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老子「第六章」道徳経

2013-02-10 21:17:37 | 老子「道徳経と伊勢白山道「道経1~37
谷神不死。「谷神(こくしん)は死せず。
万物を生み出す谷間の神は、とめどなく生み出して死ぬ事は無い。

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・老子「第五章「道徳経と伊勢白山道」道経 
第六章 *老子を英訳http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi01.html
・原文 「書き下し文
谷神不死。「谷神(こくしん)は死せず。
是謂玄牝。「これを玄牝(げんぴん)と謂(い)う。
玄牝之門、是謂天地根。「玄牝の門、これを天地の根(こん)と謂う。
緜緜若存、用之不勤。「緜緜(めんめん)として存(そん)する若(ごと)く、これを用いて勤(つ)きず。  

現代語訳
万物を生み出す谷間の神は、とめどなく生み出して死ぬ事は無い。
これを私は「玄牝(げんぴん) - 神秘なる母性」と呼ぶ。
この玄牝は天地万物を生み出す門である。
その存在はぼんやりとはっきりとしないようでありながら、その働きは尽きる事は無い。 

英訳文
Valley goddess who produces all things never dies. I call her "mysterious motherhood". Heaven and earth appeared from her gate. Her existence is vague and obscure. But she is producing all things unceasingly.


*老子は、ただの堅物ではなく柔軟である  2012-08-29
  伊勢ー白山 道 記事全文http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20120829
老子の言葉 第六章
(独自の超訳)
万物を構成する陰陽において、陰の深い谷の割れ目に住む神は、不老不死なのです。
この不可思議な神を、私は女性神と呼びます。
この女性神の割れ目の入り口(谷の門)から、この世の全てが生まれます。
何歳に成っても、この門の働きだけは青春を維持して、枯れることがありません。

原文
「谷神不死。是謂玄牝。玄牝之門、是謂天地根。緜緜若存、用之不勤。」
(感想)
この第六章においては老子が、
まあ君たちに、難しい事ばかりを説明しても疲れるだけだろう。ところで、私も含めて全員が女性“だけ”から生まれることを、君たちは不思議に思わないのか?」
と、語り掛けるように感じます。

私たちは、それがアタリマエとして不思議に思わない物事が、世の中にはたくさんある訳です。
しかし、幼児の時は「それはなぜ?なんで?」と気付いているわけです。
そして年齢が進むにつれて、アタリマエという先入観に染められて行きます。
コノ世の学問も、それが決まり・アタリマエとした上で「覚えて」いきます。果たして、このアタリマエを記憶する学問が正しいのでしょうか?
公式に間違いや、不足点は無いのでしょうか?
老子の生きた時代から数千年が経過しても、人類は精神的に何も進歩していませんから、根本的な間違いが今のアタリマエには在るのでしょう。

人間は目も2つ、鼻の穴も、肺も腎臓も、金玉、卵巣、手足、・・・・コノ世のすべてにおいて2つの「陰陽」が意識されて創造されています。
老子は「陰・陽」を語り、
日本の空海は「胎蔵界:たいぞうかい」・「金剛界・こんごうかい」という2つの世界から構成されるのが、コノ世の秘密(密教)だとしています。

老子が言う「陰」=空海の胎蔵界(見えない世界)。 「陽」=金剛界(見える世界)。
空海が「胎」という母体をイメージさせる言葉を選ぶのも、やはりその性質を意味しています。
このような視点を持って、今日の老子の言葉を再び観ますと、

コノ世で物事(仕事・家庭・勉強・・・・)を成すには、
まだ形に成らない、見えない段階において、
自分が希望する物事に対して母性的な“愛情”を持つことが大切であり、それが“始まり”を生み出すのです。
男性も含めて全員が、自分の希望に対して他者に願うよりも、まず自分の愛情を向けて見ることが大事ですよ。
これが、それを現実化させるエナジーと成ります。」
このように浮かんで来ます。
皆さんの生活において、参考にして試して頂ければ幸いです。

