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日産自動車

2007年03月17日 | 時事
日産ゴーン社長、経営戦略に専念 業績反転へ新体制(産経新聞) - goo ニュース

3月17日産経新聞より引用。
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日産自動車は16日、役員体制の見直しを発表した。カルロス・ゴーン社長兼
最高経営責任者(CEO)は4月1日から、アメリカ市場担当の職務から外れ、
仏ルノー社長の立場とともに経営戦略に専念する。日産は国内2工場の減産を
決めるなど、国内外で販売が低迷している。中期経営計画の最終年である新年度を
新体制で迎えることで、業績反転を狙う考えだ。

アメリカ市場はゴーン社長に代わり、西川廣人副社長が担当。志賀俊之最高執行
責任者(COO)もこれまで日本市場と中国などの一般海外地域市場の担当を兼務
していたが、日本市場に集中する。一般海外地域はコリン・ドッジ欧州日産自動車
シニアバイスプレジデントが担当する。

これらの職務変更とともに、経営会議のメンバーを現在の7人から9人に増員。
取締役を現在の9人から10人に増員する。
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日産自、販売不振に対応して役員体制を変更(ロイター) - goo ニュース

3月16日ロイター通信より引用。
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日産自の2006年国内販売は、スズキ<7269.T>と三菱自動車工業<7211.T>から
OEM(相手先ブランドによる生産)供給を受けている軽自動車を除くと、前年比
16.8%減の63万2047台と振るわなかった。国内の軽自動車を除く普通・
小型車市場における日産自のシェアは、前年比2.3ポイント減の17.0%に
下落した。
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好調のトヨタやホンダに比べ、若干日産は苦戦気味ですね。
最近はよくTVでホンダの福井社長の発言を目にするような気がします。
ゴーン社長就任後、今年度初めて減収になる可能性もありということですから、
これらの手を打っておくのは得策でしょう。
結果的に吉と出るか凶と出るかはこれからの役員態勢にあると思います。
それにしても国内の2主力工場での減産体制は現場生産ラインの士気を落とすかも
しれませんね。
生産ライン以外の部署は逆に忙しいと思いますが。
(戦略を練ったり効率的に作業を進める方法を模索したりとか)

ゴーン体制になってから初めてといっていい試練。
社長就任以来、不死鳥のごとく蘇った日産はまた盛り返すのでしょうか。
それとも大企業病が完全に払拭されていなかったのでしょうか。
経営陣に危機感はあるようですので、その点では可能性はあると思いますが。

ホリエモンの判決

2007年03月17日 | 時事
堀江被告に実刑判決 「狙い撃ち」論一蹴、錬金術明確に「ノー」(産経新聞) - goo ニュース

3月17日産経新聞より引用。
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ライブドア(LD)前社長、堀江貴文被告(34)を懲役2年6月の実刑とした
16日の東京地裁判決は、堀江被告が繰り返してきた「(自分が)有名になった
ので、検察に『狙い撃ち』された」との主張を一蹴(いっしゅう)した。
東京地裁が「粉飾額は小さい」としながらも実刑を選択したのは、「成長企業と
見せかけるための粉飾」がマーケットに与えた悪影響の度合いを重視したためだった。

 公判の主な争点は(1)事件の主導者は誰か(2)投資事業組合を使った自社株
売却益は売り上げに計上できるのか(3)堀江被告は架空売り上げを指示したか
(4)株価の維持、上昇のためにうその情報を流した偽計・風説の流布があったか
-などだった。

 判決は、堀江被告のLD内での位置づけを「創業者で、犯行時は唯一代表権の
ある社長だった。絶大な権限があった」と認定。ただ、自社株売却益の還流計画は
元取締役、宮内亮治被告(39)が中心だったと判断し、宮内被告らとの共謀関係
だったとするにとどめた。
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3月17日付・読売社説(1)(読売新聞) - goo ニュース

3月17日付読売新聞社説より引用。
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ライブドア事件では、証券取引や企業監査の様々な問題も浮き上がった。

結果的に、証取法の抜本的な改正が行われ、粉飾決算など不正な証券取引に対する
罰則は大幅に引き上げられた。投資ファンドの透明化も図られることになった。
また、公認会計士法の改正による監査制度の改善も進んでいる。

しかし、これで法の抜け穴を突くような取引がすべて封じられる訳ではない。
証券取引等監視委員会や証券取引所の監視機能の強化は重要な課題だろう。

1審は半年余りで終了した。大型経済事件としては異例の速さだ。控訴審にも
同様のスピード審理を期待したい。
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判決から一夜明けて、早くも社説にも登場してきましたね。
それだけこの事件の余波は大きかったといえますし、ホリエモンの存在自体も
相当の影響を各方面に与えていると思います。
NHKではライブドア元幹部のインタビューまで取って、放送してましたね。

判決の最後に裁判長が発言したという内容が印象的です。
障害を持つ方が非常に励まされたと言っていたとのお母様からきた手紙を紹介し、
「あなたの全てが否定されたわけではない。罪を償い、また出直してほしい」
といった内容。
彼の心にはどれくらい響いたのでしょうか。