おいしいお茶を。

お茶を傍らに。日々の些細な出来事やニュースなどをゆるゆると。

D案?

2009年05月15日 | 時事
D案に「憤り」と緊急声明―臓器移植患者団体連絡会など(医療介護CBニュース) - goo ニュース

5月14日付医療介護CBニュースより
---------------
現行法と同じく、臓器提供をもって初めて脳死を人の死とするため、親が子どもの臓器提供を考える場合、「まだ亡くなっていない子どもを、親の承諾で死んだことにしてしまう」と主張している。その上で、「この場に及んでWHO(世界保健機関)を無視し、現行法の下で起こっている諸問題の解決策にもならない」D案が提出されようとしていることに、「強い憤りと驚きを禁じ得ない」とし、A案の速やかな採決を要望している。
---------------

そのD案って何?と検索して見つけたのがこちら。
どうやら14日に確定した話のようです。↓
臓器移植法改正 年齢制限をなくし、臓器提供時のみ脳死を「人の死」とするD案提示

5月14日付FNNニュースより
---------------
現行法では、臓器提供は15歳以上、脳死に関しては、臓器提供時のみ「人の死」としている。
これに対し、これまでのA案は、年齢制限は設けず、脳死については「人の死」とするもの。
そしてB案は、年齢制限を「12歳以上」としている。
これに対し、今回のD案は、年齢制限をなくし、臓器提供時のみ脳死を「人の死」と定義することで、いわばAとBの折衷案ともいえる形で、さらに15歳未満に関しては、家族の同意に加え、第3者機関の承認を義務づけるなどとしている。
---------------

WHO(世界保健機関)が外国での移植禁止を打ち出してから、やっとのことで
改正案と議論が出てきた臓器移植法。
このD案って当事者には相当厳しい選択をせまることになると思うのですが・・・
何故今更D案登場?本当に折衷案ですか?
国会(というか自民党)は何から逃げたいのでしょうか。
議員や議員に関わる人の中に誰一人として、臓器移植の必要にせまられた人が
いなかったのでしょうか。
軽々しく話題にできることではありませんが、当事者だけに重い選択をせまり、
その後の人生に大きな影響を与えるかもしれない後出しの案はやめましょう。