(太平洋に面した国々において、地震が頻発していますから、今週も防災意識を持って過ごしましょう)

生かして頂いて ありがとう御座位ます


*対立する者同士でも安心すること 2017-08-17
老子の人生論 伊勢ー白山道 記事全文
 http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20170817
参考記事:老子の言葉 第六章「老子は、ただの堅物ではなく柔軟である」

「老子の人生論」第六章

万物を生み出す所は、深い谷間の奥にこそ在ります。
つまり宇宙は、陰陽という2つの違う方向から流れて来たモノ同士が交わる交点に出来る、奥深い穴からコノ世のすべてが生まれ出続けています。

その穴からは、常に若い常若(とこわか)なる神秘な気が流れ出ています。
それはまるで、静かな母性のような気なのです。
母性の気は永遠に尽きることが無く、万物を生み続けています。今でも。

(感想)
山の斜面の谷間を想像して見ましょう。
違う斜面同士が、違う方向から流れて来て、下方で交わり接点を持ちます。
その山の斜面に在る谷底にある穴から、細い湧き水がチョロチョロと下方に流れて行く訳です。
この水が斜面を流れるに従って、いずれは大河と変わります。

なるほど、大河の水も、初めは高い山の斜面の谷間の底に在る、湧き水の穴から生まれ出ています。
ここで大切なキーワードは、

* 「違う斜面同士が、違う方向から流れて来て、下方で交わり接点を持つこと」

これが重要に感じます。

・ 違う生まれの男女同士が、違う地方から都会に出て来て出会う。そして結婚し、子供が生まれる。

・ 社内で、違う意見同士を戦わせて、妥協点からヒット作品が生まれる。

このように陰陽の相克(そうこく:対立・矛盾する二つのモノ同士が、 互いに競い合うこと)から、神秘なる新しいモノが生まれます。

これを逆に言いますと、
* 同じ方向に流れる斜面同士は、いつまで経っても接点が生まれず、谷間が出来ずに、平行して流れて行くだけです。何も新規のものが生まれないのです。

これはつまり、
・ あんな人は嫌い。
・ どうして夫婦になったんだろ?
という陰陽の者同士のほうが、接点という谷間を持てた場合、神秘なる新規が生まれるということです。

たしかに、男同士、女同士、という同じ方向に流れる斜面同士では、子供は永遠に生まれません。
対立する、違う流れ同士のほうが、何かが生まれる訳です。
老子は、これが宇宙というものだ、とこの項で説明しています。

しかも、谷間には、穴が在り、そこから永遠の若さを失わない気(水でも良い)が流れていると言います。
この示唆からは、実際の宇宙のブラックホールから新規のモノが流れ出ているとも言えます。
これからの宇宙科学が証明するかも知れません。

しかも老子の遊び心は、その神秘なる穴は女性的だと表現しています。
なるほど、人体を考えて見ますと、違う方向から流れて来る足は、その両足が交わる交点には・・・・止めておきます。

つまり、本当の真理とは、宇宙の姿から、人間の姿に至るまで、すべてに統一性があり、矛盾しない訳です。本当に凄いことです。
人体の外部も内部も、まさに宇宙の姿を表現していると言え、人体を研究することで宇宙のことが分かる時代が来ることでしょう。

・ 大を知りたければ、小を知ることで分かる。
・ 嫌いな者同士こそ、何かが生まれるかも知れない。
・ 違う意見同士が有っても良い。その方が良いモノが生まれる。

老子が明記した「谷間」から、違う斜面同士で谷間が出来ることに気付くことで、宇宙の新たな一面に気付けたと思います。
・ 違う方向性同士でも交点を持てることで、新規の穴が開き、何かが生まれる。
このようなことを参考にして頂ければ幸いです。

生かして頂いて 有り難う御座います


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