本大好き・音楽大好き

図書館と古本屋さんをipodを連れ合いにして歩くのがほぼ日課

フルネームはホーキングハカセ。

2006-05-23 22:58:59 | Weblog


  ホーちゃんは今風に云うならミックス。
 白い柴犬が混ざり混ざった雑種犬。
 特別可愛くもない。 愛想も絶無。
 躾もしなかったんだけど何もしない。
 お手もしない お座りもしない。
 あ、でもそれは無理かも。
 だってホーちゃんは三本足。
 その昔、無謀にも電車とケンカして敗れ
 小指どころか後ろ足一本詰めさせられた。
 命の恩人は息子。
 見知らぬ人の助けを借りて病院へ運んだ。
 
 今ホーちゃんは十七歳。
 白内障で殆ど盲目。 耳も遠い。
 かつてのあの疾風のような走りは夢のまた夢。
 よろよろと後ろ足を引きずって歩く。
 
 ホーちゃんと私はもともと相性が悪かった。
 食事の世話も散歩もしたけど
 なんか可愛くないんだよね。。。。

 ホーちゃんもひたすら「命の恩人大好き」モードで
 私にはずっと他人行儀だし。

 それなのに。
 ホーちゃんが愛しくなってしまった。
 ぎゅっと抱きしめて
 「ホーちゃん大好きっ」
 なんて恥ずかしいことをしょっちゅうしてしまう。
 可愛いな~とは思わないんだけど、愛しい。
 でも私の片思い。
 抱きしめる度に
 「ま、またなの?」
 とホーちゃんの体が固まる。切ない。
 私ってばホーちゃんの老いに自分を投影してるのかな。
 同病相哀れんでるのかな~
 それでホーちゃんに疎まれてるのかな。
  
 明日は前向きな気持ちで抱きしめてみよ。
 
 
  
 
 

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飛ばし読み

2006-05-22 22:47:52 | Weblog

「震度〇」横山秀夫著
  真ん中飛ばしをして読んでしまった。。。
  う~ん。面白くなかったな。。。
  横山作品大好きなんでややがっかり。
  「クライマーズ・ハイ」などで感じた臨場感や
  読み進めてゆく勢いが私の中に生まれて来なかった。
  なんでかな。
  例によって警察内部のキャリア・ノンキャリアの抗争に
  阪神淡路地震、夫婦のあり方?等織り交ぜての
  展開はなかなかなんだけど・・・ちっともググッとこなかった。
  なんでかな。  
  登場人物の中に魅力的な人が居なかったからかも。
  むかむかいらいらしてまで読みたくないもんね。
        あ~あ。
  
  

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武士道

2006-05-21 12:35:24 | Weblog

ひさしぶりの大快晴。
  
  一週間何も書けなかった。
  書きたいこと、誰かに読んでもらいたいこと、
  いっぱいあったのに。。。。。
  そういう時は書けないものなんだ、ブログって。
  私のブログなんて誰も読むわけないのに
  なんだかね。。。。
  
  遅まきながら「国家の品格」を読んだ。
  共鳴出来る部分が多くてちょっと嬉しかった。
  全編に流れる「武士道精神」には全く同感。
  この本がベストセラーになるということは
  日本もまだまだ救いがあるかな~
 
  あ、でも自分の言いたいことを代弁してもらって
  「あ~スッキリした」で終わる可能性大だよね。日本人て。
  。。。ハイ。ワタシのことです。

 

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いつもの朝に

2006-05-12 20:42:02 | Weblog

「いつもの朝に・今邑彩著」2度目の読了。
 1度目はあまりのドラマチックさに一気読み。
 400ページそれも2段組の本を、数日間で
 2度も読むなんて初めて。
 ーー犯罪者の遺伝子を受け継いだ子どもは
 果たして罪を犯す確立は高いのか、それとも
 環境さえ良ければ遺伝子は関係ないのか・・云々。ーー
 テーマとしてはかなり重いんだけど、今邑作品は
 読み易いのでするすると読める。
 主人公兄弟の顛末が気になって一気読みして
 しまったけれど、想いの外の大団円を迎えてみると
 さて作者の言いたかったことや宗教観?等の
 読み込みがおざなりだったな~と再読。
   
 宗教観は私もほぼ同意見。
 平たく言えば「神はそれぞれの心の内にある」ってことかな。
 上記のテーマ、「環境」と「遺伝子」の問題は
 私はこれまで「遺伝子」派を自認してた。
 もちろん遺伝子だけが人格を形づけるとはさすがに
 決め付けてはいないけど、生まれ持った性格が
 かなりの部分を占めてるんじゃないかと思ってる。

 この物語はある宗教者が周囲の反対を押し切って
 犯罪者の父を持つ子を慈しみと正義の環境の下に育てる
 ところから始まる悲劇の連鎖・・・。
 家族愛、兄弟愛、宗教の無力さ・・等々。
 登場人物もそれぞれに魅力的だけれど(悪人は約1名)
 一番感情移入し未だに抜け切れないのは
 罪を犯してしまった少年への切なさかな。。

 ★これは映画化されても観ないな。多分★
           
 
 
  

 


   

   
   

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ジャクちゃん

2006-05-11 23:52:55 | Weblog


  夜。岩合さんの写真集「きょうもいいネコに出会えた」を
 読んでいたら、昨年20歳を目前に逝ってしまった
 愛猫「ジャクソン」を思い出して号泣してしまった。
 岩合さんの写真はいつも優しい。
 
 ひさしぶりに大粒の涙を流してみると
 流してしまいたい思いが次から次へと。。。
 おかげで余計なつぶつぶが洗い流されて
 大事なものが見えてくる・・ような。
 
 ジャクちゃん。感謝。合掌。

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