怖い 祭 その２

僕の住む地域では、厄年の男は「にわか」といわれる変装して春祭りで獅子のまわりを歩き回る。
鬼、ひょっとこ、おかめ、天狗などのお面をかぶり衣装を着る。
たとえ家族でも自分が何になっているか知られてはならないので、振る舞い酒はストローでお面の隙間から飲むのだが、とても酔っぱらう。（経験者談）



ちなみに獅子引きは小学校5年生で、舞う娘は処女ということになっている。
地区役員のおじさんたちが、あそこの子は処女だろうかと真剣に話し合うのは傍目には滑稽だが、ご本人たちはかなり真剣なのである。



FUJIFILM FINEPIX X100
鬼で泣き始めたら、おかめでもひょっとこでも子供は泣くばかり。
父にすがり付いても、泣かしてしまうのだ。
この日ばかりは泣く子を見ても周囲も笑うばかりだ。

2枚目と3枚目は携帯電話のカメラにて撮影