棘

いつもの朝
いつもの時間
いつもの場所に
まるで置物のように
いつも通りのカワちゃん

世はことも無し
と言いたいけれど
事件や事故は目白押し

我が身でも届いた２通の封書と
真夜中の電話の文字や言葉が
ちくちくと胸を刺す

さて明日の朝、この棘をカワちゃんは
抜いてくれるだろうか・・

朝焼けはキレイだったのに

今朝は辛い光景を見てしまった

用水路脇に立つアパートの壁にツバメの巣
「ステキな新居だね」
セッセと毎日食べ物を運ぶお母さん

今朝は何やら鳴き声が慌ただしい
小走りで駆けつける
田んぼでカラスが何かを啄んでいる
それを目がけてお母さんツバメが威嚇ダイビング
キイッキイッと必死に果敢に飛びかかる

カラスはそれをうるさそうに撥ね退ける
・・赤ちゃんツバメがいるんだろうか・・
加勢のツバメが数羽来るもどうにもならない

用水路が邪魔をして助けようもない
反対側も田んぼでままならない
ツバメ軍団が何とか追い払いはしたけれど
間に合わなかったようだ・・

見晴らしが良くて餌場も近いけれどリスクも大きいんだね
住宅地のそばに巣を作る意味が良く分かった

帰ってテレビを見ていたらオジロワシが水鳥を襲い
がっしりと掴んで大木の枝で食べていた

我が身を含めた人間の所業を顧みたら
カラス憎し、の気持ちが少し揺らいだ

朝焼けの朱色が目に痛い・・・

もやもや日和

はっきりしない天気が続く
負けずに体調もはっきりさっぱりしない
昨夜は景色がゆらゆらしてきたので９時過ぎに就寝

３時過ぎに目覚めてしまい読書
４時を回って薄明りのなかいざ散歩へ

今日は土曜日
いつにも増して人っ子ひとりいない

錆びたフェンスにカワちゃんがポツンと待っててくれ・・
いやいや用水路を睨みつけていた
「どう　今日の調子は」
「まあまあだね　アンタが来るまでは」
・・・いつもこんな感じ
用水路のカワちゃん　ホントに愛想ないよね～

帰り道、用水路脇のガマの穂畑の「バン」に会う
「真っ赤なクチバシがきれいだね」と言ったら
うふふ、と尾羽を揺らしてくれた

カルガモファミリーの気配がないのが心配





　

用水路は大賑わい

今朝は小雨空

迷ったけれど１間遅れで５時半に出発

やっぱり いたね　カワちゃん

ガマの穂畑にはカルガモファミリーも

昨日は確か１０羽いた筈の赤ちゃんカモが８羽しかいない
朝寝坊なら良いんだけど・・

おせっかいは禁物

今日のカワちゃん
用水路の真ん中に健気に立つ木の枝から
何度も飛び込むけれど・・あと一歩

つい　「ちょっと場所を変えてみたら？」と
声を掛けたら　ひと睨みして飛んで行った
ごめん　そういう日もあるよね

それにしても用水路のカワちゃんは貫禄あるなあ