数日前、車で帰宅途中のこと。
オフィスを出たところに、山のゆるい斜面を下る道がある。
ゆっくりすれ違える程度のその細い道の先に国道がある。
その細い道は曲がっていて道路照明が無く蔵が遮るので、月明かりがある日でも暗い。
その真っ暗な道に痩せた老いた男性が正座をして座っていた。
膝を揃えて両手を太股に乗せて、こちらに向かって座っていた。
暗い道で、ヘッドライトに照らされて、老人はそこに行儀よく座っていたのだ。
「危ないなあ・・・」
ヘッドライトが無ければ真っ暗だが、左に弧を描くカーブの運転手側だから、誰だって見えてるはず。
翌日その話をしたら、誰も気が付かなかったらしい。
でも、ちゃんとそこにいた。
ほんとにそこにいた。
SIGMA DP2
文章と真反対な、田舎のバス停
追記:
本日別の社員にもたずねたけれど、やはり見てなかったそうだ・・・
オフィスを出たところに、山のゆるい斜面を下る道がある。
ゆっくりすれ違える程度のその細い道の先に国道がある。
その細い道は曲がっていて道路照明が無く蔵が遮るので、月明かりがある日でも暗い。
その真っ暗な道に痩せた老いた男性が正座をして座っていた。
膝を揃えて両手を太股に乗せて、こちらに向かって座っていた。
暗い道で、ヘッドライトに照らされて、老人はそこに行儀よく座っていたのだ。
「危ないなあ・・・」
ヘッドライトが無ければ真っ暗だが、左に弧を描くカーブの運転手側だから、誰だって見えてるはず。
翌日その話をしたら、誰も気が付かなかったらしい。
でも、ちゃんとそこにいた。
ほんとにそこにいた。
SIGMA DP2
文章と真反対な、田舎のバス停
追記:
本日別の社員にもたずねたけれど、やはり見てなかったそうだ・・・