おいしいお茶を。

お茶を傍らに。日々の些細な出来事やニュースなどをゆるゆると。

原爆症

2008年03月17日 | 時事
<原爆症認定>厚労省の新基準確定 爆心地から3.5キロ以内、修正要求応じず(毎日新聞)

3月17日付毎日新聞より。
----------
従来の審査は、浴びた放射線量から病気になる可能性を割り出した「原因確率」のみで実質判断され、爆心地からおおむね2キロ以上離れて被爆していると、原因確率が低すぎるとして、認められるケースはほぼなかった。

新たな審査方針は、原因確率が低い場合でも、がん、白血病、心筋梗塞(こうそく)など5種類の病気に該当し、(1)爆心地から3・5キロ以内で直爆(2)原爆投下から100時間以内に2キロ以内に立ち入り(3)100時間以降でも2キロ以内に1週間程度滞在――のいずれかに当てはまれば認定する。さらに、これ以外の病気でも、病歴や健康状態から個別救済を図る。新基準に沿った年間認定者は、これまでの約10倍の約1800人に増えると見込まれる。
----------

終戦から60年以上が過ぎています。
それなのにまだ認定するかどうかのレベルなのですか?
この間、一体何人の方が原爆症と認定されないままに亡くなったのでしょうか。
全ての原爆被害にあった方が亡くなるのを待っているのでしょうか。
厚生労働省の牛歩戦術(?)は、時間切れを待っているとしか思えません。

厚生労働省って一体何をする省なのでしょうね。
私たちの生活に直結する仕事が多いところです。
それだけに、他の省よりも厳しくみてしまうのかもしれませんが、職員の方々は
「何のために」「誰のために」仕事をしているのか、肝に銘じていただきたいと
願っております。

「生活のために」「健康のために」「国民・住民のために」ですよね?

チベット自治区

2008年03月17日 | 時事
中国、チベット騒乱の武力鎮圧を否定=死者、暴徒の殺害で13人(時事通信) - goo ニュース

3月17日付時事通信より。
----------
中国チベット自治区のシャンパプンツォク主席は17日、北京で記者会見し、暴徒が罪のない市民13人を焼き殺すかめった切りにして殺したと語った。同主席は「私は責任ある当局者として、銃の発砲は絶対になかったと言うことができる。人民解放軍は事件への対処に全く関与していない」と述べた。
(中略)
一方、インド北部ダラムサラに本拠を置くチベット亡命政府は16日、チベット人80人が死亡したことを確認するとともに、死者数は恐らく100人を超えるのではないかとしている。目撃者、住民、それに香港のテレビは、ラサに大規模な治安部隊がいると伝えている。
----------

中国のチベット自治区で暴動が続いていますが、ここにきて中国は正式な見解を
やっと出しました。それがチベット自治区主席の上記の発言。
中国軍の関与は全く否定していますが、本当のところは違うのではと穿った
見方をしてしまいます。
というのも、中国がチベット自治区を制圧し(と書くと反発も予想されますが)
ダライラマ14世がインドに亡命したまま戻れない現実があるからです。
インドに置かれた亡命政府には亡命者があとを絶たないとか。
事実はおそらく後半に引用した目撃者や住民の話のほうが近いのでしょうね。

何の理由もなく突然暴動が起こったとは考えにくいですね。
今まで押さえ込まれてきたチベット族の人々が何かをきっかけに、今回の事態に
発展したと考えられます。
ただの推測でしかありませんけど。
インドに置かれた亡命政府はぜひ真実を明らかにしていただきたいと思います。
(それすらも可能な状況なのかわかりませんが・・・)