小窓だけを通して彼らが話しかけることができるからです。その窓が大きくなっていると、勿論力ずくで浚(さら)うこともできるわけです。

で、その小窓とは一体何であるか、それがあなた方がよく知っている、
同類相通ずるの法則なのです。彼らと通じている部分がどれだけあるかですね、最初は少さな小窓なんです。
声が聴こえるだけです。それがだんだん開いてくるわけです。やがて自由に出入りできるような大きなドアになってくるわけです。
ここまでくると、さあどちらが悪いとも言えない面があるわけです。どちらもどちらという意見もあります。そういうことなんです。』


 ・老子の霊訓7~歓楽(かんらく)・煩悩(ぼんのう)即(そく)菩提(ぼだい)~ につづく
 ・老子の霊訓6の前~純白のスーツの譬(たと)え
 ・老子の霊訓1 人生とは砂中の宝塔を掘り起こす作業
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