土手に着いてぐるり空を見渡す
東南の空だけやや明るい
神社の前で振り返ると
厚~い雲の隙間から真っ赤な太陽
瞬きする間に飲み込まれてしまった
昨夜の雷雨襲来で堰は沈んだまま
カワセミくんは川に背を向けて ちぃちぃ~
近くに相方がいるんだろうな・・
目を凝らしても見つけられない
暫くしてやって来たのは田んぼの奥から
全く何処にいたんだか・・
2羽で仲良くいつもの林に消えた
帰り道
遠くから聞こえてきたあの歌声は
喧し鳥のガビチョウだ、久しぶり~
大きな木のてっぺんや電線
対岸の藪にも、総勢3羽の大合唱
~な、なんですかね、あの鳥は~
耳を塞ぎながらの散歩人さん
ああ、陽が出てればなぁ
あの白い眉をみてもらえるのにね
後ろの川面には泳ぎ上手のイタチ
益々磨きがかかって す~いすい
その横を泳ぐように飛んでゆくカワセミくん
この光景は私だけの風物詩